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2011年01月30日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
権力者、智者、聖人達を陰で操り、闇の歴史を築き上げて来た恐るべき知性体、それは女。無意識の奥で燃え盛る青白い”パッション”という炎の中に、あらゆる種類の男達を投げ込み、尻に敷く恐るべき存在、それが闇の中で妖しく踊り狂う女達・・・?

 神を誘惑して骨抜きにし、悪魔を呪い殺してその血をすすり、濃紫の闇に怪しく笑いながら浮かび上がる妖艶の魔物、それが究極の魔性を持つ女。男たちは魂を抜かれて、使い捨て玩具のように弄ばれるのみ・・・。

 私はべつに女を悪く言っているのではありません。女のパワーと叡智、膨大な功績に敬意を表する事に対して、こういう表現しか出来ないのでございます。つまり、女が母に豹変した時の凄まじさを申し上げているのでございます。

 これまで私が最も恐れ、尊敬し、史上最強、と思い続けて来た女はただ1人、それは母。少女の頃から、鞍なしの荒馬を乗り回し、干ばつ時にはひび割れの畑を耕し、ある時は海に潜ってサメを絞め殺して現金化した。

 戦場では、砲煙弾雨の中を嵐のように駆け回って、食料を敵陣から盗み、餓死寸前の幼い姉と私に与えた母・・・。さらに、艦砲射撃の集中砲火を浴び、洞窟内に何日も閉じ込められた時など、窪みに潜んでいた巨大ハブを素手で掴んで引きずり出し、その首を噛み切って殺して刺身にし、二人に与えた母。

 父は戦死、女の細腕一つでは、3人の子供と2人の若い叔母を守り育てていく事は非常に難しい。 しかし、母は母の使命を果たすために、ある時は女になったりした。

 したがって、私の前に新しいお父さんが次々と現れて消えていった。打ち寄せる荒波が繰り返し巨岩にぶち当たり、割れて砕けて裂けて散っていくかのように、新しいたお父さん達は、次々と渦巻く泡のように現れて、儚く消滅していったのであります。

 それは、子を守るためなら、十寒十熱の地獄のマグマの中へ飛ぶ込む事を、全く躊躇わない母にしか出来ない事である。 

 そんな恐ろしい母を、私は命の恩人として崇めております。その母も今は94才、物忘れがひどくなっていますが、元気いっぱい、カチャーシやクイチャーを踊り、社交ダンスに興じる毎日であります。

昭和20年4月21日






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最終更新日  2011年01月30日 10時15分30秒
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