「 星になった少年 Shining Boy & Little randy 」
実の母、坂本小百合原作、「チビ象ランディーと星になった少年 」 を映画化したノンフィクション映画です。
夢を追い日本で初めて像使いになった坂本哲夢少年の短すぎた人生の輝きを描いた物語を 2004年第57回カンヌ国際映画祭で 「誰も知らない」 での最年少主演男優賞を受賞した柳楽優弥が演じた感動作。
音楽は坂本龍一。「ELEPHANTISM」(2002年)を制作された程、アフリカに、そしてそこでゆっくりと暮らすゾウに魅了された坂本龍一が賛同し音楽製作を快諾、50人のフルオーケストラによるレコーディングの出来は、あまりの素晴らしさに全員感涙したとのこと。
「 ゾウは、仲間同士で声によるかなり発達したコミュニケーションを行う動物でもあり、その声の音域は一説によれば10オクターブ以上、低くうなる低周波から、叫び、悲鳴といった高周波にまでわたり、「ゾウの言葉がわかった」という優弥演じる主人公哲夢とゾウたちの不思議な心の交流も、あながち単なるファンタジーとも言い切れないとのことです。( 公式HP 参照) 」
冒頭から、心地よいかわいいメロディが流れる中、随所にかわいい動物たちのユーモラスな表情で会場は微笑ましい笑いに包まれる。
継父・耕介 (高橋克実) のいきあたりばったりの経営によって決して楽な経営でない 小川動物プロダクション 。やり手で気丈な母・佐緒里 (常盤貴子 )が一大決心をしてゾウを飼う事になり、最初の一頭のゾウ ミッキー がやってきます。哲夢 (柳楽優弥) は天性の素質ですぐミッキィと心を通わすことが出来ます。その後、CM撮影の為にやってきた子象の ランディ と運命の出会いをします。サファリパークからやってきた訓練された大人のゾウ ミッキィとは違って ランディは人間の言うことをまったく聞かない子象。ランディは哲夢に自分の寂しさなどをしきりに訴えかけて来ます。そんな象の神秘な魅力に触れ、哲夢は、タイのゾウ使いの学校「チェンダオエレファントトレーニングスクール」に留学することを決意します。そして校長の優しいデン先生に支えられ言葉もろくにわからない異国の地で訓練を受けるのです。
タイではゾウ使いと呼ばれる人たちがいて、哲夢と同じぐらいの年頃からゾウ学校で訓練して一人前のゾウ使いになるのだそうです。実際に柳楽優弥はタイに渡り、王立象訓練センターで講習を受け3ヶ月に渡る訓練の結果、タイ語で象とコミュニケーションがとれるまでになっています。

タイでは象が60歳になると生活に必要な大切な仕事を終えて、引退し、静かに老後を迎える場所が用意されています。タイで象使いの訓練を終えた哲夢は、日本にやって来て人々の心を和ませてくれた象達が努めを終えた後、そういった老後に静かに暮らす場所が無いことに心を痛め、「 象の楽園 」 を作るという夢を持っていました。哲夢のぞうさんショーが開かれて成功を収め、子供達に夢を与える事が出来た哲夢。そんな象との交流の中でギクシャクしていた義理の父親や母への気持ちも伝えられるようになっていたのです。
ラストは、涙なしには観ることができません。会場はすすり泣きというよりは号泣に近い泣き声にあふれていました。
母親によってつづられた、そんな短いながらも輝いていた人生の存在に触れることができて、この映画に出会えた事に感謝したいです。かわいい動物もたくさん出てきますのでお子様にもファミリーでも楽しめる作品です☆
☆ ランディ基金 ☆
「スマトラ沖地震被災地の子供たちの保護、教育支援のため、製作出資社の収益から本作品を劇場にてご鑑賞されたお客様お一人あたりにつき20円に相当する金額を、「ちび象ランディ基金」として、財団法人日本ユニセフ協会を通じ、被災地に寄付されるそうです」
柳楽優弥主演映画『星になった少年shining boy & little Randy』
ちび象ランディと星になった少年
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