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関節リュウマチに悩まされたルノワールが、温暖な地を求め、晩年に移り住んだのがカーニュシュルメール。その邸宅が、今は美術館として一般に開放されている。

中は広い。庭はほとんど公園サイズ。

この小道はすでに敷地内。母屋の前で撮ったのだが、なぜか勝手にポーズを撮って微笑む見知らぬオッサンが・・・ おちゃめなフレンチおじさんだ(いや、こう見えて、案外若いのか?)

奥に見える建物が母屋。キッチンやダイニングといった生活の間とともに、アトリエも公開されている。作品の展示もあるが、ルノワール自身の絵は案外少ない。ルノワールを鑑賞する美術館というより、やはりここは、どこまでも「ルノワールの家」。
ダイニングからは、窓越しになだらかに下るカーニュの町が見え、遠くにきらきら光る海が見える。確かに住んでみたくなる場所だ。

圧巻は、庭のこのオリーブ林。手入れも行き届いていて、素晴らしい。ルノワールの家そのものよりも、こちらの散策のほうが楽しいかもしれない。

向こうの丘の上に見えるのが、昨日紹介したオードカーニュのグリマルディ城。

母屋からは海が見え、庭からは鷲ノ巣村と丘の上の城が見える。これほど風景明媚な場所は、なるほど南仏といえど珍しいかもしれない。
しかし、この「ルノワールの家」。例によって外国人観光客が個人で非常に来にくい場所だ。一番いいのはニースもしくはヴァンス方面からバスで来ることだが・・・

バス停のそばにはインフォメーションがない。地図を入手するなら、バスターミナルからBd Mal Juin通りを500メートルほど下ったところ、もしくはグリマルディ城(44番の無料循環バスに乗って)のインフォメーションに行くしかない。

ちなみにグリマルディ城のインフォメーションは、10時から12時、2時から5時半と書いてあったが、午前中は一切開かなかった(苦笑)。
ルノワールの家も、午前中は10時から12時まで。午後は14時から(閉館時間はシーズンで違う)と、お昼休みを2時間も取る。
さらにバスターミナルからルノワールの家方面に行く49番のバスは非常に本数が少ない。
たとえば・・
午前中は10:30の次は11:50、逆にルノワールの家からターミナルに戻るバスの時間は11:20、次は12:30と、あまりに使い勝手が悪い。
つまり、10時半のバスに乗ってルノワールの家へ行ったとしても、11:20のバスで戻るのではあまりに見学時間が少ない。といってその次のバスは美術館が閉まる12時から30分も待たないと来ないのだ。
ふざけてるふざけてるふざけてる
バスターミナルからルノワールの家までは1.2キロほどなので、坂道の上りになる行きはバスで行き、帰りは歩いて帰って来るという手もあるだろう。荷物がなく、体力に自信があり、かつ時間があるのなら。
体力に問題があり、かつ時間もなかったMizumizu+Mizumizu母はバスターミナルからルノワールの家の往復はタクシーを使った。
まずはバスターミナル。タクシー乗り場はあるのだが、例によってタクシーは停まっているのに、ドライバーがいない。周囲に連絡をしてくれるような店もない。困っていると、花を持ったおばさんがやってきて、「乗りたいの?」と聞く。
彼女もタクシーに乗りたいのか? と思ったら、なんと・・・!
そのおばさんがタクシー運転手だった。まあ、なにはともあれ15分ほど待っただけでドライバーが帰って来たのはラッキーだろう(なんで、こんなことがラッキーなのかわからないのだが)。
ルノワールの家まで行ってもらって8ユーロ。帰りはルノワールの家の切符売り場の女性にタクシーを呼んでもらって(これはタダで呼んでくれた)、「10ユーロでどうか」と聞かれ、OKした。
クルマで来る人には便利だ。ルノワールの家には駐車場があるし、オードカーニュの細い道に自信がないなら、バスターミナルの近くの駐車場に停めれば44番の無料循環ミニバスで丘の上の城まで行ける。
ニースからカーニュは頻繁にバスが出ていて、40分ほどで着く。時刻表に合わせてバスターミナルに行く必要もないくらいだ。
たとえば・・・
ニース 9:30発→
カーニュ(4つ目の停留所) 10:05(これなら10時半のルノワールの家行きバス49番に乗れる)→
サンポール村(カーニュから3つ目) 10:25→
ヴァンス(サンポールの次) 10:35着
というような時間になっている。
カーニュからニースに日帰りするなら、19時台まではバスがかなり頻繁にバスがあるが、20時台のバスはないので、それだけ注意。
ルノワールの家は昼休みもあるし、フランスの多くの美術館がそうであるように、火曜日が休館。
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