星の髪飾り

星の髪飾り

2006/01/19
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「どうして、こんなに早く?」
「・昼、付き合えよ、」
「えーー」
「その反応!」
「先方との約束は2蒔ですよ。」
「おいてくぞ!早くプラン持って準備して、」
なんで唯一楽しみなランチを、あいつと!?、と思いながらも、なぜかバタバタと
仕度をする。
「加奈子さん、どうせ昼は食べなきゃいけないんだから。 それに前打ち合わせも出来て、一石二鳥じゃない?」

それもそうかと思って見ると、あいつの姿はもうない。 忍者のような男だ!いつだってそうだ、なんだか振り回されていつの間にかあいつのペースで事はすすんでいる。
 車は、駅前のメインストリートにある沙茶というレストランの駐車場に入る。
「、ねっ!もう少しゆっくり歩けない。?」
あいつは聞こえない振りをしているようにも、聞こえてて笑っているようにも
思える。
店の木戸は、ずっしり重くて、アイビーの葉がドアの横を這う様に伸びている。
店内はさほど明るくはなく、癒されるインテリアで加奈子は少しいい気持ちに
なる。
「お二人様でいらっしゃいますか?」
「はい」
お二人・・どうせならもう少し素敵な男と同伴したいー加奈子は思う。

「どうせなら、もっとこの店に合ういい女と来たかったけど、まっ、今日は。」
( んー、先に言われた!悔しい! こっちのセリフ返せ!)
「今日の林崎様は、部長のお知り合いだから。 」
(いきなり仕事の話に切りかえるな!)
「ご注文はお決まりですか?」

「えー、私、これです、これ、」
メニューをあわてて開いて、高そうな物を指差す。
あいつは注文を済ませると、ロングサイズのメンソールに火をつける。
「口、尖ってるよ」
「そう思うんだったら、馬鹿にしないで、」
「ここはいいけど、先方さんと会う時は、その口はまずいからね、」
「言われなくても、わかってますから、! ご心配なく」
「今日は、いつもより意識して、もう気持ちゆっくり話して欲しい。 相手が急がないと、という気分になるからな」
けっこうマジにこられると、戸惑ってしまう。あいつの言う事は、いちいちもっともだから受けるしかない。 日頃からせっかちで、しゃべるのも食べるのも、動くのも、たぶん人より早いかもしれない。
「わかった・・」
「そう、」
「私って、素直でしょ?」
「一言、多い」
「あっ、そう!」
あいつは時折、加奈子を見ながら、それでもいたって穏やかに、そしてマイペースで食事を済ませ、二人は仕事に向かった。
 この緊張感、打ち合わせ前の数分の。外科医がオペの前こういう緊張感でいるのだろうか、?と車中であいつに訪ねると、ハンドルを握ったあいつの涼しい横顔から、笑顔が見えた。
信号待ちになると、あいつの右手が、コン!と加奈子の頭を叩いた。
「おもしろい奴だなー」

そして、その日はいつもより、落ち着いてゆっくり話すことで、なぜか今までにない仕事への自信がついていたように思えてならなかった。


                          つづく





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最終更新日  2006/05/09 03:51:40 PM
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Re:  スクリーン 2  LUNCH  
25才にもどりた~い! さん
センスのある写真が大好きで毎日アクセスしてま~す♪モチロン、小説もこれからの展開にドキドキ!明日もトキめかさせてください~☆★☆ (2006/01/20 12:04:52 AM)

Re[1]:  スクリーン 2  LUNCH(01/19)  
恵 香乙  さん
25才にもどりた~い!さん
>センスのある写真が大好きで毎日アクセスしてま~す♪モチロン、小説もこれからの展開にドキドキ!明日もトキめかさせてください~☆★☆
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(2006/01/21 05:01:21 PM)

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