Happy life in Florence

Happy life in Florence

vedrai carino

batti, batti, o bel Masetto * Verai carino se sei buonino * Oh! Quante volte , o quante * Si', mi chiamano Mimi * Signore ascolta * Tanto amore segreto * Stridono lassu' * Casta diva * O mio Babbino caro * Un bel di' vedremo * Vissi d'arte

“Vedrai, carino, se sei buonino,”
「みてらっしゃい、かわいい人、いい子にしてたら」
Aria di Zerlina dall’Opera “Don Giovanni” di Mozart
モーツアルト作曲オペラ「ドンジョヴァンニ」より
ツェルリーナのアリア


Vedrai, carino, se sei buonino,
みてらっしゃい、かわいい人、いいこにしてたらね、
che bel rimedio ti voglio dar.
いいおくすりをあなたにあげましょう
E’ naturale,
自然のものなの
non da disgusto
苦くなんかないのよ
e lo speziale non lo sa far, no,
しかも、薬剤師さんもつくれないの、ほんとよ
non lo sa far.
作りかたを知らないの
E’ un certo balsamo che porto addosso,
鎮静剤の様なものだけど、私がいつも身につけてるもの
dare tel posso,
あなたにあげてもいいのよ
se il vuoi provar.
あなたが試してみたいなら
Saper vorresti dove mi sta, dove, dove, dove mi sta?
私のどこに、どこに、どこにあるか知りたい?
Senti lo battere,
ほら、打ってるのがわかる?
tocca mi qua!
ここにさわってごらんなさい!
Sentilo battere, toccami qua!
どきどきしてるの感じるでしょ、ここ触ってごらん!

人違いでみんなから殴られて蹴られてへろへろになったマゼットを慰めるこのアリア。
テンポも早すぎず遅すぎず、やさしく慰める様子が表現しやすいこのアリア、短いし、アクートもないし、芝居気たっぷりに歌えるから楽しい。
悩ましくする為にゆっくり歌う人もいるけど、あんまり遅いと退屈になると私は思う。
Sentilo battere二回繰り返すところで、Sentiloまでフォルテでbattere のbaのところでピアノにするのがミソ。
すっとひくのが色っぽく聞こえるんだなあ。モーツアルトってやっぱり天才。
モーツアルトだけじゃないけど、強弱の指定って、きちんと守ると、作曲者がそこで何を表現したいかすごくよく分かる。
特に、このsentilo battereみたいに音が上昇して頂点に達したときにピアノにするみたいな、自然なフレージング(音が高くなるとクレッシェンド下がるとディミヌエンド、とか、アッチェレランドとクレッシェンド、リタルダンドとディミヌエンドのペアみたいな)でない強弱って作曲家がなにかを表現したいときなのよね。


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