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2006.07.10
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カテゴリ: ガンプラ関係
 今回は、平成時代に突如発売された300円ガンプラのレビュー。

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バンダイ 1/144 FG 機動戦士ガンダム 定価 315円 1999年発売

FG 1/144 ガンダムRX-78-2
FG 1/144 ガンダムRX-78-2 221円 T.J GrosNet楽天市場店


 1997年以降、マスターグレードのヒットや、ライバルだったミニ四駆の低迷もあって、段々と息を吹き返してきたガンプラでしたが、1998年に1/60PGシリーズ、1999年に1/144HGUCシリーズが発売され、ガンプラ市場は現在の形に定着していく事になります。


 そんな、ガンプラ市場が上り調子の1999年に、突如発売されたのが、このFGシリーズ。
 キットの内容は、それまでのMGやHGUCを自己否定するかの様な、非イロプラ、非ポリキャップの非常にシンプルなキットで、価格も税込み315円と激安。

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 パーツ構成、価格を見ても判るとおり、このFGガンダムは、ガンプラブームの立役者でもある「1/144 機動戦士ガンダム」のキットを現代にリニューアルしたキットです。パッケージも旧キットとソックリだし。
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 何故、この時期になってこういうキットが発売されたかと言うと、当時はガンプラの高年齢化が進み、キット価格も高騰し始めていました。
 しかし、こういう子供や初心者向けの低価格キットを忘れてはいけない、と言う思いがバンダイにあったのでしょう。模型店としては、大いに賛同する素晴らしい英断だったと思います。

 しかし、非イロプラで可動も少ないFGは当時のモデラーに見向きもされず、ガンダムとザク二種の、わずか3種類でシリーズが途絶える事に(泣)。


 こういう低価格キットと言うのは、流通側にとっては結構売りずらく、ともかく沢山売れないといけない。又、ネット通販では低価格商品が売りずらいのも難点です。BB戦士の流通が最近少ないのも、低価格が嫌われているせいもあります。

 しかし、やはりガンプラのメインターゲットは子供である、と言う基本は押さえるべきかと。子供ユーザーを失った悲惨さはスケールモデル店が一番良く知っているので。
 バンダイには、こういう低価格路線のキットを今後も製作し続けて欲しいですね。

P6280018.JPG
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 FGガンダムの仮組み写真。デザインは1/60PGガンダムを縮小した物で、ディテールも基本的には一緒。初代1/144と異なり、接着剤はいらないスナップキットです。

 300円キットとは言え、後のSEED低価格キットの様な酷い軽め穴などは一切無く、旧キットで育ったオールド層から見ると、これでも十分過ぎるほどの出来に見えます。可動部分も旧1/144よりはるかに良くなってるし、パーツのはめ合わせも良好。
 ただ、ポリキャップやボールジョイント、後ハメ関節などは一切採用されていないので、HGの流れで製作するのはちょっと困難です。そのあたりが、このFGがガンプラモデラーに敬遠された理由だと思います。

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 キットの可動範囲は写真の位。スカートが可動しない以外はまずまず。
 あと、ヒジ関節にポリキャップを使用しないため、腕の太さやディテールはむしろHGより勝っています。

 ガンダムの1/144キットは、本命のHGUC版が2001年に発売されるのですが、HGUC版とFG版は全くデザインアレンジの方向性が違うので、作り比べるのも面白いと思います。
 最近では、ネットの製作日記でもFG版ザクやガンダムの作例を良く見かけるので、結構人気があるのかも。


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 個人的には、このキット唯一の難点がビームライフル。異常に薄くてペラペラ(泣)。ライフル流用にHGUCを潰すというのも本末転倒(爆)だし。ここだけちょっと悩みどころ。





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最終更新日  2006.07.10 10:45:28


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