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近くの紅葉の名所東福寺の満員の人出に対し
別世界のような静かさを味わいました
泉涌寺の三門の隣奥に位置します雲龍院です
泉涌寺屋形の前に清少納言の碑が立って居ます
「夜をこめて鳥の空音(そらね)は謀(はか)るとも、
よに逢坂の関はゆるさじ」 清少納言(966~1027)
夜がまだ明けないうちに、鶏の鳴き真似をして人を騙そうとしても
この逢坂の関(男女が夜に成って過ごす)は決して許しませんよ。
中国の故事函谷関のようには、鶏の鳴き声を部下にさせて、
関守をだまして、関を開門させた逸話。
清少納言は66代一条天皇の時、中宮定子(ていし)に仕えましたが、
定子が24歳の若さで亡くなり宮仕えをやめました。
そして晩年は定子の墓
「鳥戸野陵」の近く、つまりこの辺り「東山月輪」で余生を送ったそうです
泉涌寺には、幾度か訪問してきましたが、ついぞ時間的余裕もなく
同じ境内に塔頭として、京都らしい素晴らしい庭園のある寺院を初めて
訪問しました。そして感動受けました。
【雲龍院】 真言宗泉涌寺派
広い庭園を囲んで赤い毛氈がひかれた畳部屋からの眺め
悟りの窓
迷いの窓
障子越しに紅葉鑑賞
悟りの部屋から庭園拝観
清浄の間から紅葉鑑賞
この和服姿の方は殆ど動かれず 観想の世界へ
掃除の行き届いた美しい庭園
大輪の間
大石良雄の額 (大輪の間)
伯父様が来迎院の住職で此処にもよく来られた
霊明殿
霊明殿前提
燈籠の下菊花のご紋
徳川慶喜が寄進した燈籠
本堂
薬師如来・日光菩薩・月光菩薩が祀られています
障子4枚に夫々ガラス窓を配し しきしの景色を部屋から味わう
梅・燈籠・楓・松と4枚違った眺めを間接的に観る仕組み
玄関に真言宗ですが、龍の絵が皆様を迎えてくれました
東福寺そして清水寺の大勢の観光客に押されることなく、静かにそして
お部屋の仕組みで間接的に紅葉を鑑賞をゆっくりたのしめました。
足腰の悪い人のために部屋からも腰かける小さい座椅子が用意され
お寺さんの心遣いが籠っていて嬉しかったです。
次回は大徳寺に参ります