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白い倍音の魔法使い

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白い倍音@ そうだったんですね ごちゃまぜアイスさんへ  ブログ閉鎖さ…

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October 12, 2010
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私の夫は摂食障害です。


 夫が私に摂食障害のことをカミングアウトしたのは、今から4年ほど前でした。
夫は摂食障害を治そうとして、カウンセリングを受けたり、本を読んだりと、とても真剣でした。
私に「本気で治したいから入院して治療を受けたいと思ってる」とも言いました。
でもその時の私は、病院の治療や薬で治ると思えなかったし、まだこの病気についてよくわかっていませんでした。
 私は夫から聞くまで「摂食障害」という言葉も知りませんでした。

 過食・嘔吐を治したいなら
たくさん食べなければいいし、吐くのを止めればいい


 そう思っていました。

 でも、この考えは、
贅沢を極め、貧困や餓えについて全く理解できなかった、フランス王妃・マリーアントワネットが、貧困に苦しむ人々が「パンを寄こせ」と言って王宮に押し寄せたとき
「パンがなければ、お菓子を食べなさい」と言ったことと同じくらいトンチンカンでした。
相手を全く理解していませんでした。

 私には自傷的行為にしか見えない、過食嘔吐が
本人にとっては「生きるための必死の手段」
 これがどうしても私に理解できないことでした。

 自分を大切に思うなら、止めて欲しい
治りたいと思っているなら出来るはず

 表面的に自分を傷つけることが、自分を必死で守ること


 何とか夫に止めてほしいと願っていた4年間でした。

 最近、うれしかったことがあります。
夫が何でも私に話してくれることです。
夫は繊細で、人の心をずばっと見抜きます。
昨日も夫に

今の僕が嫌で自分が苦しいから、僕を自分の思い通りにしたいだけだ」
「いつも上から目線で僕と話す、僕を見下している」
と言われ、その通りだと驚きました。

 夫には教えられます。

 ただ、物事をはっきり言ったり、支配的だったりするのは私の本質です。
謙虚に謙虚にと、なるべく直そうと心がけてはいるのですが・・
申し訳ない限りです。
 これだけは、なかなか難しく、結婚前に見抜いてくれれば、夫も嫌な思いをせずにすんだかもしれません。
 パートナーがこんな私で申し訳ない、
もしもっと別の人が夫のパートナーだったら、夫もこんな風に苦しまず、過食嘔吐も今頃は治っていたかも知れないと思います。

 夫がこれからも本音を吐き出して、
私に話してくれると
私はとてもうれしいです。





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Last updated  April 26, 2020 01:58:05 PM
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