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densuke369 @ Re:同様の事件・子供の「仲良し」同士に要注意!(06/20) これが、真相かもしれないですよ。でも作…
alex99 @ Re:悲しい母の日(05/14) う~~ん。 日本人の男性とか、アメリ…
October 17, 2003
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学生生活が終わった99年5月の直後、私はあまりの人間不信と男性不信で体が弱りカウンセラーに通っていた。取りあえず自分を立て直す為に心の中身を吐き出す場所が欲しくて、でも友達も信用できず、お金で人との信用できるつながりを買っていたようなものだった。店で買い物をすれば店員が優しく声を掛けてくれ、それはまたそれでお金を払うことで人間としての対等な関係を手に入れているように見えた。

翌6月頭に求人の多いニューヨークに移動することに決めフィラデルフィアのアパートの契約を切ることに決めたところ、親のコネでノースカロライナに当たれる会社があるから引越しは一時保留しなさいと咎められた。そこに履歴書を送付し相手先の返答を一ヶ月程、来る日も来る日もよけいな就職活動をせず待っていた。何かしようにも何もできないので、さらに鬱がかかった。が、連絡が来ないまま、とうとうアパートを出る期日が迫った頃「やはり今回は・・・」と断られた。その時点でニューヨークでアパート探しをするにはとても十分な時間がなく、かといって仮にでも泊まらせてもらえるような信用できる友達は誰もいなかった為、私は結局フィラデルフィアでまた新たなアパート探しを始めた。職もなく、住む場所も追いたれられる様な状況で私のフリーター生活は始まった。

別に小さい頃から英語圏にいたわけでなく決して英語が上手でなかった為、喋ることが下手な自分に常に劣等感を感じていた。しかしどんな国にいてもさすがに仕事となれば、言語ができることはほぼ必須だ。英語が得意でないとすれば、人に雇ってもらう武器は日本語ができることぐらいしかない。新聞の求人情報、インターネット、日系の求人情報を片っ端から読み漁った。そして最初に手に入れたのは米系会社で日本に電話をかけて市場調査する仕事だった。しかし、皮肉なことにその場所は、車で行けば30分だが、自宅からバスと電車で行くと2時間かかる郊外にあり、車のない私は通い続けるのは不可能と断念したのだった。

→→ 続く →→

*注
OPTビザ(Optional Practical Training Visa)とはアメリカの大学や大学院を卒業した留学生に限り、一年の期限付きで(基本的に卒業学科と関連した仕事で)自由に働けるビザ。一年の期限の後合法にアメリカに滞在するには、また学生に戻りF-1ビザを取るか、就職し企業にH-1Bビザをサポートしてもらうか、帰国するか、または不法滞在で5年以上の長期間(グリーンカードが手に入るまで)帰国をあきらめるかのどれかである。





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Last updated  August 4, 2004 05:42:04 AM
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