マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.06.19
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 峠と3つのトンネルにて 


クール 本格的な暑さとの戦いに備え、ポシェットからサングラスを取り出す。帽子も被ったし、30km過ぎからはパルプを首に巻いた。これは水分を保って頸部を冷やす特殊素材。延髄は特に熱に弱く、温められると運動機能が極端に落ちるからだ。そしてサングラスは強烈な太陽光と紫外線から目を守り、同時に涼しさとレースへの集中力を高めてくれる。

 黒づくめの「甲冑マン」が写真を撮っている。熊の足形を模した「動物に注意」の横断歩道が珍しいようだ。これくらいの余裕があるランナーは絶対熱中症にはならない。逆に走ることに必死で余裕がないと、高温時の100kmレースは厳しい。ようやく道はフラットになり、前方にトンネルが見えた。これで何とか峠をクリヤー。サングラスを外し、トンネルに飛び込む。

 2つ目のトンネルは暗くて長い。初めて通った時はあまりにも暗くて、正直怖かったほど。おまけに天井から滴り落ちる水。それほど外気温とトンネル内の温度差が違う証拠。良く見えない足元に注意しつつ、慎重に前進。どうにか抜け出すと次のトンネルの手前に、被り水が用意してあった。これは助かった。早速渇いた喉を美味しい水で潤し、ついでに2杯頭から被る。

 3つ目のトンネルが最大で、長さは1765m。標高は800mほどか。5月下旬開催だった第2回、6月開催に変更した第3回は、トンネルの向こうの道端には雪が残っていた。寒風が吹き込むこのトンネルが南国のランナーには寒過ぎたのか、リタイヤした人も多いと聞いた。念のため今回も保温用のビニール袋を配布していた。私はランニングシャツでも十分気持ち良く、体力温存につながった。

 ようやく前方に明かり。トンネルを抜けたところが57.5km地点の第11ASだ。先行していたS木さんが休んでいた。熱中症で内臓をやられたみたいで、折角食べた物を吐いた由。「ほとんど長距離の練習をしてないんですよ」。青い顔でつぶやく彼。私は出されたばかりのオレンジを7切れほど一気に食べ、あんパン、クリームパン、お握りも食べた。

 私も通常は7kmの帰宅ランのみ。だが彼と違うのは毎月レースに出て、練習代わりにしていることだろう。ペットボトルにアミノバイタル粉末と塩を入れ、水を補充。頭に被り水をして出発する。給水を終えたT脇さんの姿は既に見えない。ここからは長い下りになる。後半に備えてあまり飛ばさず、慎重に降りよう。

<続く>





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Last updated  2010.06.19 12:52:33 コメント(6) | コメントを書く


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