｜　藻緯羅’s Worlds　（食と健康＆富士山）

< 新しい記事

新着記事一覧(全13459件)

過去の記事 >

2021.05.25

糖尿病薬、認定施設と非認定施設で初回処方に違いがあった

テーマ：政治について(19825)

カテゴリ：健康・医療・介護

日経メディカル電子版が↓5月25日付で、
medical.nikkeibp．．．202105．．．
「２型糖尿病治療薬、
　認定施設と非認定施設で初回処方薬に違い」
と伝えている。

冒頭に、
＝＝＝
2型糖尿病薬物治療導入時における薬剤選択の大規模な実態調査から、
日本糖尿病学会(JDS)認定教育施設と非認定施設では、

選択する割合の分布が顕著に異なることが明らかとなった。
＝＝＝

最初の処方が大きく異なるということは、
最初に、どこで治療を受けるかで、治療の成果が違ってきそうだ。

記事によると、
　欧米では薬剤選択アルゴリズムが存在し、
　各学会のガイドラインに示されている。
しかし、
　日本には、薬物選択のアルゴリズムがなく、
　薬物選択は医師の裁量に任されている。
そうである。

薬を使い始めれば、
生涯にわたり、治療薬を飲み続ける可能性が高い。
すなわち、
治療を担当している医療機関にとって、
長期にわたって「安定収入」が期待できる。

「右肩上がり収入」の可能性も大きい。
その方向に沿った投薬を行うには、
上述のような「ガイドライン」は、
医療機関にとって”百害あって一利なし”
ということなのかもしれない。

この調査は、
「匿名レセプト情報・匿名特定健診等情報データベース」
を用いて行われたそうである。
この調査結果には記載がないが、
このデータベースを用いれば、
簡単に、「治療成果」を比較することもできる。
にも関わらず、記載がないのは、
「ガイドライン」ない事情と同じなのだろうか？