マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.06.17
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 股関節痛と暑さに耐える峠道  >


 田んぼの上でラジコンヘリコプターが飛んでいたのは20km過ぎだったか。きっと農薬でも撒いていたのだろう。コースは涼しい朝もやに包まれて走り易いのだが、既にかなり汗はかいている。時々エイド・ステーション(以下AS)に立ち寄って水を飲み、食料を口にする。気温が高くなると予想される今年は、まだ前半にも関わらず大量の「かけ水」が用意されていた。

 食べ物の内容も去年までと違う。お握りが酢飯になったのもその一つだし、今年から設置されたスペシャル・エイドには、釜石の塩、キュウリと味噌や漬物など岩手県産品の食べ物が用意されていた。一昨年、このブログを通じて改善方を申し入れたことがあるが、こうして改善が実現するのは、エネルギーの補給を全面的にASに頼るランナーにとってはとても有難く、嬉しいことだ。

 40km地点周辺で乳酸菌飲料を買って飲んでいる目の前を、仲間のM井さんとY田が通過した。2人とも好調そう。M井さんにはこの後追い着くことが出来なかった。41km辺りではT田さんが私を抜きながら、いつものように写真を撮ってくれた。ありがとうね~T田さん!!

 だが、35km付近から私の体には異変が生じていた。右の股関節が痛むのだ。無意識に腰をかばって走っているせいかも知れない。この痛みは危険なサインで、痛みが強く持続するようなら走ることは無理になる。一昨年は35kmから約10kmの間、両股関節が痙攣し、結局86.3kmの関門でリタイヤせざるを得なかった。

 頭から水を被るついでに、「駄目元」で腰と膝にも水を掛けて見た。それが功を奏したのか、徐々に痛みが薄らぐ。だが、暫く走るとぶり返す痛み。また患部に水を掛けて冷やす。頭から落ちる水や腰のタオルハンカチに含まれた水も、股関節を冷やす効果があったようだ。

 コースはいよいよ花巻市に入り、なめとこ街道沿いの温泉街を過ぎる。志戸平温泉前の気温表示は19度で、まだ走り易いのが助かる。新鉛温泉を過ぎ、豊沢ダムの堤防を渡ると小さなトンネル。ここを抜けると44.2km地点の第9AS。いよいよコース最大の難所である山登りの始まりだ。おまけに急に気温が上がり出した。日向は恐らく25度を超えているはず。



 続いて歩いているH多さん発見。まだ朝方の涼しい頃に私を抜いて行った、あの勢いは既にない。急な登りと気温上昇がランナーの体力と気力を容赦なく奪い取る。それに負けないよう、自分に気合を入れながら走る。トチの若葉がとても美しい。

 横にいたランナーが私に話しかけて来た。同じ宮城県のランナーで多賀城の人。一昨年は私と同様86kmでリタイヤしたので顔を覚えていたそうだ。「暑くても今年は絶対にリタイヤしないよ」。心の中でそうつぶやき一歩前へ出た。<続く>





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Last updated  2010.06.18 05:19:32 コメント(4) | コメントを書く


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