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2004年09月22日
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テーマ: 法律(509)
カテゴリ: 憲法




人権の分類の仕方にはいろいろありますが、
とりあえず、以下の通りに考えてみましょう。

そもそも人権とは絶対王政に反抗するところから産まれました。
つまり、王が絶対的な権力を持って国民を虐げたことに対する
反抗が人権の萌芽なのです。
王に対して「虐げないでくれ、自由にしてくれ」と自由を
求めて国民が蜂起し、革命に成功し、自由を手に入れました。
このように、国家に対して自由を求める権利、すなわち
自由権が人権の第一歩といってよいでしょう。

さて、国民は自由権を手に入れましたが、
国家機関がなくなったわけではありません。
とすると、国家機関は国民を虐げることはなくなったものの、
相変わらず国家機関は国民の手の届かないとところで
何かやっています。しかし、そもそも国家機関は国民の
税金から成り立っています。とすれば、国民は自分たちの税金が
正しく使われるように自分たちの手で政治をしたいと考えるように
なります。
そこで、国民は、「政治に参加させてくれ」と国に求めるように
なります。
このように、国家に参加する自由、すなわち参政権が産まれたのです。

さて、国民は自由権も、参政権も手に入れました。
これで十分でしょうか。
資本主義が進むに連れて経済的な不平等が進んできたのです。
自由権がある以上、経済活動も自由ですから、力のある者は
ますます力をつけ、力の無い者はますます没落していくことになります。
これでは、いくら自由があっても没落する自由を保障されたも同然であり、生活は不自由になる一方です。
そこで、国家に対して「いくら自由といっても、これでは生活は不自由になる一方だ。だから国家の側で何とかしてくれ」と
国家に対して生活の自由が得られるような作為を求めるようになりました。
本来の自由権は、国家に対し「何もしないでくれ」だったのに、
この自由は国に対して「何かしてくれ」と国による行為を求めているのですから、もはや「自由権」とは違う権利と考えた方が良いでしょう。
このように国家による自由、すなわち社会権が産まれたのです。

以上の通り、人権の各論を大雑把に分けると、
自由権・参政権・社会権に分けられます。
私もこのような分類に従ってお話していこうと思います。






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最終更新日  2004年11月17日 20時32分43秒


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