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ベロフェチといやらしい響きをする人もいるけどベロフェチじゃありません。イタルジェット(倒産)ベロチフェロです。ボディはベスパ、エンジンはスズキ、ハンドルスイッチはヤマハみたいな寄せ集め感じですが、イタ車です。日本人は足が短いからかタイヤは8インチです。欧米は10インチでウインカーもちゃんと前後に付いています。これは日本人がベスパ好きなんで、ベスパ風にしたのかも。というのが、自分の勝手な解釈です。なにしろ、この「珍車」の資料が無いに等しいです。初期のものはフレームナンバーが左ホーン下付近に刻印がありキャブはミクニが付いている。後期のものはフレームナンバーは、バッテリーベース付近に点字刻印されてるし、キャブもデロルトに変わっている。今、修理中なんですが、電気系が、特に接触不良。銅に酸化皮膜ができて、導通が無い。ヤスリで表面傷つけて回復。一個一個確認していく地道な作業。メーター周りのプレートは「木」だ。革かと思っていたら、木でした。表面を水洗いして乾燥させ、苦手な塗装を、余っていた缶スプレーで・・・こんな色に!完成した勇姿??
2011.05.22
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MR50を乗れるようにするには前後タイヤ、Fフォークオイルシール、バッテリーの交換かな?キャブのOHはこの前やってるから大丈夫だし。まずはタイヤ交換から。こいつは、センタースタンドが無いから、やりづらいなぁ。ジャッキアップして転倒しないよう、ベルトで4方を固定して・・・フロントタイヤ外したら、フォークも抜いちゃう。フォークのオイルシール交換だけど、二度としたくないな。アウターロックナトを外すのにベルトレンチを使ったけど、一発で破断!もう少し幅の広いベルトレンチで、・・・固い、まわらないぞ!仕方ないから、パイレンで回す。簡単に緩んだ。けど、咥えた歯型が・・・インナーもスプリングもどろどろのオイル。この匂いは、ギヤオイルだ。灯油で部品洗浄。オイルシールがなかなか外せない。逆からたたいてやっと外す。お客さんの預かったバイクじゃぜったいにやりたくないな。ダストシールは廃盤だったけどオイルシールはまだ売っていた。圧入には28のソケットを使用。完成したら、試運転だ。スピードも楽勝で60km/hはでる。何しろスピードメーターのメモリは120km/hまでかいてある。関越インター出口の陸橋からの写真。ちょっとした林道にでも行ったような風景でしょ。
2012.08.26
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