マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.06.02
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 12時半、私達が乗った「ぺがさす号」が塩竃観光桟橋から出港。19トン80人乗りですが貸切での運航です。私はY田さんと一緒に一番前に陣取りました。船長のすぐ横なので、操縦する様子が良くわかります。窓に雨粒がつき、空には黒い雲。視界は良好ですが船用のナビが作動し、船が今どの位置を走っているかが分かるのです。そして島に近づくと、今度は観光案内用のテープが流れます。

 船中から先ほど休んだ多聞山が見え、そこで眺めた地蔵島や馬放島の直ぐ前を横切りました。宮城県の東部に広がる仙台湾の奥まった場所が松島湾で、ここに有人無人の260ほどの島が点在しています。松島湾の一角が塩竃湾で、昔は千賀浦(ちかのうら)と呼ばれていました。塩竃には千軒の家があった(千家=ちか)からとか、国府の多賀城に近(ちか)かったからとの説があります。

 松島は日本三景の一つで、芭蕉が弟子の曽良と共に訪れたことで有名です。陸路が険しかったため、主従は塩竃から松島まで舟で渡ります。私達が乗ったコースはそれに因んで、「奥の細道周遊コース」となっています。

 さて、芭蕉が「松島や ああ松島や 松島や」と詠んだとされるのは有名な話ですが、これは後世の作り話。また絶景のあまり句が詠めなかったと「奥の細道」にあるのも嘘なのです。弟子の曽良の日記には、芭蕉が松島で詠んだ 「島々や 千々にくだけて夏の海」ほか3句が記されています。

 船の外で何やら騒がしい声。そして空には飛来するカモメの群れ。誰かがカモメに餌を上げたのでしょう。E名さんが羨ましそうな声を出したので、東京のN山夫妻からもらった「カッパエビせん」を彼女に譲りました。喜んで早速餌付けに行ったようですが、「カモメに指を突かれた~!!」と、誰かが騒ぐ声。

 2つの小さな島の夫婦島、丸い形の鍋島、仁王に似た仁王島、有人の桂島、鐘の形をした鐘島、木目のような材木島、七福神から名を採った大黒島、布袋島、恵比寿島、かつて多くの僧が修行し、石窟がある雄島、赤い橋でつながれた福浦島など、大小様々の美しい島々を間近に観られて幸せな50分間でした。五大堂が目の前の松島桟橋で下船し、レストハウスでトイレ休憩です。



 ところが速い人ばかりでなかなか追い着きません。追い着いた時にはコースから大きく外れていました。慌てて呼び止め、海岸に沿った裏道を案内したまでは良かったのですが、途中で迷子に。何と道が海に出て行き止まりになっていたのです。通りかかった地元の方に聞いて、ようやく本来のコースへ。高城川を渡り必死に後を追いかけたのですが、なかなか皆の姿が見えないのです。<続く>





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Last updated  2010.06.02 19:46:17 コメント(6) | コメントを書く


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