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【オーストラリア】2009年2月28日(土)公開 監督・原案・脚本・製作 : バズ・ラーマン 出演 : ニコール・キッドマン / ヒュー・ジャックマン /ブランドン・ウォルターズ 観たい度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 「 オーストラリア/AUSTRALIA (2009) 」 ■監督は、「ロミオ&ジュリエット(1996)」、「ムーラン・ルージュ (2001)」のバズ・ラーマン。 本作は、自身の出身地オーストラリアを舞台に監督・原案・脚本・製作を手がけて描かれた壮大なエピック・アドベンチャードラマです。 ■イギリスの貴族レディ・サラ・アッシュレイ役は、ニコール・キッドマン。 ニコールは、本作の撮影中に待望の妊娠が判明し、つわりと戦いながらの過酷な長時間に及ぶ撮影を果敢にこなしたと言うことです。ニコールのためにデザインされた20足のフェラガモの靴も見逃せませんね~☆、いいなぁ~私もほし~~のぉ♪ ■ドローヴァー(牛追い)役は、「X-メン (2000~)」シリーズ、「ニューヨークの恋人 (2001)」の ヒュー・ジャックマン 。 昨年の「彼が二度愛したS (2008)」では、珍しく悪役も演じました。昨年のピープル誌が選ぶ「世界で最もセクシーな男性」に4年連続で選ばれ、本年度アカデミー賞の司会も務めることになりましたね。 ■ニール・フレッチャー役は、「ムーラン・ルージュ (2001)」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのファラミアを演じた、デヴィッド・ウェンハム。 ■アボリジニの混血児ナラ役は、1000人ものオーデションの中から突出したカリスマ性と才能が認められた、西オーストラリアのブルーム出身のブランドン・ウォルターズ。■ナラの祖父であるキング・ジョージ役は、オーストラリアのカドゥー国立公園の北東部に生活する、マルユウ族出身のデヴィッド・ガルピリル。1985年の大阪万博で来日し、オーストラリア・パビリオンでアボリジニ・ダンスも披露したそうです。 その名も「オーストラリア」と言うタイトルの本作では、主要キャストがほとんど オーストラリア出身の俳優陣で集められました。 Story : 第二次世界大戦前夜のオーストラリア。イギリス人貴族のレディ、サラ・アシュレイは、夫を捜しに北部の町・ダーウィンにやって来た。彼女を迎えたのは無骨なカウボーイ、ドローヴァー。夫の領地に着いたサラは、夫が何者かに殺されたことを知る。彼女に残されたのは、抵当に入れられた広大な牧場と1500頭の牛だった。牧場を立て直すため牛を売ることを決心したサラは、ドローヴァーの力を借り、牛を引き連れ出発する…。「2009年2月28日公開」ー 作品情報より ー 牛追いのドローヴァーとの出会いと、オーストラリアの先住民アボリジニの少年ナラとの絆を描いたエピック・アドベンチャーズ。クラシカルでほぼ3時間という長丁場でありながら、まったくその時間を感じさせない見ごたえのあるドラマでした。 前半、ニコールには珍しくコメディタッチな演技も見られ、気楽に見られる楽しいドラマの内容も予感されたのですが、ストーリーがどんどん進むにつれて、描かれるのはシリアスそのもの、です。占い師(魔術師)キング・ジョージの存在やその血を受け継ぐ孫ナラの存在など、神秘的で古典的要素も含みつつ、それでいてわりと勧善懲悪な出来過ぎ感はあるものの、一向に飽きる要素は見られずに約3時間のストーリーがあっという間に終わってしまって見ごたえあったな~という感じでした。とりわけ目を引くのが、白人でもなく、黒人でもない、クリームと呼ばれるアボリジニの混血児ナラを演じたブランドン・ウォルターズ。その眼力と惹きつけてやまない不思議な魅力が光るナラ役の演技でした。崖に向かって突進して行く牛の暴走を止めようとする不思議な魔力を使うシーンでは、思わず私も崖に落ちそうな気分になってしまうほどハラハラしながら力がこもってしまいました(笑)一瞬マジによけちゃったし・・・・(汗 すっかり物語に浸ってしまって観ていたので、第2次世界大戦の日本軍のオーストラリア侵攻のシーンでは、不思議とすっかり日本人であることを忘れて敵国が攻めて来たような感覚で観てしまいました。戦争というものを考える時に、毎回感じることですが、見る側によって、それぞれ相手は残虐非道なものだなと・・・、敵味方双方には同じように家族や仲間があって、同じように愛し守るべきものがあり、それを守るために戦わなければならないと言うこと。戦争そのものが憎むべきものであって、二度と起こしてはならない歴史だということです。 サラとドローヴァーとの恋に落ちて行く過程はちょっといきなり感があって、早くて濃過ぎだなっと思うけど、撮影中に判明した待望のニコールの妊娠ということもあってか、ナラとの間に芽生えたぎこちない母性と、お互いに求めてやまない絆がとっても説得力があって素敵でした。古典的なドラマは結構好きなので、久々に楽しめました。~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || ||
February 3, 2009
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【ベンジャミン・バトン 数奇な人生】2009年2月7日(土)公開 監督 : デビッド・フィンチャー 出演 : ブラッド・ピット /ケイト・ブランシェット /ティルダ・スウィントン 観たい度 : ★★★★ → 観賞後の評価 ★★★★ 原作 : F・スコット・フィッツジェラルド 「 ベンジャミン・バトン 数奇な人生 /THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON (2009) 」 第81回アカデミー賞最多13部門ノミネーション■監督は、「セブン (1995)」、「ファイト・クラブ (1999)」、「フル・フロンタル(2003)」とブラッド・ピットを多く起用してきた、 デヴィッド・フィンチャー。 本作でも主役には御用達のブラピを主役に迎えて撮影に臨みました。そしてとうとう本作において放送映画批評家協会賞、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ、アカデミー賞監督賞にノミネートを果たしています。今は亡きヒース・レジャー出演の私の好きな作品の「ロード・オブ・ドッグタウン(2005)」の製作総指揮にも関わっています。 ■ベンジャミン・バトン役は、日本で最もポピュラーな俳優と言えるブラッド・ピット。本作において、受賞にはなりませんでしたが、放送映画批評家協会賞、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞において主演男優賞でノミネートされています。そして本年度アカデミー賞にまで名を連ね、受賞の行方が気になるところですね。「12モンキーズ(1995)」で助演男優賞にノミネートされて以来、2度目となるオスカー候補ですが、今年は、日本で4月公開予定の「バーン・アフター・リーディング(2009)」で英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。 これだけ日本で愛されているポピュラーな俳優さんなのに、「ジェシー・ジェームズの暗殺(2008)」でヴェネチア国際映画祭主演男優賞を受賞したのみなので、ぜひ今年はオスカーを手にしてもらいたいと応援しています。 そして余談にはなりますが、是非ヒース・レジャーにオスカーを!と懇願しています♪ ■デイジー役は、「エリザベス (1998)」、「アビエイター (2004)」、「アイム・ノット・ゼア (2007)」、「エリザベス:ゴールデン・エイジ」のケイト・ブランシェット。 「エリザベス (1998)」で主演女優賞を受賞して以来、アカデミー賞でノミネートに終わったものの、故ヒース・レジャー出演作品で話題になった「アイム・ノット・ゼア (2007)」で、久々にゴールデン・グローブ賞他で助演女優賞を受賞しました。ミニシアター公開ではありますが、ジュディ・デンチの好演もあってか「あるスキャンダルの覚え書き (2006)」もなかなか話題になりましたね。■エリザベス・アボット役は、ティルダ・スウィントン。 ■クィーニー役は、タラジ・P・ヘンソン。 本作において助演女優賞でオスカー にノミネートされています。 Story : 1920年代にF・スコット・フィッツジェラルドが執筆した、80代で生まれ、そこから若返っていくひとりの男の姿を描いた短編の映画化作品。普通の人々と同じく彼にも時の流れを止めることはできない。ニューオーリンズを舞台に、1918年の第一次世界大戦から21世紀に至るまでの、ベンジャミンの誰とも違う人生の旅路を描く。「2009年2月7日公開」 ー 作品情報より ー不思議な感覚に酔わされる作品だった。第一次世界大戦からの戦争が背景にあるだけに、戦争と言う悲劇がなければ、起こり得なかった人々の悲しみが、ある時計職人の叶わぬ願いが込められて創り上げられた時計によって、悲しい運命を背負って生まれて来たベンジャミン・バトンと言うあり得ない人生の物語が始まったのです。物語を読み解くように、いまわの際のデイジーのために、ベンジャミンの日記を読む娘キャロラインの声から、フェードアウト、フェードインして、ベンジャミンの心が吐露していく運命を受け入れた淡々とした心理描写でつづられる不思議な物語です。 もちろんブラピ目当て・・・が観たかったきっかけでありますので、ブラピの各賞主演男優賞ノミネートは納得のところですし、デヴィッド・フィンチャー監督の映像と演出にも魅せられた事は確かですが、私が一番印象的だったのは、助演女優賞にノミネートされされた、捨て子だったベンジャミンを神から与えられた申し子として大切に育てた母クィーニーを演じたタラジ・P・ヘンソンの好演でした。実に表情豊かに情感たっぷりに演じている彼女の演技に大変好感を持ち印象に残っています。また、老人として生まれてどんどん若返って行くベンジャミンの様子に対して無反応な、余生短い老人が入れ変わりに集まって来る介護施設が舞台と言うところも良く考えられていて面白い設定だなと思いました。ベンジャミンが不自然に若返って来ても誰も不思議に思うどころか関心すら持たないですものね・・・・また、ベンジャミンがどんどん若返って変わっていくにも関わらず、まったく変わらずに7回落雷に遭った話を繰り返し話して聞かせる認知症のおじいさんの話が効果的に挿入されていて、その対比が笑えました。その他にも、ベンジャミンの人生の中で出会っていく、アーティストな船長など個性的なキャラクターの面々がこの不思議なファンタジーにより魅力的なエッセンスを加えていました。特殊メイクで老人を演じたブラピにはちょっぴり違和感を感じるものの、若返っていくベンジャミンはメイク技術も撮影技術も巧いのでしょうが、まるで若かりし頃のブラピの映像でも使っているかのように感じるほど若々しかったです。いったい、この先、最後をどう描くつもりなのだろう・・っと、とっても気になりながら見ていましたが、なるほど・・・っと、80歳で生まれて0歳で死んでいく最後まで手抜きをすることなく丁寧に描かれている事にも好感を持ちました。久々に、原作を読んでみたくなる、そんな作品でした。 私ごとになりますが、映画は相変わらず数本試写で観ているのですが、12月始めからずっと感想など書いていませんでした・・・、本作を観たのがきっかけで、そろそろまた映画の感想が書きたくなってきたので、その放置したままの作品の感想を思い出しながらアップしていこうかなと思っています。そういえば、パソコンの中に「ワールド・オブ・ライズ」の感想の書きかけが放置されていました(笑)ここまで書いてあったらアップしろよな・・っと我ながら思うほど、自分の気持ちを表わすのに後一歩・・・が表現できていなくて、しばらく離れていました・・・また映画が好きで、書きとめておきたいというブログを始めた初心に気持ちが戻ってきたかな~っということで、観た順番は前後しますが、今年初の感想が本作となりました。今年もいっぱい映画を観るぞ~~☆よろしくお願いいたします~~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || ||
January 26, 2009
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【ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト】2008年12月5日(土)公開 監督 : マーティン・スコセッシ 出演 : ザ・ローリング・ストーンズ /クリスティーナ・アギレラ/バディ・ガイ 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 「 ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト/SHINE A LIGHT (2008) 」 なんってエレルギッシュなんだ!! ■監督は、「ディパーテッド (2006)」でゴールデン・グローブ&アカデミー賞で監督賞を受賞した、マーティン・スコセッシ。 「タクシードライバー (1976)」、「キング・オブ・コメディ (1983)」、「アフター・アワーズ (1985)」など熱烈なファンを持つ作品が多く、「ギャング・オブ・ニューヨーク (2001)」、「アビエイター (2004)」とノミネートはされるものの無冠に終わっていたスコセッシ監督が、「ディパーテッド (2006)」でとうとうオスカーを手にすることになりました。■ザ・ローリング・ストーンズ(ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロン・ウッド) 。 ■クリスティーナ・アギレラ。 ■バディ・ガイ。 ■ジャック・ホワイト三世。■ビル・クリントン、ヒラリー・クリントン。 Story : ザ・ローリング・ストーンズのライブを映画として撮り上げる企画が立ち上がった。監督のスコセッシは撮影するライブを、ミックが予定していたリオでの野外コンサートから、NYのビーコン・シアターでのライブに変更。以後ライブ当日まで、ストーンズとスコセッシの演出に対するせめぎ合いが続いた。そしていよいよ幕を開けるライブ。「Jumpin' Jack Flash」のギターリフが大歓声の中に鳴り響きわたった…。「2008年12月5日公開」ー 作品情報より ー サンフランシスコのウィンターランドで解散コンサートを行ったドキュメンタリー・フィルムの「ラスト・ワルツ (1978)」を撮ったマーティン・スコセッシ監督が、自身が熱狂的なファンであるザ・ローリングストーンズのドキュメンタリー・フィルムを手がけることになりました。ロバート・デ・ニーロ主演の「カジノ (1995)」でもストーンズの曲を好んで使っていたようです。2006年秋にニューヨークのビーコン・シアターで、2日間のライブの模様を18台ものカメラとあらゆる機材を駆使して撮影されたライヴ・ドキュメンタリー。第58回ベルリン国際映画祭でオープニングを飾った作品となりました。収容人数2800人とストーンズでは考えられないほどの少人数でのライヴで、ステージとファンの距離がものすごく近い上に、ミック・ジャガーの一瞬たりとも止まることのないパフォーマンスが会場の隅々にまでエネルギーを与えていると言っても過言でないと思えるほど、臨場感と一体感が怒涛の如く伝わってくるかのような作品です。 バディ・ガイ(Buddy Guy )&キース・リチャーズ(Keith Richards)クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera )&ミック・ジャガー(Mick Jagger) いやぁ~~これは観てもらわないとわからない・・・・・特にファンにとっては答えられない作品です。DVD買わなきゃね!☆私は、音響の良い劇場でもう一度観たいと思っています。 ~おしまい~ 《送料無料》ザ・ローリング・ストーンズ×マーティン・スコセッシ/「シャイン・ア・ライト」オリジナル・サウンドトラック(通常盤)(CD)|| || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
November 29, 2008
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【K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝】2008年12月20日(土)公開 監督・脚本 : 佐藤嗣麻子 出演 : 金城武/松たか子/國村隼/高島礼子 他 期待度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 原作 : 北村想 『完全版 怪人二十面相・伝』 「 K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝(2008) 」 完成披露試写会 ■監督は、テレビドラマ「世にも奇妙な物語 SMAPの特別編 (2000)」の演出・脚本を手がけ、「アンフェア (2006)」シリーズの脚本を手掛けてきた、佐藤嗣麻子 。 ■サーカスの曲芸師・遠藤平吉役は、「恋する惑星 (1994)」、「Returner リターナー (2002)」、「LOVERS (2004)」、「傷だらけの男たち (2006)」と今年公開になった「レッドクリフ Part I (2008)」の5ヶ国語を操る国際派俳優である金城武。■羽柴財閥の令嬢・羽柴葉子役は、「隠し剣 鬼の爪 (2004)」で日本アカデミー賞主演女優賞にノミネートされている、松たか子。「THE 有頂天ホテル (2005)」、「HERO (2007)」、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン (2007)」とテレビや映画で活躍しています。 ■サーカス団の団長役 は、名前は聞きなれなくても顔を見れば誰でも知っている名バイプレーヤーの國村隼。「パコと魔法の絵本 (2008)」では、劇中劇でガマ姫を演じたオカマの木之元を演じていましたね。■源治の妻・菊子役に、「長崎ぶらぶら節 (2000)」では日本アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、「極道の妻たち」シリーズの常連的存在で、気風の良い極道の妻を演じさせたら、めちゃくちゃかっこ良い、高島礼子。■小林少年役には、「HINOKIO ヒノキオ (2004)」、「NANA2 (2006)」、「テニスの王子様 (2006)」の本郷奏多。今年は11月29日公開の「青い鳥(2008)」で 園部真一を演じたり、12月20日公開の「GOTH (2008)」では主役を演じていますし、これからますますの活躍に注目です。■明智小五郎役には、「ビー・バップ・ハイスクール (1985)」で日本アカデミー賞の 新人俳優賞を受賞している仲村トオル。以降は「あぶない刑事 (1987)」シリーズで刑事役が板についていた彼ですが、 Story : 1949年、帝都。社会は、19世紀から連綿と続く華族制度によって富める者と貧しき者の二極化がなされていた。曲芸手妻師・遠藤平吉は、小さなサーカス小屋で人気を博していた。サーカス団のメンバーは、皆貧民街で暮らす人々だ。羽柴財閥の跡取り・羽柴葉子は、名探偵・明智小五郎との結婚を間近に控えていた。そんな折、二十面相から羽柴家へ一通の予告状が届く。「結納の儀、当日。羽柴財閥が持つ、ブリューゲルの『バベルの塔』を頂戴する」と。一方、平吉はある紳士から、葉子と明智の結納の儀に潜入し、写真を撮ってほしいとの依頼を受ける。報酬に魅力を感じた平吉は了解するが、それは二十面相の罠だった…。「2008年12月20日公開」東京国際フォーラムホールAで行われた「 K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝(2008) 」 完成披露試写会に行ってきました!日本テレビが製作した「ALWAYS 三丁目の夕日」の時のプロダクション「ROBOT」やVFX工房「白組」のスタッフが再結集し、1月~4月にかけて主に上海などで撮影された本作。向かって左から、ROBOTの阿部秀司(エグゼクティブ・プロデューサー)、佐藤嗣麻子(監督)、高島礼子、國村隼、金城武、松たか子、仲村トオル、本郷奏多、益岡徹、日本テレビ奥田誠治(エグゼクティブ・プロデューサー)、の順に壇上に並び、日本テレビのアナウンサーの司会で舞台挨拶が行われました。いつもながら、はにかみながらという感じのシャイな金城さんのコメントに徹夜組の女の子達のハイテンションな歓声があがっていました。一番最初の撮影は、松たか子演じる羽柴葉子をおんぶして歩くシーンだったのだそうですが、金城さんが右足を怪我している為スタッフがスタントの方を用意してくれているにもかかわらず、松たか子のウエディング・ドレス姿があまりにも可愛いので、思わず自分でやりたいとスタントを断って自分で演じたそうです(笑)そして、劇中で羽柴葉子が躓いて飛ばしたケーキを仲村演じる明智小五郎がキャッチするシーンがあるのですが、こんなシーンまでCGに頼るわけにはいかないと、二人で頑張って練習したそうです。その辺の所も楽しみにしていてくださいね(笑)また、クランクアップの際のラストテイクのOKが出た後で、金城さんが珍しくもうワンテイク撮りたいと申し出て、何かを一生懸命探して源治を演じた國村隼に渡すシーンで、金城さんがぱっと手渡したものは(笑)、お風呂ので湯船に浮かべてパタパタと泳がせて遊ぶイルカのおもちゃだったとか(笑)「これでお別れというのが淋しくて、笑わせたくて・・・。プロデューサーだけには言ってありました・・・(笑)」などと会場を和ませるコメントを言っていました。金城さんらしいお茶目なエピソードが楽しかったです。DVDが発売されたら特典映像として入れることを検討してくれるとのことでしたよ~金城さんをはじめ、とにかく、口をそろえて「ネタばれはしないでくださいね」と言いながら、見どころなどを聞かれると、一様にネタばれなしに話すのにみんな苦労していましたね(笑)江戸川乱歩の探偵小説では、グランドサーカス団というサーカス団の団員であった遠藤平吉が怪人二十面相と言う設定なのですが、本作は、江戸川乱歩の探偵小説『少年探偵団』『サーカスの怪人』シリーズの登場人物、怪人二十面相(遠藤平吉)の真相に迫った北村想の『完全版 怪人二十面相・伝』を監督の佐藤嗣麻子が脚本を書き上げて映画化されました。つまり、遠藤平吉は罠にはめられて怪人20面相に仕立て上げられたという設定から始まっています。そして、本物の20面相と対決して自分の汚名を晴そうとするのです。20面相というくらいだから変装は得意なので、いったいだれが本物の20面相なのかと惑わせる伏線もあって、なかなか良くできていました。またご令嬢の羽柴葉子を演じた松たか子も美しくて良家のご令嬢役が見事にはまっていました。単なるアクションムービーにとどまらずコメディのエッセンスもちりばめられたエンターテイメント的要素に加え、ハリウッドにも引けを取らないVFX工房「白組」のVFX技術で創り上げられた映像は素晴らしかったです。架空の都市「帝都」が舞台となっているところや手作りの道具を使ってビルからビルへ渡り歩く、まるでYAMAKASHIのようなアクションなど、さながら日本の「バットマン・ビギンズ」的な作品です。あまり語るとネタバレしてしまいますので、この辺にしておこうかと思います(笑)エンドクレジットを眺めていたら、先日爆薬が誤爆して、住まい兼事務所のビルの火災事故を起こしてしまった、ガン・エフェクトの第一人者のビル・横山がクレジットされていました。時の人だぁ~(笑)っと思わず目がとまってしまいました。また、VFXディレクターが渋谷紀世子さんという女性が担当していたのが印象的でした。監督も女性ですしね。これからクリスマスに向かってデートムービーに、そしてお正月のファミリームービーとしてお勧めの一本です。■K-20 怪人二十面相・伝 オリジナル・サウンドトラック■ショック・オブ・ザ・ライトニング/オアシス ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || ||
November 28, 2008
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【エイジェント・ゾーハン】日本劇場未公開(2008年12月19日DVD発売) 監督 : デニス・デューガン 出演 : アダム・サンドラー/エマニュエル・シューキー/ジョン・タートゥーロ/ 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 脚本 : アダム・サンドラー 「 エイジェント・ゾーハン /You Don't Mess With the Zohan (2008) 」 第1回下町コメディ映画祭in台東(浅草公会堂)にて鑑賞 ■監督は、「ビッグ・ダディ (1999)」、「チャックとラリー/おかしな偽装結婚!? (2007)」のデニス・デューガン 。 ■ゾーハン役は、ドリュー・バリモアと共演した「ウェディング・シンガー(1998)」、 ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた「パンチドランク・ラブ (2002)」、「50回目のファースト・キス (2004)」、「もしも昨日が選べたら (2006)」、「再会の街で (2007)」のアダム・サンドラー。ゴールデン・ラズベリー賞ノミネートの常連さんの一人です(笑)。■ダリア役は、 エマニュエル・シューキー。 ■ファントム役 は、ジョン・タートゥーロ■マライア・キャリー役に、世界の歌姫マライヤ・キャリー。 Story : ゾーハンは抜群の身体能力で敵をバッタバッタとなぎ倒す凄腕エージェント。しかしそんな彼の密かな夢は、なんと美容師になることだった?! 夜毎はさみを見つめてうっとりする彼にニューヨークで美容師になるチャンスが訪れる。カリスマ美容師に転身した彼は様々な裏技(?)で年配のご婦人から大人気に。 そこへ昔の敵が忍びよってきたから、さぁ大変! どーなるゾーハン !?「劇場未公開」せっかく浅草に行くので、仲見世通りをのんびりぶらぶらしながら行こうかな~~~っと思ってちょっぴり早めに出かけたのですがぁ~いやぁ~~なんだか、こんなに人ごみが凄いとは夢にも思いませんでした(笑)仲見世通りなんって入口から人が詰まっていて、通れそうにもないので、せっかく早めに来たのですが、諦めて直接オレンジ通りから浅草公会堂に向かったので、ちょっと早うぎてまだ誰も並んでいませんでした(汗コメディ好きな私としては、全米ボックスオフィスで初登場2位になって以来、2008年全米年間興行収入ベスト20にランクインした、アダム・サンドラーのスパイ・アクション・コメディなので日本公開を心待ちにしていましたが、劇場公開は実現せずにDVDスルーとなってしまいました。アダム・サンドラーのコメディは暖かいというか、本作のような下ネタでもちっともいやらしくないのと、心から安心して笑える上品さが好きなのですよね~しかし、「ボラット」みたいに下品なコメディが公開されたのに、どうして本作がDVDスルーとなるのか理解に苦しみます(笑)めちゃくちゃ面白いですよ、これ~☆私は好きだなぁ~パレスチナvsイスラエル 問題なども絡めながら、あり得なさ満載で爆笑の抜群の身体能力を持ったモサドの対テロリストエージェントでありながら、美容師になることを夢見ながら、夜な夜なうっとりと鋏を眺めるゾーハンが、とうとうニューヨークまでやってきて、町の再開発のために追い出されようとしていた美容室にたどり着き、彼の得意な秘儀(笑)によって見る見るうちに店を繁盛させてしまうというストーリーで、笑って笑ってお腹がよじれるかと思うほど面白かったです(笑)いろいろな映画のオマージュも盛り込まれているので、ひとつひとつ気づくとまた楽しいです。特にファントムが冷蔵庫の前に立った瞬間、私は、あ!ロッキーだ(笑)っと、ピンと来てしまったので、周りで誰も笑っていなかったのですがひとり噴き出してしまいました。ものすごくあほらしいちゃぁ~あほらしいので(笑)、頭をからっぽにしてお腹抱えるコメディが観たい方にお勧めです~~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
November 26, 2008
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【バンク・ジョブ】2008年11月22日(土)公開 監督 : ロジャー・ドナルドソン 出演 : ジェイソン・ステイサム/サフロン・バロウズ/リチャード・リンターン 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 バンク・ジョブ /THE BANK JOB (2008) 」 1971年、ロンドンのベイカー街のロイズ銀行で実際に起きた銀行強盗事件を基にしたクライム・サスペンス ■監督は、トム・クルーズ主演でおなじみの「カクテル(1988)」、「13デイズ (2000)」、「世界最速のインディアン (2005)」のロジャー・ドナルドソン。■テリー・レザー役は、「トランスポーター (2002)」シリーズ、「アドレナリン (2006)」のジェイソン・ステイサム。■元モデルのマルティーヌ役は、「再会の街で (2007)」のサフロン・バロウズ。 ■ティム・エヴェレット役は、リチャード・リンターン。 Story : イースト・ロンドンで中古車ディーラーを経営するテリーは、知り合いの女性マルティーヌから銀行強盗の話を持ちかけられる。「一生に一度のチャンス」と説得され、計画実行を決意する。テリーは総勢7人の実行メンバーを集め、地下トンネルを掘り金庫への侵入に成功する。しかし、その盗んだ貸金庫の中には、犯罪組織はもちろん、イギリス政府や警察、王室までもが関係する秘密が預けられていたのだ…。「2008年11月22日公開」ー 作品情報より ー イギリスで黒人地位向上の活動をしていた過激な黒人活動家のマイケルXが所有していたマーガレット王女の王室スキャンダル写真・・・1971年当時英国史上最高額の500万ポンドにも及ぶ現金と宝石が強奪される事件が起こったが、王室スキャンダルの漏洩を恐れた政府高官が、軍事、国防上の機密に触れる事態を封殺する特殊法令英国史上数回しか発令されたことのないD通告(国防機密報道禁止令)を発令した事による完全な報道規制がなされたため、事件発生から数日後にその後の報道がメディアから一切報道されなくなったのは、その為だったと言われています。実際の実行犯ジョージ・マッキンドーは「実際にトンネルを掘る作業は3週間かかりました。なぜなら、銀行の人間や店の店員に聞かれたりすると困るので、私たちは週末にしか掘れなかったからです。金曜日の夜にそこへ行き、月曜の朝まで掘り続けるということをしました」 と、「ミラー誌」の独占インタビューで語っています。金庫室には「シャーロック・ホームズにこれを解決させてみろ」と、塗装スプレーで走り書きが残されていて、ベーカー街の住人であるシャーロック・ホームズが解決した小説「赤毛連盟」の事件と手口が酷似していたそうです。この実際に起こった銀行強盗は、ウォーキートーキー(携帯無線電話)強盗と呼ばれましたが、銀行強盗実行犯と向かいのビルに陣取った見張り役が、無線でやり取りする電波を傍受したアマチュア無線家のロバート・ローランズが、警察に通報したことから名付けられたとか・・・・ 犯人達は、ロイズ銀行の近くの「Le Sac」という、皮革製品やハンドバッグを扱う店を借りて地下室をから銀行まで掘り進める手口でセキュリティーの万全な銀行強盗をまんまと成功するのですが、それが実は、麻薬密輸への関与が発覚したマルティーヌが、逮捕をもみ消す条件で、特殊機関イギリス情報局保安部MI-5、日本で言うところの公安に所属するティムから強盗を提案された事がわかるのです・・・警察は、ごまんとあるイギリスの銀行の中で、ウィンポール通りから10マイルの半径の範囲内で起こっていると推測し、わざとパトカーや救急車を銀行前に停車させ、見張り役からの無線が入るかどうか試す方法で捜査をはじめるのですが・・・政府高官下院議員、裏金帳簿を自力で奪還しようとマフィア英国マフィア、汚職警官、三つ巴の敵から追われるはめになったテリーやその仲間たち・・・ある程度の脚色や登場人物等の設定の変更とかはあるのだけれど、実際にこんなことがあったなんて驚きですね(笑)ジェイソン・ステイサムファンには楽しめる作品かもしれません・・・・っと言っておこう(笑) ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
November 25, 2008
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【誰も守ってくれない】2009年1月24日(土)公開 監督・脚本 : 君塚良一 出演 : 佐藤浩市/志田未来/松田龍平 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 誰も守ってくれない /Nobody to watch over me (2008) 」 完成披露試写会<多少ネタばれを含む表現があります> ■監督は、「踊る大捜査線」シリーズで監督、脚本を務めた君塚良一。本作でも脚本を担当し、第32回 モントリオール世界映画祭にて“最優秀脚本賞”受賞しました。 同映画祭では滝田洋二郎監督の「おくりびと(2008)」がグランプリを受賞しています。ちなみに余談になりますが、「おくりびと(2008)」は、アカデミー賞外国語映画賞に参加作品に決定していますね。 ■自身もある事件によって過去に傷ついている東豊島署の刑事勝浦卓美役は、ドラマでは2枚目半もできるカッコいい二枚目役が多く、理想の上司のランキング等でも常連であり、映画では「THE 有頂天ホテル (2005)」、コメディアンとしても突き抜けた演技を披露し大ヒットを飛ばし、自身でも代表作となった「ザ・マジックアワー (2008)」の佐藤浩市。 ■事件を起こした少年の妹船村沙織役は、「14才の母 ~愛するために 生まれてきた~ (2006)」で衝撃的な幼な妻役で一躍注目を浴び、「椿山課長の七日間 (2006)」、「母べえ (2007)」などでも活躍した志田未来。 ■東豊島署の勝浦の後輩刑事三島省吾役は、デビュー作「御法度 (1999)」で日本アカデミー賞及びブルーリボン賞などにて新人俳優賞受賞を総なめにした、松田龍平。 故松田優作の長男であることは周知の事ですね。■勝村や沙織を追いかける新聞記者の梅本役は、「間宮兄弟 (2006)」、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争 (2008)」、「アフタースクール (2008)」の佐々木蔵之介。 撮影は「20世紀少年」との掛け持ちでほとんど寝ていない状態だったそうで、そのままでも、やつれた感じがハングリーな記者役にぴったりでした(笑)■ペンションのオーナー本庄圭介役は、「踊る大捜査線 THE MOVIE (1998)」シリーズの室井慎次役がすっかり定着している感がある、柳葉敏郎。 ■本庄圭介の妻久美子役は、「解夏(2003)」の石田ゆり子。 ■東豊島署暴力犯係長役は、佐野史郎。 君塚脚本によるドラマ「ずっとあなたが好きだった(1992) 」では冬彦さん役でキモイマザコンのエリート会社員の夫をとことんキモく演じていたのが印象的です(笑)。君塚脚本ではほとんど起用され、なくてはならないくせもの役が多いです。 Story : ごく平凡な4人家族の船村家。ある日突然、その一家の未成年の長男が、小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕される。東豊島署の刑事・勝浦は、突如その容疑者家族の保護を命じられる。何から守るのかもわからないまま、逮捕現場の船村家へ向かう勝浦。勝浦はそこで、容疑者の家を取り囲む、新聞記者、レポーター、カメラマンを目の当たりにする。容疑者家族の保護マニュアルにのっとり、船村夫婦、娘の沙織の3人はバラバラに保護されることになる。勝浦は沙織の保護担当になり、2人での逃避行が始まる。マスコミはどこまでも追いかけてくる。さらに、ネット上の掲示板の書き込みが2人を追い詰めていく…。「2009年1月24日公開」ー 作品情報より ー 今日は、完成披露試写会で六本木ヒルズに行ってきました。(っと、当日ここまでは書いたのですが(笑)、公開が来年のため、後回しになってしまい、今書き始めています。今日・・・実際は11月10日六本木ヒルズスクリーン7で行われました。以降はその続きを思い出しながら書いていきます。もう2週間も経ってしまいました r(^^;) 反省・・・)司会を担当したのは、自他共に認める映画通でおなじみのフジテレビアナウンサーの笠井信輔。さすがベテランのキャスターだけあって、お話の進行が絶妙で大変良かったです。舞台あいさつには、佐野史郎、石田ゆり子、松田龍平、佐藤浩市、志田未来、柳葉敏郎、佐々木蔵之介、君塚良一監督の順に登壇しました。それぞれが「守る」ということの難しさとか大きさとかを新ためて感じられる作品になっていると口々に述べているのが印象的でした。 マスコミ報道の裏で起こっているもうひとつの事件・・・ハンディカメラを使った、臨場感あふれる「セミドキュメンタリー」撮影という手法で、今の日本で毎日のように起きている事件のテレビには映らない、容疑者の家族側を描くと言う、今までになかった視点の作品です。そう言われてみれば、今まで加害者家族の視点で描かれた作品は少ないですね。私がふと思い出すのは、両親を亡くした兄弟の兄が弟の大学進学の資金のために強盗をしようとして誤って殺人を犯してしまった「手紙 (2006)」などが思い出されます。どれだけ逃げても加害者家族と言うレッテルは追いかけてくる・・・・仕事は追われ、住まいを追われ、子供はいじめに遭い、周囲の冷たい噂や視線に耐え・・・そんな人生の中ですべてを受け入れながら生きていかなければいけない兄弟の絆の再生と生きていく姿を描いていました。 本作では、主人公である事件を起こした少年の妹、船村沙織を護衛する役目を果たそうとする、過去に自分のミスで犯人を追跡中に被害者を出してしまった刑事勝浦卓美の苦悩と交錯させながら、事件の裏側ともいえる現代社会の人間模様を描いた作品となっています。とりわけインターネット社会となった昨今では、家族を取り巻く近隣社会からの冷たい視線のみならず、全国でニュースで流れるまたは報道以外のインターネットでの口コミによる情報の早さと、やもすれば暴走ともいえる吊るしあげに似た無記名で行われる無責任な糾弾がエスカレートしていく恐怖と脅威はすさまじいものがあります。日本よりインターネット社会の韓国での、スキャンダルに対するインターネットのつるしあげによって自殺した女優さんの噂などをよく耳にします。ややもすれば魔女裁判的に集団心理が暴走して、必要以上に人間を追いやってしまう悲しいケースも少なくないですね。ブログや掲示板という画期的なシステムが出来てから、躍進的に誰でも自分のページを持つことが出来、書き込みで世界中のだれにでも自分の意見を知ってもらえる事が出来るということは、裏を返せば匿名により誰でも根も葉もないまことしやかな噂や中傷を広めることができてしまう、大変画期的な良い面との両刃の剣なのです。そういった精神的に追い詰められた加害者家族が自殺するなどの2次被害を未然に防止するために、警察が被害者家族を護衛したり、噂のほとぼりが覚めるまでの措置として民生員などの連携で素早く加害者家族である事実からかくまったり、プロバイダーを介してインターネットに介入し悪質な掲示板やブログを削除するといったケースがあるということです。 もちろん、加害者当人は別として、なんの罪もない被害者やその家族の立場、家族の中から加害者を出してしまった家族の立場、それを取り囲む社会と取り締まる警察やその家族、メディアでは取り上げられない事件の裏側にあるそれぞれの立場からの苦悩も描かれた作品です。被害者となった家族の立場、被害者家族でありながらそれに関わりのある刑事への本音と建前の心境など、どの立場に対して共感するかなど、色々な事を感じ取れる作品となっています。ハンディカメラによるセミドキュメンタリー撮影により、突然あれよあれよと渦の中に巻き込まれる加害者家族の様子、特に報道陣にもみくちゃにされる様子など、一緒に気分が悪くなるような感じさえさせられなどの臨場感があり、リアリティが増す感じがあります。そして、インターネットの口コミで追い詰められて行くシーンなど大変怖いものを感じました。しかし、後半からの、人の噂も75日といいますが、次の凶悪事件が起こってあっという間に話題が移って収束していくあたりの描き方にあっさり感が否めなくて、多少物足りなさを残す感じがしました。 加害少年も含めた家族として、これからの長い人生にすべてを受け入れて生きて行かなければならない辛さ等の描き方が弱い感じがして少々残念に思います。 ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
November 24, 2008
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【私は貝になりたい】2009年11月22日(土)公開 監督・脚本 : 福澤克雄 出演 : 中居正広/仲間由紀恵/加藤翼/ 他 期待度 : ★★★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 原作 : 加藤哲太郎 『狂える戦犯死刑囚』 ・橋本忍 「 私は貝になりたい (2008) 」 ■監督は、「愛していると言ってくれ (1995)」、「3年B組金八先生 (第4~6シリーズ)」、「華麗なる一族 (2007)」などテレビの大ヒット番組を担当した 福澤克雄 。■清水豊松(理髪店の主人)役は、「ナニワ金融道 (1996)」シリーズ、「白い影 (2001)」、「砂の器 (2004)」などの大ヒットテレビドラマで主役を務め、映画でも 「模倣犯(2002) 」などで主役を務めた、国民的人気グループSMAPのリーダー中居正広。「笑っていいとも」などのレギュラー出演や司会業でも才能を発揮し紅白の司会を担当するなど目覚ましい活躍をし続けていますね。・・っとっこで四の五の書くより、皆さんのほうが詳しいことでしょう(笑)■清水房江(豊松の妻)役は、 「トリック 劇場版 (2002)」シリーズ、「SHINOBI (2005)」、「大奥 (2006)」の仲間由紀恵 。「ごくせん (第1期) (2002)」シリーズなどテレビドラマに限らず、仲居君同様、紅白の司会にも抜擢されていますね。 ■ 敏子(房江の妹)役は、 柴本 幸 ■根本(薬屋・町内会長)役は、「警部補・古畑任三郎 (第1期) (1994)」シリースで田村正和演じる古畑任三郎の部下の今泉慎太郎役で良い味を出して人気の西村雅彦。「マルタイの女 (1997)」、「ラヂオの時間 (1997)」などでブルーリボン賞助演男優賞を受賞しています。 ■三宅(郵便局長は、) 平田 満 ■酒井正吉(豊松の友人)役は、 マギー ■健一(豊松と房江の長男)役は、 加藤 翼 ■竹内(町役場職員)役は、 武田鉄矢 ■尾上中佐(大隊長)役は、 伊武雅刀 ■足立少尉(小隊長)役は、 名高達男 ■木村軍曹役は、 武野功雄 ■立石上等兵役は、 六平直政 ■滝田二等兵役は 荒川良々 ■西沢卓次(死刑囚)役は、 笑福亭鶴瓶 ■小宮(教誨師)役は、 上川隆也 ■矢野中将(中部軍司令官)役は、 石坂浩二。 「貝になりたい」は1958年にテレビで放送され、評判を呼び、1959年に映画化公開され、その後テレビ、映画ともにリメイクされています。テレビ版は、ヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞した世界の黒澤監督の「羅生門」で脚本家としてデビューした橋本忍が、TBSの前身であるKRTでテレビムービー「私は貝になりたい(1958)」で脚本を手がけ、TBSとなってからの「私は貝になりたい(1994)」も自身の手で脚本を手がけました。本作は、橋本忍が、加藤哲太郎の手記「狂える戦犯死刑囚」を元に脚本を手がけて映画監督デビューを果たした「私は貝になりたい(1959)」のリメイク「私は貝になりたい(2008)」を、監督を福澤克雄が担当し、オリジナルにはなかった家族愛を描いた脚本を橋本忍自身で担当しました。 テレビドラマの94年版は、清水豊松役は、所ジョージ 清水房江役は、田中美佐子 清水健一役は、長沼達矢 房江の妹役は、瀬戸朝香 矢野中将役は、津川雅彦 っと、ぐっと最近の知ったお名前の俳優さんたちが名を連ねる中、清水豊松役は、所ジョージ ですよ~。ちょっとイメージ出来なくないですか?逆にどんなんだったか興味が湧き、観てみたくなりました。そして、1959年のオリジナル映画のクレジットを観ていてまたまたびっくり(笑)清水豊松役は、フランキー堺 清水房江役は、新珠三千代 清水健一(健坊)役は、菅野彰雄(後の若人あきら、現・我修院達也) 豊松の息子の健坊役は、なんと(笑)我修院達也。子役出身だったのですね!(笑)コメディアンだとばかり思っていました!(笑) ちなみに、去年2007年にも日本テレビで「私は貝になりたい(2007)」が放送されていますが、上記2作品とは内容が違います。主役が「『狂える戦犯死刑囚」の加藤哲太郎になっています。公式HPはこちら。シチュエーションもストーリーもちょっと違っていますね。こちらは加藤の体験をもとにした手記のドラマ化ですので、よりノンフィクションに近いということになるのでしょうかね。本作「私は貝になりたい (2008)」 の以下の遺書部分と映画のタイトルが加藤哲太郎の「狂える戦犯死刑囚」からの引用があったなどとする複雑ないきさつがあって、裁判沙汰があった末、ストーリーは違いますが、原作者として加藤哲太郎がクレジットされるに至ったということのようです。 「せめて生まれ代わることが出来るのなら、いいえ、お父さんは生れ代わっても、もう人間になんかなりたくありません。人間なんて嫌だ。牛か馬の方がいい。いや牛や馬ならまた人間にひどい目にあわされる。どうしても生まれ代わらなければならないのなら、いっそ深い海の底の貝にでも・・・そうだ、貝がいい。貝だったら、深い海の底の岩にへばりついているから、何の心配もありません。兵隊にとられることもない。戦争もない。房江や、健一のことを心配することもない。どうしても生まれ代わらなければならないのなら、私は貝になりたい・・・」 そして、かな~り前置きが長くなりましたが、仲居君主演の本作は、激やせぶりから映画の撮影中を明かされ、B・C級戦犯で処刑される清水豊松の役を演じると言うことで、私も長い間楽しみにして来た作品です。アメリカ空軍によるハーグ国際条約に違反した非軍事施設の民家への焼夷弾爆撃や空爆で東京を焦土と化した末、日本陸軍の爆撃でB-29から落下傘で落ち延びたアメリカ兵を処刑した罪で、敗戦後巣鴨プリズンで、A級、B・C級戦犯が絞首刑で処刑されるというストーリー。っとここまで書くと、同じことを感じた方も多いかと思いますが、今年の3月1日に公開された「明日への遺言(2008)」を思い出しますね。こちらのほうは、名古屋への無差別爆撃を実行したB29搭乗の米兵を略式裁判で処刑した罪に問われ処刑された東海軍司令官・岡田資中将のお話でした。私のブログでの感想はこちら。その感想の中で、「通常なら敗戦国としては、これほどまでの公正な裁判は行われることなく戦犯として裁決され処刑されているのが現実。」・・と書きましたが、まさにこの「貝になりたい(2008)」は巣鴨プリズンで行われた、その公正な裁判が行われることなく絞首刑になっていった現実を描いた作品といえると思います。そもそも戦争ということ自体私利私欲のための大量殺人であって、一方的に仕掛けられて防衛する以外のものは、どっちが正義でどっちが悪か、なんってあり得ないのですし、民主主義もくそもない(・・くそ・・あら、お言葉が悪すぎですわ・・)。それで一方的に裁判にかけらるのは理不尽以外のなにものでもないですよね。何万人も殺した捕虜たった一人を殺した罪で絞首刑にされるなんって納得いかなさすぎです。だって、誰だって戦争になんか行きたくないし、誰も殺したくなんかないはずですもの。尚更、命令とは言え、真上から爆弾を投下して家族や親せきを一瞬にして殺りくして、町を火の海にして焼き尽くしていた実行犯本人達が目の前に降りてきたら、憎くない訳がない・・・・八つ裂きにしたって到底足りるわけもないのです。戦争をすると言いだした本人達と、安全なところにぬくぬくといてまるで駒を動かすだけのように、上で指揮した双方の当人が戦犯として裁かれるのは当然と思いますが、負けた方だけが戦犯だなんって事自体もおかしな話です。本来、民主主義だったら、勝った国の戦犯も同じく裁くべきじゃないですか。一番悪いのは人を殺しても自分だけ良い思いをしようとする利己主義の最たる極形が戦争そのものですものね。そんな事を如実に感じられるのは、負けた国だからこそ・・・なのかもしれません。戦争に限らず、勝ち続けて良い思いをしているうちは、負けたものの痛みは感じにくいものだと思います。争いによって誰かが得るものがあるとすれば、それは勝った国でも同じことですが、とりわけ負けた側の多くの悲しみや死や犠牲の上に成り立っていることを知るべきです・・・・人間は愚かだから、喉元過ぎれば熱さを忘れます。だからこそ、そんな事をいつまでも忘れないためにも、悲しみとともに犠牲になって死んでいった人たちの事を知るべきだし、忘れないように繰り返し見なければいけないのかもしれません。そういう意味でも戦争体験者や家族だけでなく、本作のように国民的アイドル仲居君や好感度の高い仲間さんがキャスティングされる事によって、戦争を知らない世代のより多くの若者達が、この間違ってしまった歴史に触れて二度とこんな間違いを犯してはならないことを体感できる良い機会を与えてくれているという点では、映画という作品の出来いかんを問わず、貢献度が大きい作品と言えるのではないでしょうか。私は、作品を観ている時にはそれほど泣けなかったのですが、終わった後にエンドロールを眺めながら押し寄せるようなさまざまな理不尽さへの複雑な気持ちがあふれて来て、涙が止まらなくなりました。是非たくさんの方に観ていただきたいと思います。 だいぶ前に試写会で観たのですが、アップするのが、とうとう公開日になってしまいました・・・・(反省・・・・ 【送料無料選択可!】「私は貝になりたい」オリジナル・サウンドトラック / サントラ (久石譲)
November 22, 2008
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【トロピック・サンダー/史上最低~の作戦】2008年11月22日(土)公開 監督・脚本・製作・原案 : ベン・スティラー 出演 : ベン・スティラー/ジャック・ブラック/ロバート・ダウニー・Jr 他 期待度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★☆ 役者バカ達の裏リンク集 「トロピック・サンダー/史上最低~の作戦 /TROPIC THUNDER (2008)」 ■監督は、「リアリティ・バイツ (1994)」で監督デビューし、本作同様に製作、原案、脚本、出演もこなす「ズーランダー (2001)」 を手がけるなどで活躍する一方、映画製作会社レッド・アワー・フィルムズを設立し、ウィル・フェレル主演のおばかムービー「俺達フィギャースケーター」もプロデュースしていますね。■6回も地球を救った「スコーチャー」シリーズで世界的アクションスターとなった、タグ・スピードマン役も、ベン・スティラー。 「メリーに首ったけ(1998)」、「ドッジボール (2004)」、「ナイト ミュージアム (2006)」などに出演しています。■下品なオナラで笑わせる「ファッティーズ」シリーズでひとり6役で人気のジェフ・ポートノイ役は、「スクール・オブ・ロック (2003)」、「キング・コング (2005)」、「ホリデイ (2006)」のジャック・ブラック。 ■各賞総なめにした「悪魔の小路」など5度のオスカー俳優で、役作りのために黒人になる皮膚整形を受けた、オーストラリアのやりすぎ俳優カーク・ラザラス役は、「チャーリー (1992)」、「キスキス,バンバン(2005)」、ニコール・キッドマンが相手役に切望したと言われている「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト (2006)」、そして、今年の大ヒット作「アイアンマン (2008)」のロバート・ダウニー・Jr。 ■アル・パチーノの「スカーフェイス(1983)」にはまって勝手に自分に名前をつけちゃったアル・パッチーノ役は、ブランドン・T・ジャクソン。 ■ケヴィン・サンダスキー役は、「ミリオンダラー・ベイビー(2004)」ジェイ・バルチェル。 ■とんでもないベトナム回顧録「トロピック・サンダー」の原作者のジョン”フォーリーフ”テイバック役は、「ホテル・ルワンダ(2004)」でオリバー大佐役、「スパイダーウィックの謎 (2008)」でメルガラス役を演じたニック・ノルティ。本作では、ベン・スティラーが演じるタグ・スピードマンのモデル役です(笑) *--------------------------------------------------*以下は豪華カメオ出演、ネタばれになるので反転してご覧ください。 ここは↓、なるべく見ないで映画を観たほうが楽しいかも(笑) ■リー・グロスマン役は、トム・クルーズ。■「悪魔の小路」でカーク・ラザラスと共演したトビー・マグワイア役に、トビー・マグワイア(笑)。■タグ・スピードマンの15年来の友人でマネージャーのペッカー役は、マシュー・マコノヒー。*--------------------------------------------------* Story : ベトナム戦争の映画のために、三人のスターがベトナムのロケ地にやってきた。落ち目のアクションスターのスピードマンは返り咲きのチャンスを賭け、下品なコメディで人気のポートノイは芸域を広げるのが目的。そして演技派のラザラスは、黒人軍曹の役のために肌を黒くする手術まで受けるほどの役者バカ。しかし撮影は進まず、困った監督はリアリティを出すために彼らをジャングルに放り込む。しかしそこは本当の無法地帯だった…。「2008年11月22日公開 」ー 作品情報より ー ベン・スティラー監督がこの映画のアイデア思いついたのは、伊武雅刀やガッツ石松なども日本軍の役で出演したスティーヴン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国(1987) 」に端役で出演した時だそうで、彼の友人たちが出演したオスカー受賞作品オリヴァー・ストーン監督の「プラトーン(1986)」や「ハンバーガー・ヒル (1987) 」などベトナム戦争映画のパロディー満載でスプラッターギャグや下品ギャグのオンパレードで、映画の製作現場を皮肉ったはちゃめちゃアクション・コメディです。ロバート・ダウニー・Jrの役名には、「ファイナル・カウントダウン (1980)」カーク・ダグラスを皮肉ったようなカーク・ラザラスとふざけた名前までつけていますしね(笑)わがままな役者達を相手に、いっこうにまとまらない撮影を断行する、決断力の欠如した頼りないデーミアン監督のもとで撮り続けられたド派手なシーンのおかげで、わずか5日にして予算が大幅にオーバーしていまい、撮影の存続が危ぶまれた末に、ニック・ノルティ演じる原作者のジョン・“フォー・リーフ”・テイバックからそそのかされ、東南アジアのジャングルでゲリラロケを敢行することになるのです・・・・(笑)現地の本物のヘロインの麻薬組織が、ジャングルに放り込まれた役者達を米軍の麻薬摘発部隊と勘違いして攻撃してくるのですが、ただひとり演出と勘違いしたまま気がつかないスピードマンの滑稽さとアホらしさが爆笑です。現地で麻薬組織に拉致されたスピードマンを見殺しにして保険金を受け取ろうと画策する制作会社がスピードマンのマネージャーのペックをG5旅客機とお金で口止めして隠蔽しようとするなど、映画製作サイドを強烈に皮肉っていたりするのがとっても面白いです。「ジェニファー・ラヴ・ヒューイット」など実名で女優の名前が使われるなど自虐ネタもあり~の、徹底して映画業界や製作サイドをこき下ろしたような内容です。作品としての評価は★2個半・・・っという感じですが、徹頭徹尾大げさな演技に加え、ものすご~っくぅ、くだらないので、戦争映画と勘違いして真面目に観ると(コメディだからそんな人は少ないか(笑)・・・)、きっと腹立たしいほどなのですが(笑)、頭をからっぽにして笑うにはうってつけな作品です。カメオ出演といえども最初からでずっぱりのあの大物俳優は、わざとクレジットから外れ(笑)、演じているっというよりは、はじけまくって楽しんじゃってるって感じでした(笑)~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
November 8, 2008
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【X-ファイル:真実を求めて】2008年11月7日(金)公開 監督・脚本・製作 : クリス・カーター 出演 : デイビッド・ドゥカブニー/ジリアン・アンダーソン/ビリー・コノリー 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★☆ 「 X-ファイル:真実を求めて/THE X-FILES: I WANT TO BELIEVE (2008) 」 ■監督は、「X-ファイル2nd ・3rd・5th~9thseason」の監督を担当したクリス・カーター 。■フォックス・モルダー役は、テレビシリーズ「X-ファイル(1st~9th season) 」、ジュリア・ロバーツと共演した「フル・フロンタル(2003)」、 「コニー&カーラ(2004)」のデイビッド・ドゥカブニー。 ■ダナ・スカリー役は、テレビシリーズ「X-ファイル(1st~9th season) 」、「もののけ姫 (1997) 」アメリカ版吹き替えでモロを担当したジリアン・アンダーソン。 ■ジョー神父役は、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004)」でモンティおじさんを演じたビリー・コノリー 。 ■FBI捜査官ホイットニー役は、「恋愛適齢期(2003)」でダイアン・キートン演じるエリカ・バリーの次女マリンを演じたアマンダ・ピート。 Story : かつてFBIで“X-ファイル”事件を担当していた医学博士スカリーのもとに、FBIが訪ねてきた。彼女しか居場所を知らない元FBI捜査官モルダーに、ある事件への協力を求めてきたのだ。その事件とは女性捜査官・モニカの失踪事件。協力を申し出た超能力を持つ神父・ジョーが透視したところ、雪の中から切断された腕が見つかったのだ。現場復帰を決意したモルダーは事件の捜査に乗り出す。まずはジョーと面会を果たすが……。「2008年11月7日公開 」ー 作品情報より ー 「X-ファイル」シリーズの例のテーマソングは当たり前のように知っているのですが、実は観るのは初めて?なんです、たぶん・・・なので、モルダーとスカリーと言われても初めて耳にしちゃった名前とお顔・・・・ 9シーズンも放送された超人気シリーズなのでそれなりに面白いだろうなと期待は大だったのです。なにせ、白髪の老人が湖の氷上でふらふらと何かに導かれるように「It's Here」とへたり込む予告編を観せられて、ミステリアスなイメージに期待するなというほうが無理ってものですよ(笑)。ん~~どぉおなんでしょうかぁ~。ずっとシリーズを見守ってきたファンにとっては、シチュエーションを理解している上での鑑賞になるでしょうから、私のように顔を識別する作業や、超常現象を帯びた未解決事件を追うFBI捜査官をやめた二人の経緯とか、再び謎の失踪事件に駆り出される必然性とか、余分なことに神経を使わないで観れるので、そのままのめり込めるのでしょうが、なぁ~んにも知らずに観た私には、ちょっとストーリーを楽しむまでにはいけませんでした・・・だって、スカリーが難病の子供の主治医だった・・・事が後半になってやっとつながったぐらいですから(遅すぎです・・笑)、しかも、妹が未確認飛行物体に拉致?された??・・・とか一瞬聞き逃してしまったら理解できないと思われる、原題のサブタイトルにもなっているI WANT TO BELIEVE・・・これほどまでにモルダーが透視能力を持つ謎の神父を信じようとする背景など、終わってからなんとなく整理してみて、そうなのか・・・程度の理解でしたし。だからと言って、大体わかったからもう一度観ようか・・・・と思わせる魅力はあまり感じられませんでした。猟奇的事件なのか、超常現象を主体にしたSF的ストーリーなのか、どっちつかずで、しかも神を信じるの信じないの、冒涜するのと、いたって日本人にはピンとこないのですよね・・・っと書いてしまうと感の良い方には事件の真相がなんとなく見えてしまうかもしれませんね(笑)まぁ、”人はその言動やイメージ、表に現れているだけの事実で判断できるものではない・・・”と言う事を、「決してあきらめてはいけない」とスカリーに諭したジョー神父の言葉によって表現されているのか・・・な?と思います。それがサブタイトルI WANT TO BELIEVEに込められているのでしょうね。 X-ファイル:真実を求めて/Mark Snow~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
November 8, 2008
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【252 生存者あり(2008)】2008年12月6日(土)公開 監督・脚本 : 水田伸生 出演 : 伊藤英明/内野聖陽/山田孝之 他 期待度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 原作 : 「 252 生存者あり (2008) 」 ジャパンプレミア252=生存者あり、というレスキュー信号 ■監督は、「舞妓 Haaaan!!! (2007)」の水田伸生。 ■弟・祐司役は、「海猿 ウミザル (2004~)」シリーズ、「この胸いっぱいの愛を (2005)」の伊藤英明。 ■ハイパーレスキュー隊長である兄・静馬役は、「あかね空 (2006)」、「メタルマクベス (2007)」の内野聖陽。 ■研修医の重村役は、「電車男 (2005)」、「手紙 (2006)」、「イキガミ (2008)」の山田孝之。 ■気象庁の予報部員は、「ローレライ (2005)」の香椎由宇。 ■耳の不自由な 祐司の娘しおり役は、大森絢音。 Story : 関東に直下型地震が発生して数週間後、都心の機能は回復しつつあった。しかし、この地震の影響で海水温度が急上昇、それは巨大台風を発生させ、その脅威が臨海副都心に迫っていた。東京消防庁のハイパーレスキュー隊が必死の救助にあたるなか、音波探索機が高潮による水没で壊滅した新橋の地下から「2、5、2(生存者ありの暗号)」の音をキャッチ。ハイパーレスキューの暗号を知っている人間が地下に閉じ込められているのだ…。「2008年12月6日公開」ー 作品情報より ー 用事があってチケット交換の時間が遅くなってしまったのでレッドカーペト観覧整理券がもらえなかったのでおとなしく席について待っていたのですが、なかなか始まらなくて退屈でした。せめてカーペットの様子でもビジョンで流してくれれば良いのにね~。予定が押していたのか、19:00の予定が大幅に遅れて19:30頃から映画パーソナリティーの伊藤さとりさんの紹介で、杉本哲太、松田悟史、桜井幸子、内野聖陽、伊藤英明、山田孝之、MINJI、木村祐一、大森絢音、水田伸生の順で紹介されながらキャストの登壇となりました。主なキャストのほとんどが舞台挨拶に来てくれてとっても嬉しいのですが、挨拶もばたばたと全員がしてなんだかあっさりという感じでした。山田孝之の誕生日プレゼントに伊藤英明がミニバイクをプレゼントしたエピソードなどを話していたのですが、そのバイクは山田君の玄関にいつでも使えるようにスタンバイしている?そうです。結局のところまだ使ってなくて飾ってある?ってことなのかしらね(笑)一番目についたのは、伊藤英明演じる祐司の娘しおりを演じた大森絢音ちゃんが真っ白なふりふりドレスを着ていてとってもキュートだったことですね♪映画は2時間13分と長かったので、エンドロールの後にMINJIの歌が予定されていたにもかかわらず、東京近郊からいらっしゃっている方たちは電車やバスなどの時間が気になるのでしょうね、エンドロールが始まるや否やというかんじでばらばらと帰途に就く人が目立ちました。私は最後まで歌を聴いていたので、席を立った時にはもう10時になっていました~せっかくのプレミアなのに最後までいられないのは残念なことですよね、カーペットの時間をもっと早めるなどしてせめて19:00には開映してほしいものです。 この作品は、前半の気象異常による雹や津波で壊滅状態になる新橋、汐留の映像は、物凄くリアリティがあって、圧倒されました。特に地下鉄になだれ込んでくる人々でのパニックシーンや、水没していくシーンなどは実際に人が水に押し流されていく様子など、これはCGでは無理だよねっといえる実写の映像に息が止まる思いがするほどリアリティがあって恐怖そのものでした。ハイパーレスキュー隊長である兄・静馬役の内野聖陽の演技も、兄と同じ元ハイパーレスキュー隊の祐司役の伊藤英明の演技も素晴らしかったです。そして、娘のしおり役の大森絢音ちゃんのラストの演技には涙腺決壊というかんじでした・・・続きは、言いたい事がいっぱいあるので明日またゆっくり書こうと思います(笑)いつも、あとで・・と言いつつ忙しさにかまけて放置ぎみになっていますが(笑)、本作では賛否両論もろもろの要素含まれているので、明日忘れない内に(笑)きっと・・・・ 《送料無料》岩代太郎(音楽)/252 生存者あり オリジナル・サウンドトラック(CD)~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
November 4, 2008
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【WALL・E/ウォーリー】2008年12月5日(金)公開 監督・脚本 : アンドリュー・スタントン 声の出演 : ベンジャミン・バート/エリッサ・ナイト/シガニー・ウィーバー 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★★ 原作 : 「 WALL・E/ウォーリー /WALL-E (2008) 」 名前は、ウォーリー。700年間、ひとりぼっち・・・なゴミ処理ロボット。Waste(ゴミ)Allocation(配置)Load(積載)Liftter(運搬機)Earth-Class(地球型) ■監督は、「バグズ・ライフ(1998) 」、2004年アカデミー賞において長編アニメ最優秀賞を受賞した「ファインディング・ニモ(2003)」のアンドリュー・スタントン。 「トイ・ストーリー(1995) 」以来ピクサー作品で脚本・原案や製作に携わって来ています。 ■ウォーリーと外界汚染物質除去ロボットモーの声は、「スターウォーズ」シリーズのR2-D2を担当したベンジャミン・バート。 ■最新型探査ロボット・イヴの声は、エリッサ・ナイト。 ■キャプテンの声は、ジェフ・ガーリン。 ■シップのコンピュタの声は、シガニー・ウィーバー。■アクシオンを開発したBnLスターライナー社のCEOのシェルビー・フォースライトの声は、フレッド・ウィラード。 Story : 西暦2700年。人類はゴミだらけになった地球を捨て、宇宙に逃れた。荒れ果てた地球に残されたのは、“地球型ゴミ処理ロボット”のウォーリーだけだった。700年という気の遠くなるような孤独の中、ウォーリーは小さな身体を使って、どんな時もコツコツとゴミを片付け続けた。いつの日か、誰かと出会えることを信じて…。ある日、そんなひとりぼっちのウォーリーの前に現れた、ピカピカのロボット“イヴ”。美しいイヴに恋をしたウォーリーは、彼女の気を惹くために必死にアピールする。しかし、ウォーリーが見せた“あるもの”を目にした瞬間、イヴは突然動かなくなってしまう。彼女には、地球の運命を左右する“重大な秘密”が、隠されていたのだ…。「2008年12月5日公開」ー 作品情報より ー ディズニー映画らしい軽快なミュージカル曲にのせて、まったくその愉快な曲調にふさわしくないようなゴミに埋もれて廃墟と化した風景が映し出される冒頭から、たったひとりぼっちで地球に残されてコミカルに細々とゴミを選別してキューブ化していくごみ処理ロボットのウォーリーの映像にひきつけられます。ダイヤの指輪を見つけて指輪には見向きもせずにそれがおさまっていた指輪のケースを自分の収集ケースにしまったり、ブラジャーをアイマスクにするつもり?でしまったり、壊れて動かなくなった同じごみ処理ロボットの部品を持ち帰ったり、一個一個調べて分別しながら自分の部品を探したり、好みのものをコレクションしていく様子がなんとも几帳面なのが笑えます。ゴミ置き場で偶然見つけたゴキブリともバッタともちょっと区別がつかない虫をペットにして、古いビデオを繰り返し見て夢見る変化のない日常を送っていたある日、たくましく育っていた唯一の雑草を見つけて大事に取って持って帰って来ていたウォーリーの淡々とした変化のない毎日に突然現れた観たこともない純白の美しいロボット。700年間もひとりぼっちだったウォーリーに突然降ってきた初恋の物語といえるでしょうね☆イヴを追って飛び出した宇宙のスペクタクルとその映像の美しさにもうっとりさせられます。シンプルな展開の割には、練りに練ってあるなと思われるディテールは、時には物に溢れた現代の価値観への皮肉とも取れる内容や、このままだとこうなっちゃうよと人類への未来を警告するような深刻な社会問題が面白可笑しく表現されていて、良く考えられているなと感心させられました。ウォーリーとイーヴァ(ウォーリーがイヴを呼ぶ時の名前)とほとんど名前を呼び合うだけの少ないセリフで説明の要らない動きだけの面白さで魅せてくれる、大人も子供も楽しめるなかなか素晴らしい作品です。ディズニーとピクサーの良いとこどりの融合が成功している作品かと思います。~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
November 3, 2008
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【彼が二度愛したS】2008年11月8日(土)公開 監督 : マーセル・ランゲネッガー 出演 : ユアン・マクレガー /ヒュー・ジャックマン/ ミシェル・ウィリアムズ 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★☆ 原作 : 「 彼が二度愛したS / DECEPTION (2008) 」 ■監督は、マーセル・ランゲネッガー。 本作が初監督作品です。 ■さえない会計士ジョナサン・マコーリー役は、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (1999)」などシリーズを通してオビ=ワンを演じている、ユアン・マクレガー。 「ブラックホーク・ダウン (2001)」、「ムーラン・ルージュ (2001)」、「ビッグ・フィッシュ (2003)」、「ミス・ポター (2006)」など多彩な作品で活躍しています。■ワイアット・ボーズ/ジェイミー・ゲッツ役は、「ニューヨークの恋人 (2001)」、「X-メン (2000)」シリーズのウルバリン、「プレステージ (2006)」のヒュー・ジャックマン。 本作ではプロデュースも手掛けています。■S役は、アンリー監督がオスカーを受賞した「ブロークバック・マウンテン (2005)」で共演した事がきっかけで主演の故ヒース・レジャーと結婚したミシェル・ウィリアムズ。受賞にはなりませんでしたが 彼女自身も助演女優賞にノミネートされています。そして、ヒースとともに「アイム・ノット・ゼア (2007)」にも出演しています。■ルッソ刑事役は、「ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル (シーズン1) (1997)」をはじめとするテレビシリーズで、レベッカ・ワシントンを演じているリサ・ゲイ・ハミルトン。 ■ティナ役は、「ラッシュアワー2 (2001)」、「M:i:III (2006)」、「ダイ・ハード4.0 (2007)」のマギー・Q。 Story : NYの孤独な会計士ジョナサンは、ある日弁護士のワイアットと出会い、人生が一変する。NYエグゼクティブのためだけに存在する秘密クラブ。そこで彼は美しく優雅な女たちとの一夜限りの情事にハマっていく。名前が“S”から始まることしか知らない、ミステリアスな彼女に出会うまでは…。「2008年11月8日公開」ー 作品情報より ー ウルヴァリンとオビ=ワンという超人気シリーズの人気キャラクター同士の競演ですね。ヒュー・ジャックマンは、クリスチャン・ベイル演じる同じく人気シリーズ「バットマン」のブルース・ウェインとも競演していました~。いや、なんとなく思い出して比べてしまいました・・・(笑)だからなんだということでもないのですが、主役を張れる2大スターが共演するということでその面白さも2倍になるのかなと言えばそうでもなかった「プレステージ (2006)」。今回もなんだかB級の予感がプンプンしていたのですがぁ~やっぱり気になってしまう2大スターの共演です。ヒュー・ジャックマンとユアン・マクレガーともに2枚目俳優ではありますが、冴えない男役を演じると、ほんっと冴えないのがびっくり(笑)もちろん演技が巧いと言う意味でなのですが(笑)一見気が合いそうもない冴えない会計士とセレブなエリート弁護士の出会いは、ストーリーが進むにつれ、ユアン・マクレガー演じるジョナサン・マコーリーが一人の謎の女Sを愛した瞬間からそのキャラクターに変化が生じます。ネタばれになるので言及は避けますが、冴えない男を演じるユアン・マクレガーが決意を秘めたかっこいい男になって行くその変化も、セレブで非の打ちどころのない華麗な弁護士が、正体を見せ始めた瞬間からのヒュー・ジャックマンのキャラクターの変化も、別人のようだな~っと思えるほど見事な変貌ぶりはさすがだなっと、変なことに関心したことを言いたいがために(笑)、長々と前述した前振りを並べてしまいました(笑)。変貌したと言えばもう一人、ヒロインSを演じたミシェル・ウィリアムズ。「ブロークバック・マウンテン (2005)」のときは色白ポッチャリさんだったのに、別人のように痩せてどこか影のある妖艶な色気を漂わせた女性になりましたね~痩せたせいか?鼻が高くなったみたい(なんか足したかな?)(笑)っとほとんどよもやま話になってしまったので、この辺で本題にはいりますが・・・(かなり余談が長いし(笑)・・)原題は「DECEPTION」いわゆる 詐欺というサスペンスですが、水道官漏れと携帯電話と言うストーリーを支える重要な二つのキーはちょっとわざとらしさがあって、サスペンス通でもない私にも気付かせてしまう雑感が気になるし、前半のだらだら感から後半の急展開とラストの無理やり感のあるハッピーエンドがバランスが悪くて、ラストの物足りなさを招く結果になってしまったように思えます。あまりにも直接的な「DECEPTION」と言う原題をあえて避けて「彼が二度愛したS」と邦題をつけ、あたかもラヴストーリーかと思わせるタイトルでオブラートにつつんだようになっていますが、ちょっと内容に合っていないがしますね。なんとなく、映画というよりは、連続サスペンスドラマの第1話を見たようなそんな気がしました・・・・・(余談に比べて本題がいやに短いです(笑)すみません) ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
October 28, 2008
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【BOY A】2008年11月15日(土)公開 監督 : ジョン・クローリー 出演 : アンドリュー・ガーフィールド/ピーター・ミュラン/シヴォーン・フィネラン 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★★ 原作 : ジョナサン・トリゲル 『BOY A』 「 BOY A (2008) 」 ■監督は、「ダブリン上等! (2003)」のジョン・クローリー。 ■ジャック・バリッジ役は、ロバート・レッドフォード監督の「大いなる陰謀 (2007)」でトッド・ヘイズ役でデビューし、「ブーリン家の姉妹 (2008)」にも出演したアンドリュー・ガーフィールド。 故ヒース・レジャーの追悼の意を込めてジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルがヒースの役を演じる、テリー・ギリアム監督の「パルナッサス博士の想像力/The Imaginarium of Dr. Parnassus」にも出演しています。 ロバート・レッドフォード監督が発掘したブラッド・ピットに続き、彼もレッドフォード監督に発掘されたその容姿もさることながら演技の面でも期待大です。■ジャックの後見人テリー役は、「マイ・ネーム・イズ・ジョー (1998)」でカンヌ国際映画祭において最優秀主演男優賞を受賞しているピーター・ミュラン。 「マグダレンの祈り (2002)」では、監督、脚本、出演の三役をこなしています。■クリス役は、ショーン・エヴァンス。 ■ジャックの恋人白鯨ことミシェル役は、ケイティ・リオンズ。 ■ケリー役は、シヴォーン・フィネラン。 Story : 24歳のジャックは、子供の頃に犯した犯罪により少年院に入れられ、14年間の刑期を終え再び外の世界へ出ようとしている。ソーシャルワーカーのテリーから仕事とアパートが与えられ、彼は過去を隠し、名前も変え新しい生活を始める。運送業の会社に就職した彼は、同世代の青年クリスとコンビを組むことになる。職場にはミシェルという気になる女性もいた。ある日ジャックは、クリスに後押しされてミシェルを誘う…。「2008年11月15日公開」渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー 公式HPhttp://www.boy-a.jp/ー 作品情報より ー 久しぶりに、観終わった直後にもう一回観たいと思える作品でした。ブリティッシュ・インデペンデント作品という事や決して明るいストーリーではないという前評判をチラット聞いていたので、ちょこっと覚悟して観に行きました(笑)。そしてタイトルの「BOY A」、いわゆる「少年A」というところからも、今や世界中で問題となっている少年犯罪の是非を問う作品・・・・なのかなと・・・。それについては、いろいろと思う所や言いたい事が山ほどあったのですが、本作は私の想像していた内容とはちょっと違っていました。たいていこの手の作品は、悪魔のような殺人鬼と化すその背景や過程を描いて、その後の更生して社会に溶け込んで生きて行く困難さとか、それを受け入れる社会の先入観による反感や戸惑いなどから起こるドラマを描くことが多いので、この作品もその辺のストーリーなのかと思っていたのです・・・・。 10年間社会から隔絶されて生きてきた主人公ジャックは、後見人のテリーに今日から過去を忘れて生まれ変わるんだと言われ、新しい名前を考え、前科も自動車泥棒で3年入所したということにし、仕事も新しい住まいも決まり、何もかも初めての経験・・・マックに置いてあるメニューにしてもなにを頼んで良いのかさえもわからず、同僚との酒の付き合いや女の子の扱い方にしても、すべてが初めての経験であり、キラキラするほど眩しくすべてが順調だったのです・・・・戸惑いながらも一生懸命な彼に周りは好意的でした・・・観ている側でさえあまりにもピュアな彼にはらはらし、応援する気持ちで観ていくのです。ストーリーの展開は中盤以降から、自動車事故で怪我をしてしまった少女を助けて、英雄として周りの注目を浴び始める事により生じる大きなリスクが、徐々に彼に不安を与えることになっていき、親代わりの後見人のテリーの家庭事情の、ある些細な事から急速に暗転しはじめます。その後の展開は・・・・・押して知るべし・・・。あなた自身で確かめてください。 前評判として、はまり役だったアンドリュー・ガーフィールドの好演に対する評価が高かったのですが、まさにこのピュアで繊細な元少年Aジャックを演じた彼の演技は絶賛に値するものでした。そして、ケイティ・リオンズ演じる彼の恋人ミシェルは色白の小太りな女の子でしたが、思春期と呼べる時期がなかったジャックにとっては天使以外のなにものでもなかったのです。そんなジャックを包容力たっぷりにやさしく見守るミシュエルの姿も印象的でした。 ただひとつ疑問に感じたのは、刑期を終えて出所した犯人に賞金が懸かるってどういうことなのかぁなぁ~~っと (´-`).。oO(なぜ?)イギリスってそんな事が許される国なんですかねぇ・・・・罪を犯して捕まる前の容疑者とかならまだわかるのですけど・・・・・そんなことに詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてくださいませ~っともろもろの疑問などでもやもやしながら・・・・色々と彼の切ない人生などに思いを馳せ、罪を犯す事とは、などいろいろな事が頭の中でぐるぐるしながら複雑極まりない気持ちで帰途につきました(笑) (c)THE WEINSTEIN COMPANY ,FILMFOUR CUBA PICTURES「画像はシネトレ提供」 ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
October 19, 2008
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【ゲット スマート】2008年10月11日(土)公開 監督 : ピーター・シーガル 出演 : スティーヴ・カレル/アン・ハサウェイ/アラン・アーキン 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 「 ゲット スマート / GET SMART (2008) 」 ■監督は、「50回目のファースト・キス (2004)」、「ロンゲスト・ヤード (2005)」のピーター・シーガル。 ■影の薄い主役マックスウェル・スマート役は、「40歳の童貞男 (2005)」、「リトル・ミス・サンシャイン (2006)」のスティーヴ・カレル。 ■エージェント99役は、「プリティ・プリンセス (2001)」、「プラダを着た悪魔 (2006)」のアン・ハサウェイ。 ■チーフ役は、1966年・第24回ゴールデン・グローブにおいてアメリカ上陸作戦 (1966)」で主演男優賞、「リトル・ミス・サンシャイン (2006)」でゴールデン・グローブ賞&アカデミー賞で助演男優賞を受賞した、アラン・アーキン。 ■エージェント23役は、ドウェイン・ジョンソン。 ■シーグフリード役は、テレンス・スタンプ。 ■まぬけなスパイグッズの開発担当のブルースとロイドのでこぼこコンビ役は、ブルース役にテレビドラマ「HEROES/ヒーローズ (シーズン1~2) (2006~2007)」の「やった~!」でおなじみのヒロ・ナカムラ、「燃えよ!ピンポン (2007)」ではカメオ出演だった、マシ・オカ。タイムズ誌の表紙を飾った数少ない日本人の一人です。ロイド役には、ネイト・トレンス。 ちなみにこの二人、劇場未公開で2008年10月22日DVDが発売される予定ですが、スピンオフ「ブルース&ロイドの ボクらもゲットスマート (2008)」に主演しています(笑) Story : 極秘諜報機関「コントロール」で情報分析官を務めているスマートの夢は、エージェントとなって活躍する事。ある日「コントロール」本部が犯罪組織「カオス」に襲われ、すべてのエージェントの身元が知られてしまう。そのため、顔が知られていないスマートはエージェントに昇格。整形した美人エージェント99と組んで、カオスの陰謀を暴く使命を受ける。張り切るスマートだが、失敗の連続。しかしついに敵ボスの居場所を突き止める。「2008年10月11日公開」ー 作品情報より ー 40種類もの言語を自在に操り、テロリストたちがふと漏らした家庭の揉め事からさえも重要情報を読み取る凄腕の分析官。その驚異の分析能力ゆえに、エージェントへの昇格を見送られたマックスウェル・スマートを演じるのは、「40歳の童貞男 (2005)」でふさふさの体毛を体を張って流血しながら痛~い脱毛シーンで笑わせてくれたスティーヴ・カレルですが、今回も随所の痛いシーンで笑わせてくれます。コメディだからと言ってスパイアクションがずっこけなわけでもなく、本人はいたって大真面目なのに(笑)、ものすご~っく笑えるシーンが多くて楽しめます。コテコテのずっこけコメディ路線ではなく、どこかチャップリン的な笑いを思わせる無表情な笑い路線というか、B級スパイ映画ながらもやるときゃやる的な部分もあってなかなか私的に好みのテイストでした。犯罪組織カオスに極秘諜報機関コントロールが襲撃されエージェントのデータがすべて盗まれる事態になったことから、スパイへの道をあきらめかけていたスマートが顔が割れていないと言う理由からエイジェント86として、もう一人の整形手術によって新しい顔を手に入れた為顔がわれていないアン・ハサウエイ演じるエージェント99とともにカオスに盗まれた核物質の行方を突き止め進行中のテロ工作を未然に防ぐという壮大な極秘任務を任されることになって張り切るのですが、おおまじめなスマートが得意の痛い失敗で笑わせてくれます。この作品はアメリカの人気テレビ番組「それ行けスマート(1965~1970)」の映画化「それ行けスマート/世界一の無責任スパイ(1989)」のリメイクのようです。日本では未公開でDVDスルーですが、「HEROS」で逆輸入的に有名になったマシ・オカとネイト・トレンス演じる、ブルース&ロイドのでこぼこコンビのスピンオフ作品「ブルース&ロイドの ボクらもゲットスマート(2008)」も作られていますね。ちょっと観てみたいかもぉ~ ■DVD ブルース&ロイドの ボクらもゲットスマート(2008年10月22日発売予定) ■《送料無料》トレヴァー・ラビン(音楽)/オリジナル・サウンドトラックゲットスマート(CD) ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
October 16, 2008
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【ホームレス中学生】2008年10月25日(土)公開 監督・脚本 : 古厩智之 出演 : 小池徹平 /西野亮廣/池脇千鶴 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 原作 : 田村裕『ホームレス中学生』(ワニブックス刊) 「 ホームレス中学生 (2008) 」 <ネタばれに相当するコメントあり> ■監督は、「ロボコン (2003)」、「さよならみどりちゃん (2004)」の古厩智之。 ■主演田村裕役は、ウエンツ瑛士とのユニットWaTで歌手として活躍する一方、ドラマにCMに大活躍で、映画「ラブ★コン (2006)」、「KIDS (2007)」に出演の小池徹平。 ■兄・研一役は、バラエティ番組などでおなじみの西野亮廣(キングコング)。 ■姉・幸子役には、「ジョゼと虎と魚たち (2003)」の池脇千鶴。■父親・一朗役は、こんなダメおやじを演じさせたらピカイチな、「それから (1985)」、「トニー滝谷 (2004)」のイッセー尾形。 Story : 中学2年生の田村裕は、クラスの人気者。1学期最終日には、気になっていた女子から映画に誘われ、上機嫌で帰宅すると、家の周りの様子がおかしい。団地の前には田村家の家具が山のように積まれ、カギが変えられて中にも入れない。兄、姉と玄関の前で途方に暮れていると、父親がやって来て「今日で我が家は解散!」とだけ言って、去って行った。事態を把握し、立ち往生する3人。しかし、それは人生最高の夏休みの幕開けだった。「2008年10月25日公開」ー 作品情報より ー 家から家財ごと締め出されて唖然としている兄弟3人の前に、自転車で現れた父親が、突然 「解散!」の一言で、いなくなってしまい、取り残された3人では大学生の兄を筆頭に到底生活できないと踏んだ小池徹平演じる中学二年生の少年麒麟の田村裕が、ホームレス生活を余議なくされる私小説「ホームレス中学生」の映画化です。同名私小説「ホームレス中学生」は、2007年9月の発行後、たった2ヶ月でミリオンセールを果たした話題作。兄弟役が3人とも関西出身とあって違和感のない関西弁で息のあった兄弟ぶりを見せています。所持金が底をつき、自販機の周りに落ちているお金や取り忘れたおつりを探し回って食いつないだり、田村少年のただならぬ様子を察知してハトの餌をだまっておいて行ってくれるおじいさんのパンの耳を食べ、草や段ボールまで食べてみるなどの精神状態にまで追い詰められていきますが、悲壮感とは無縁の美少年小池徹平自体のキャラクターが演じているせいか、あまり悲惨さは感じにくいものの、親友の家族と肝っ玉母さんのおかげで締め出されて以来はじめて兄弟3人そろって夕食をごちそうになるシーンは、池脇千鶴の好演もあってか、私の涙腺のダムが決壊しました・・・・なにかと世話をしてくれる民生委員の女性の温かい人情に触れ、まずしいけれど兄弟一緒に暮らせる幸せを感じ初めていた矢先の、母の臨終の際には理解できなかった人の死というものに衝撃を受けたりと、多感な思春期にありがちな不安定な少年田村少年を励ました教師の言葉・・・「私だって28歳にもなってしんどくて死にたいと思うこともあるのに、その半分しか生きていないあなたがしんどいのは当然よ」という言葉が印象に残ります。また、姉の幸子と口喧嘩の末家を飛出して警察に補導されて迎えに来た兄が、自分がお荷物になってしんどいだろうから、早く母のもとに行って楽になりたいと言う田村少年を殴りつけて、言った言葉・・・「一緒におってくれるからしんどくても生きていけるんだ」しみじみ肉親である兄弟の絆の温かさ、卵付きの牛丼よりも比べようもない姉幸子が握ってくれていた愛情のこもった具のない塩むすびのおいしさを感じさせられます。 主題歌 : 天上智喜//CLIFF EDGE「Here」(rhythm zone) ■送料無料■上田禎 CD【映画「ホームレス中学生」オリジナル・サウンドトラック】08/10/8発売 || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
October 14, 2008
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【ロスト・ルーム】2008年10月13日(月・祝)WOWOWにて放送予定 監督 : クレイグ・R・バクスリー/マイケル・ワトキンス 出演 : ピーター・クラウス/ ケヴィン・ポラック/ジュリアナ・マーグリーズ 他 「ロスト・ルーム/ LOST ROOM 」 総製作費10億円2008年10月13日(月・祝)、午後1:00~WOWOWにてプレミア 放送(全6話) ■監督は、「バミューダ・トライアングル(1999&2005)」のクレイグ・R・バクスリー&「CSI: 科学捜査班 (2000~2001)」マイケル・ワトキンス。 ■主演ジョー・ミラー刑事役は、「シックス・フィート・アンダー (シーズン1~5) (2001~2005)」でネイト・フィッシャーを演じたピーター・クラウス。エミー賞において「シックス・フィート・アンダー(第5シーズン)」他でドラマ・シリーズ部門主演男優賞に3回、ゴールデン・グローブ賞に2回ノミネートされています。■カール・クロイツフェルド役は、 「わが心のボルチモア (1990)」、「ア・フュー・グッドメン (1992)」のケヴィン・ポラック。 ■ジェニファー・ブルーム役は、ジュリアナ・マーグリーズ。■アンナ・ミラー役は、プロフェッショナルな子役でご存じダコタ・ファニングの妹エル・ファニング。 Story : 幻の客室10号室にあったとされる約100の“オブジェクト”は、部屋の外でそれぞれ異なる不可思議な力をもっていた。ジョー・ミラー刑事(TV「シックス・フィート・アンダー」のピーター・クラウス)がある事件の捜査過程で偶然手に入れたモーテルの鍵。それは“オブジェクト”の一つで、ありとあらゆるドアを開けば、謎の10号室と念じた場所に行けるというパワーをも持っていた。その鍵を狙う何者かに追われる中、最愛の一人娘アンナ(映画『バベル』のエル・ファニング)が急に現れた10号室に消えてしまう。アンナを連れ戻すため、ジョーは鍵の謎に足を踏み入れることになった。鍵のほかにも様々なパワーを持つ“オブジェクト”の存在と、ミステリアスで変人めいた収集家や妄信者、追跡者たちの集団の存在を知る。それぞれの思惑が絡み合い、思いもよらぬ展開がジョーを待ち受けていた…。果たして幻の客室=10号室の正体は!? “オブジェクト”の謎とは!?「2008年10月13日(月・祝) 」午後1:00~WOWOWにて放送(全6話) ー 作品情報より ー 5年前に出来た秋葉原にある富士ソフト秋葉原ビルにあるアキバシアターで行われたブロガー試写会に行ってきました。試写室としてはイマジカに続く2番目にジョージルーカスの高い音響品質環境THX認証を受けた映像環境だけあって、音の透明感と重厚感、スクリーンの美しさににはちょっと鳥肌ものの感動です。実は、噂に聞いていたアキバシアアターに行ってみたいという感じで出かけて行ったのです。いつもここだと嬉しいのになぁ~(笑)今回の試写会は、映画ではなく、アメリカで人気のTVドラマ「 LOST ROOM 」 が10月13日(月・祝)からにWOWOWで放送されるのに先立ち、第1話「鍵」と第2話「時計」を見せていただきました。 第1話は、「ドラえもん」の”どこでもドア~♪”と「ハウルの動く城」を合わせた感じの、不思議な鍵をめぐるファンタジー色のサスペンス・ストーリー。この幻の10号室から盗まれた「オブジェクト」と呼ばれる不思議なパワーを持つアイテムが世界中に100以上あるという・・・その中でも最強のオブジェクト「鍵」がジョー・ミラー刑事の手に渡った瞬間から、鍵の不思議なパワーを知り、それを手に入れようと躍起になっている謎の組織に狙われことになり、また、オブジェクトの持つ危険な力を悪の手に渡さないために回収していく組織との渦の中に巻き込まれていくなど、主な登場人物の相関関係が見えてくるストーリー展開となっています。主役のジョー・ミラー刑事を演じているピーター・クラウスはあまり映画ではお見かけしたことがないのですが、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞にはノミネーションの常連のようです。ジョー・ミラー刑事の好奇心が旺盛で活発な愛娘アンナを演じたエル・ファニング。あたり前のことですが姉ダコタ・ファニングにそっくりでとってもかわいいです。敵か味方かわからぬまま入り乱れる思惑の渦によって思わぬ事態に巻き込まれて行くサスペンスといえども、念じれば好きな場所に出られる鍵にしても、ゆで卵を作っちゃう腕時計とか、眼の前の人にタッチすると特定の場所に飛ばしちゃうチケットとか、オブジェクトと呼ばれるアイテムや登場人物がそれぞれ愛すべきキャラクター設定になっていて、ファミリーでも楽しめるドラマかと思います。愛娘アンナを救う手段を解明しながら、刑事ジョー・ミラーが次々に巻き込まれ展開していくストーリーに、またまた続きが見たくなりますね。 (C) MMVI Motel Man Productions Inc. All Rights Reserved.画像は「シネトレ」提供 ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
October 12, 2008
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【イーグル・アイ】2008年10月18日(土)公開 監督 : D・J・カルーソー 出演 : シャイア・ラブーフ/ミシェル・モナハン/ビリー・ボブ・ソーントン 他 期待度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 製作総指揮 : スティーヴン・スピルバーグ 「 イーグル・アイ / EAGLE EYE (2008) 」 一夜限りのプレミア試写会 ■監督は、アンンジー主演の「テイキング・ライブス(2004)」、「ディスタービア (2007)」のD・J・カルーソー 。 本作でスピルバーグと2度目のアtッグを組んでいます。 ■ジェリー・ショー役は、「コンスタンティン (2005)」、「ディスタービア (2007)」、「トランスフォーマー (2007)」、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 (2008)」とスピルバーグ監督に見出されてから順調に話題作の主役及びそれに準ずる役柄に抜擢れているシャイア・ラブーフ。 ■レイチェル・ホロマンは、「M:i:III (2006)」、「近距離恋愛 (2008)」のミシェル・モナハン。 ■FBIの警部トーマス・モーガン役は、「シンプル・プラン (1998)」、「バッドサンタ (2003)」、「ラブ・アクチュアリー (2003)」でヒュー・グラント演じる英国首相デヴィッドにいじめっこのお友達はいらない(笑)と言われたアメリカ大統領役のビリー・ボブ・ソーントン。 「庭から昇ったロケット雲 (2007)」では手作りのロケットで宇宙までいっちゃいましたよね(笑)■ゾーイ・ペレス役は、「シン・シティ (2005)」、「デス・プルーフ in グラインドハウス(2007)」のロザリオ・ドーソン。 ■カリスター役は、「ファンタスティック・フォー:銀河の危機 (2007)」の岩男ザ・シングことベン・グリム役のマイケル・チクリス。 Story : 「私の言うとおりにしなさい さもないと死ぬことになる」突然かかってきた1本の電話。その瞬間から、コピーショップの店員ジェリーと、法律事務所で事務係として働くシングルマザーのレイチェルの平凡な生活は一変する。アリアという謎の女性に引き合わされたまったく面識のない男と女。彼らの愛するものを奪い、目的も知らせぬまま、次々と指示を伝え秒単位で行動させていくアリアは、二人を戻ることのできない恐怖へと巻き込んでいく…。「2008年10月18日公開」ー 作品情報より ー 今日は、東京国際フォーラムの一夜限りのプレミア試写会に行ってきました。スクリーンに招待セレブの到着風景から楽屋の映像が映し出され、着席していたゲストで高橋シジョージ、三船ミカ夫妻の携帯に突然着信音が鳴りライトアップされると、謎の集団に突然拉致されステージへ(笑)突然また携帯が鳴り後方に設置されたリフトに乗るように指示されます。そして、なにがなんだかわからない様子の(ほんとに知らなかったみたいだ(笑)・・)夫妻は、いやいやながらリフトに乗り込みどんどん上のほうにあげられてしまいます。すると「ジャンプ・ジョージ」、「ジャンプ・ミカ」と電光掲示板に指示が・・・・・・まさか・・・っと思ったら、二人はそこからジャンプさせられてしまいます(笑)オーマイゴッド!!!まじかい!っと思っていると、ジョージさんと半べそかきながらミカさんが戻ってきました(笑)いやぁ~~びっくりした~(笑)結構な高さがあったので、本気で怖かったと思いますよ~(体張って仕事してますね~~)その後来日していたD・J・カルーソー監督も交えて和気あいあいとトークの後、主役のシャイア・ラブーフのビデオ・メッセージがながされました。スピルバーグ監督作品に出演している三船敏郎の娘ということで、ミカさんはお誕生日にもらったスピルバーグ監督のサインサイン入りのETのポスターを今でも大切に持っているエピソードなどを話していました。 明日も試写会なので、今日は遅くなってしまったので感想は今週末にでも書こうと思います。「PS.アイラブユー」と「ゲット スマート」の感想もまだ書いていないし(笑) おやすみなさいzzzzzz ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
October 9, 2008
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【レッドクリフ】2008年11月29日(土)公開 監督・製作・脚本 : ジョン・ウー 出演 : トニー・レオン/金城武/チャン・フォンイー/中村獅童 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 レッドクリフ / Red Cliff (2008) 」 Part1テーマは「勇気、友情、愛」英雄伝「三国志」の映画化です。 ■監督は、香港ノワールと称されるジョン・ウー。 ■孫権軍の知将・周瑜役は、ジョン・ウー作品3度目の出演になる、「インファナル・アフェア (2002)」、「HERO (2002)」のトニー・レオン。 2000年・第53回カンヌ国際映画祭において「花様年華(かようねんか) (2000)」で主演男優賞を受賞しています。■劉備軍の若き天才軍師諸葛孔明役は、「恋する惑星 (1994)」、「LOVERS (2004)」、「傷だらけの男たち (2006)」の金城武。 ■暴君曹操役は、「さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき) (1993)」のチャン・フォンイー。 ■孫権役は、「嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 (1991)」、」のチャン・チェン。 ■孫権のお転婆な妹・尚香役は、「少林サッカー (2001)」、「クローサー (2002)」のヴィッキー・チャオ。 ■絶世の美女と言われた周瑜の妻・小喬役は、映画初出演となる台湾のスーパーモデル、リン・チーリン。■特別出演の周瑜の部下・甘興役は、中村獅童。 Story : はるか昔、生きる意味を戦いに求めた時代。天下統一という野望に燃える曹操は80万の兵力を使い、怒涛のごとく敵国を攻めていた。誰もがその勢力に圧倒されたとき、立ち上がった二人の男がいた。一人は、劉備軍の若き天才軍師・諸葛孔明。もう一人は、孫権軍の知将・周瑜。二人は、その巨大な勢力に立ち向かうため、連合軍を結成する。その数、わずか6万。兵力で劣る連合軍は、知略と奇策によって戦いに挑んでいく。だが、曹操の野望の裏には、一人の女への秘められた目的があった…。「2008年11月1日公開」ー 作品情報より ー 六本木ヒルズで行われた、主題歌を歌っているalanのミニライヴ付きの試写会に行ってきました。 オリンピックでもそのセレモニーに出演した人の多さにはびっくりしましたが、インド19.6人に次ぐ14.1億人と人口の多い国中国の利点を最大限に使ったエキストラには、現役の人民軍兵士を1000人以上、馬も200頭以上をも使い、曹操軍80万対劉備・呉連合軍6万の戦いをジョン・ウーが10億円もの私財をつぎ込んで追加撮影を敢行して映画化したものです。 CGを使った3Dでの人物の顔写真付きの相関図を使って冒頭で解説されますので、「三国志」を知らない人にも安心してストーリーを楽しめるようになっています。ちなみに公式HPでも相関図を載せていますよ。http://redcliff.jp/aboutthemovie/chara.htmlこの戦いの核となっているのは、天下統一という大義名分の陰に隠れる、絶世の美女とうたわれる周瑜の妻・小喬を手中にしようとする曹操の野望が発端となった二つの戦いです。その一つがPart1で描かれる金城さん演じる孔明の奇策「九官八卦の陣」というわけですね。80万の兵に対するわずか6万という多勢に無勢な戦いには、まともに戦っては勝ち目はないわけで、その戦いを可能にしたのは、金城さん演じる諸葛孔明の奇策「九官八卦の陣」。亀の甲羅のように盾を持った兵士が隙間なく人垣を作って陣を張り巡らせ、縦横無尽にその形を変え敵陣を狭い通路に追い込んで逃げ道を塞ぎ順番にバッタバッタとやっつけていく様は劉備軍の勇猛な関羽、張飛、趙雲の三武将や中村獅童演じる孫権軍の甘興など、それぞれにスポットを当てたオンステージという感じでした。博識な諸葛孔明の役には金城さんはぴったりという感じで、何事にもクールで飄々とした言動には笑いを誘う場面も多く、容姿の美しさは言うまでもなく戦ものの無骨な雰囲気にうるおいを与えるなかなか良い味を出していますね。また、孫権軍の周瑜を演じたトニー・レオンは、カリスマ性を備えた知将を素敵に演じていました。でも、ジェット・リーとかも思うのですが、顔が童顔なためか、眉がふとい?ためか、兜をかぶるとあまり似合わないと思うのは・・・私だけぇ?(笑)メインの戦いの部分はなかなか楽しめたものの、1本にするには長くなりすぎるので2部作になったのでしょうが、それでも2時間25分の長尺のなかで中だるみをする場面が多くて、あの場面は必要?もしくは長すぎない?的な部分が足をひっぱった形になって、ラストの静かな終わり方にしても、最終的になにか物足りなさを残す感じが・・・しますね。とは言え、金城さん目当てに鑑賞した私にしては200%満足ですけどぉ♪ ~おしまい~ (CD)レッドクリフ オリジナル・サウンドトラック/音楽:岩代太郎小説レッドクリフ(上)|| || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
October 4, 2008
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【ハロウィン】2008年10月25日(土)公開 監督 : ロブ・ゾンビ 出演 : マルコム・マクダウェル/ シェリ・ムーン・ゾンビ/タイラー・メイン 他 観たい度 : ☆ → 鑑賞後の評価 ★★☆ 「 ハロウィン / HALLOWEEN 」 R-15ジョン・カーペンター監督作「ハロウィン(1978)」のリメイクです。 ■監督は、「デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~ (2005)」、「グラインドハウス (2007)」のロブ・ゾンビ。 ■主演マイケル・マイヤーズ役は、10歳の時のマイケル役がダエグ・フェアーク、27歳のマイケル役は、「デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~ (2005)」でルーファス・ファイアフライ役を演じたタイラー・メイン。■マイケルの母デボラ・マイヤーズ役は、夫でもあるヘヴィ・ロック界の風雲児ロブ・ゾンビが映画監督に初挑戦したホラー映画「マーダー・ライド・ショー(2003)」でベイビー・ファイアフライ役に出演して以来、「デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~ (2005)」、「グラインドハウス (2007)」と夫の作品に出演しているシェリ・ムーン・ゾンビ。ホラー専門サイト“GOREZONE”主催による2005年のホラー大賞において「デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~ (2005)」で女優賞を受賞していますね。■精神科医サム・ルーミス医師役は、賛否両論でありながらもその精神世界の切り口のセンスの良さを評価する声が高いキューブリックのバイオレン作品「時計じかけのオレンジ(1971)」のアレックスを演じた、マルコム・マクダウェル。 ■ローリー・ストロード役は、スカウト・テイラー=コンプトン。 Story : 友人もなく、家庭でも愛されず、孤独に苦しみ続けた少年マイケルはハロウィンの夜、不気味なマスクを被って、赤ん坊の妹だけを残し、母親の恋人、姉、そしてそのボーイフレンドを惨殺してしまう。その夜からマイケルは厳重警備の精神病院に収容され、小児行動学者ルーミス医師の治療を受ける事になる。彼がマイケルの魔性を理解できる唯一の人物だったのだ。そして17年後のハロウィン―成長したマイケルが精神病院を脱出する…。「2008年10月25日公開 」ー 作品情報より ー 恐がりなので、ホラーはほとんど見ないのですが、たまたまブログを書いている時に、試写会募集のメールが来たので、内容も確認せずにタイトルだけで応募してしまって、たまたま当選してしまったので観たのですが・・・怖がりな私でも、内容的には単なる怖がらせる目的のホラーではないので、なんとか無事に鑑賞することができました。この作品の中で、監督が意図するのは、狂気な殺人鬼と化した主人公マイケルの心理描写に重きを置き、壊れていく精神状態を肯定するシチュエーションを描いて、単なる恐ろしい殺戮目的の狂気性とは一線を画す構図で、恐ろしい事件を引き起こす過程に一つの答をもたらして示すことだったのかなと感じました。ストリッパーをして働く母親が再婚して連れ子だった姉と弟のマイケルは、怪我をして失業中のストレスをぶつけているのか、毎日毎日母親と喧嘩が絶えず自分に罵声を浴びせ、つらく当たる義理の父親を憎んでいたのです。そして、同じくそんな環境下で育った姉や、学校でいじめる同級生など、自分を愛さないすべてものに抱く単純な心理描写の過程・・・孤独で未熟な子供の心に育っていく空虚で極単純な憎悪が彼自身を支配して行き、むしろ彼の心の空白を作って行くかのようであり、愛しさか憎しみか・・・しか、生きている証がないマイケルが、仮面をはずして、妹の前で見せたにこやかに映っている自分と赤ちゃんだった可愛い妹の写真を指し示すシーンが妙に悲しくて胸を打ちます。しかし、そんな勝手な共感を持った観客の一人である私に絶望を与えたのは、ラストシーン。なんだ、ただの私の感違いな深読みだったのかと思える救いようのないラストのにちょっと納得がいかなかったり・・・・~おしまい~|| || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
September 29, 2008
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【デス・レース】2008年11月29日(土)公開 監督・製作・脚本 : ポール・W・S・アンダーソン 出演 : ジェイソン・ステイサム /タイリース・ギブソン/イアン・マクシェーン 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★☆ 「 デス・レース / DEATH RACE (2008) 」 ■監督は、ポール・W・S・アンダーソン 。 ■主演ジェンスン役は、「トランスポーター (2002)」、「トランスポーター2 (2005)」のジェイソン・ステイサム。 ■マシンガン・ジョー役は、「トランスフォーマー (2007)」でエップス軍曹役のタイリース・ギブソン。 ■コーチ約は、「カンフー・パンダ (2007)」ではタイランの声、「シュレック3 (2007) 」ではフック船長の声を担当している、イアン・マクシェーン。 ■フランクのナビゲート役は、ナタリー・マルティネス。 ■デス・レースを作ったボス、ヘネシー役は、「きみに読む物語 (2004)」でアリーのママ役、「ボーン・スプレマシー (2004)」と「ボーン・アルティメイタム (2007)」でパメラ・ランディを演じたジョーン・アレン。 Story : 近未来のアメリカ。そこではスーパーボウルを上回る熱狂的な人気を博すレースが存在していた…。それは、死のレース。サーキットは、四方を海に囲まれた脱獄不可能な刑務所“ターミナル・アイランド”。レーサーは極悪非道の凶悪犯ども。武器は特殊武装が施されたスーパーカー。流血と破壊が渦巻く非情なレースを勝ち抜き自由を手にするのは、いったい誰なのか!?「2008年11月29日公開」ー 作品情報より ー ポール・バーテル監督の「デス・レース2000年 (1975) 」でシルヴェスター・スタローンがマシンガン・ジョー役で出演していた作品のリメイクのようです。1975年版では、2000年のお話になっていますが、本作では、近未来というには近すぎる2012年・・・って日本のTVが地デジに代わる翌年?(まったく地デジは無関係ですが、私の理解不能な脳味噌が地デジのCMの映像に飛んでいたので、たまたま・・笑)・・・まるで未来という言葉すら当てはまらないような近すぎる未来を設定したお話。2012年にアメリカがこんなんなっちゃうの?(笑)っと、まずは嘲笑的笑いから導入・・・前作は未見なのでどこがどうと比べることが出来ないのですが、確実に言える事は、道路上に設置されているマークを踏むとアイテムを獲得出来ると言う、極めてTVゲーム感覚的なアイデアは、当時はなかったのではないかなっと思えるところですね。単なるスピードレースではなく、負けた者に待つものは死・・・・、いわゆるデス・レースなわけです。これは、まったくもって現実から頭を切り離して、TVゲームを実写化した感覚で観ていないと、いくら囚人といえど虫けらのように無残に殺して行く様子を有料番組として市民が観て楽しむというアンビリーバボウな世界。モラルを振りかざして観ていると到底観るに堪えないものではあるのですが、とはいっても「トランスポーター (2002)」や「トランスポーター2 (2005)」でも華麗なドライヴィング・テクニックとアクションを披露してきたジェイソン・ステイサムが、気持ちいいほど次々と敵をやつけていく様は迫力満点。明らかに盛り上がった筋肉が隆々としている薄手のTシャツを着ている後姿が凄くかっこ良いですね。そして、クールで正義感あふれる「ボーン・シリーズ」のパメラ・ランディことジョーン・アレンが、今度は、デス・レースのボス。相変わらず、この人は男の人をバリバリ顎で使ってる姿が似合っています。 ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
September 22, 2008
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【ブーリン家の姉妹】2008年10月25日(土)公開 監督 : ジャスティン・チャドウィック 出演 : ナタリー・ポートマン /スカーレット・ヨハンソン /エリック・バナ 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 原作 : フィリッパ・グレゴリー(「The Other Boleyn Girl」集英社文庫刊) 「 ブーリン家の姉妹 / THE OTHER BOLEYN GIRL (2008) 」 ■監督は、ジャスティン・チャドウィック。 ■主演姉アン・ブーリン役は、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (1999)」シリーズでアミダラ王女を演じて来たナタリー・ポートマン。 2004年・第62回ゴールデングローブ賞において「クローサー (2004)」で助演女優賞を受賞しましたがオスカーは残念ながら受賞にはなりませんでした。■妹メアリー・ブーリン役は、「ロスト・イン・トランスレーション (2003)」で英国アカデミー賞主演女優賞を受賞しましたが、今だにオスカーにはノミネート経験がないスカーレット・ヨハンソン。 「マッチポイント (2005)」で妖艶な演技で魅了して以来ウディ・アレン監督の気に入られ、「タロットカード殺人事件 (2006)」や日本では2009年公開予定の「ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ(原題) (2008)」にも起用されています。■イングランド国王ヘンリー8世役は、「ブラックホーク・ダウン (2001)」、「ハルク(2003)」、「トロイ (2004)」のエリック・バナ 。■姉妹の弟ジョージ・ブーリン役は、「アクロス・ザ・ユニバース (2008)」、「ラスベガスをぶっつぶせ (2008)」の伸び盛りのジム・スタージェス。 Story : 16世紀、イングランド。20年にわたる夫婦生活で王女メアリーしかもうける事が出来なかったヘンリー8世はの目下の関心事は、立派な男子の世継ぎをあげる事。一族の富と権力を高めるため、新興貴族のトーマス・ブーリンは自慢の娘アンを差し出す。しかし、王が目をとめたのは清純で心優しい妹のメアリー。姉より先に結婚したばかりのメアリーは夫と共に、王の愛人となるべく宮廷にあがる。アンは姉でありながら、結婚も王の愛人という立場も妹に奪われてしまったのだ。一族の発展のための企みが、次第にアンとメアリーの絆を、王の愛を巡る非情な対立へと変えていく…。「2008年10月25日公開 」ー 作品情報より ー 家や権力の為に娘が時の権力者に嫁がされる、あるいは後継ぎを産ませるための道具である傍女として家の犠牲になる女の歴史は、日本もイギリスも同じ。実家の繁栄と自信の安泰のためにも是が非でもお世継ぎとなる男子を産まなければならない重圧の中、王をその気にさせる努力が痛々しいです・・・そして出産のたびに一喜一憂・・・・。父親から下された使命の為、自身の野望を実現するため駆け引きをするブーリン家の姉アンを演じたナタリー・ポートマンは、見事なまでにはまり役でした。愛ではなくただ王の妃になりたい姉アン、それとは逆に、ただひたすら王を愛した妹メアリー。メアリーを演じたスカーレット・ヨハンソンもまた、純真無垢でいてどこかミステリアスな魅力を持つ少女を演じた「真珠の耳飾りの少女 (2003)」を思い出させる、優しく誠実なメアリー役にぴったりでした。男勝りで勝気なアンとキツネ狩りに出かけた時に落馬して負傷してしまった王が、周りにはいない野望とは無関係な癒しと信頼を感じさせるメアリーに惹かれて行くのは当然の成り行きでした。歴史では事実だけしか知ることが出来ませんが、その陰にあった王の心理の変遷を巧く表現してくれている脚本もすばらしかったです。そして、静かで満ち足りている田舎の生活を望んでいたメアリーに、突然降ってわいた宮廷生活に、姉アンの嫉妬から生まれる姉妹の争いに発展していく心理描写も巧くて、非常に引き込まれてしまいます。原題の「THE OTHER BOLEYN GIRL」と言うタイトルは、王に気に入られ宮廷にあがることになった妹へ発した姉アンのセリフが使われていますね。まさに姉妹の運命の歯車が急速に破滅に向かって回り始めた瞬間・・・という感じがしました。もう終わってしまったの?と思えるくらいあっという間に時間が過ぎてしまいました。 ケイト・ブランシェットが演じた「エリザベス(1998)」から「エリザベス:ゴールデン・エイジ(2007)」のエリザベス・ビギニング的な誕生までを描いた作品となっていますね。 私ごとになりますが、世界史を熱心に勉強していなかったので、「エリザベス(1998)」の時に出てきた義理の姉メアリーとメアリー・ブーリンとを混同してあれ?相関図が・・っと、的な勘違いをしていたのですが、この作品を観て納得(笑)。エリザベス女王の義理の姉メアリーは、「エリザベス(1998)」の時にエリザベスを塔に幽閉した、本妻でもあるキャサリン王妃の娘で、同名なのですよね。そして、メアリーがエリザベスを幽閉した背景には、王妃が信仰するカトリックと、王がアン・ブーリンを妃にするためにカトリックと決別し振興宗教であるプロテスタントを信仰するにいたった対立の構図も、この作品を観て納得(笑)。勉強になりました☆~おしまい~ブーリン家の姉妹(上)ブーリン家の姉妹(下)【Aポイント+メール便送料無料】ポール・カンテロン Soundtrack / ブーリン家の姉妹 (日本盤CD)【K再来週以降発売】|| || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
September 21, 2008
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【トウキョウソナタ】2008年9月27日(土)公開 監督 : 黒沢清 出演 : 香川照之 /小泉今日子 /小柳友 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 トウキョウソナタ (2008) 」完成披露試写会2008年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 審査員賞受賞 ■監督は、2003年・第56回カンヌ国際映画祭において「アカルイミライ (2002)」でパルムドール賞にノミネートされた黒沢清。 ■主演は、2003年・第16回において「 故郷の香り (2003)」で最優秀男優賞を受賞した香川照之。 2004年から2007年まで4年間連続して日本アカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。2006年・第49回ブルーリボン賞においては、「ゆれる (2006)」で助演男優賞をjy総するなど、TVや映画でバイプレーヤーとして活躍ししています。■共演は、「空中庭園 (2005)」、「やじきた道中 てれすこ (2007)」、「グーグーだって猫である (2008)」の小泉今日子 。 ■ 小柳友■井之脇海 Story : 健康機器メーカー、総務課長として働く佐々木竜平は、人事部に呼び出され、リストラを宣告される。突然の出来事に、呆然としたまま帰宅するが妻、恵にリストラされたことを言い出せなかった。夕食時、小学校6年生で次男の健二はピアノを習いたいと言い出すが、竜平は反対。翌日から、会社に行くフリをして、毎日ハローワークへ通っていた。ある日、大学生の長男・貴が、世界平和のためにアメリカの軍隊に入りたいと言い出す…。「2008年9月27日公開 」ー 作品情報より ー 舞台挨拶ありと招待状に書かれてあったのですが、監督と主演二人ぐらいかな~っと思っていたら、黒沢監督をはじめ主演の香川照之、小泉今日子のみならず、息子役の小柳友と井之脇海の二人に加え、健二のピアノの先生役だった井川遥や健二の学校の先生役のアンジャッシュの相方児嶋一哉まで登壇し会場は大喜びでした。香川照之と小泉今日子が同い年ということで、二人とも阿吽の呼吸で大変やりやすかったとキョン2が語るなど、和気あいあいで楽しい舞台挨拶でした。カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門で審査員賞を受賞し、その後インドでもアジア映画部門?(後日詳しくは確認後掲載します)でグランプリを受賞したとMCの伊藤さとりさんがおっしゃっていました。 部の社屋が台湾に移転が決まり、経費削減のため人件費の安い台湾の社員を雇用することになった為、部長だった父親が突然あっさりリストラ・・・、で始まるお話ですが、今時の日本の雇用事情を反映した家族のお話かなぐらいに思って観にいきましたが・・・冒頭、突然の突風から空いていた窓から激しい雨が吹き込み、床が水浸しになる様子が映し出され、家族にこれから起こる行く末を暗示し映画のストーリーを予見するかのような始まりでした。ただ、家族のそれぞれの向かっていく先があり得ない方向にデフォルメされティックで極端(笑)・・・・。こんな極端な家族もそうそうないとは思うけれど、シリアスな話題ばかりなのに、そうくるか!?的な笑いもちりばめられていて、ある意味楽しめます。家庭崩壊も行き着くところまで行ってしまって、どこか北野作品を観ているかのような作風だなと感じたので、これをどう言う風にラストに向けてまとめていくのかとかなり興味深々で観ていましたが、家族の究極の希望的一場面を見せただけで、後の事は観客の感性に委ねる形となっていて、口が開いたまま・・・っというラストに??という感じでした。物事は、行きつくところまで、あるいは、壊れるところまで行って、ゼロになって、そこからなにかが生まれる・・・・といったところでしょうか・・・・ ~おしまい~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
September 18, 2008
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【僕らのミライへ逆回転】2008年秋公開 監督 : ミシェル・ゴンドリー 出演 : ジャック・ブラック /モス・デフ /ダニー・グローヴァー 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 僕らのミライへ逆回転 / BE KIND REWIND (2008) 」 ■監督は、2004年・第77回アカデミー賞において脚本賞を受賞した「エターナル・サンシャイン (2004)」のミシェル・ゴンドリー。 この年は「 ミリオンダラー・ベイビー 」、「 アビエイター」、「 ネバーランド 」、「 Ray/レイ 」「 サイドウェイ 」、「ホテル・ルワンダ」、「ヴェラ・ドレイク」と今でも印象深く感銘を受けた秀作が犇めいていた年でした。その中での脚本賞ということで大変価値ある脚本賞だったと思います。 ■主演は、「スクール・オブ・ロック (2003)」、「ホリデイ (2006)」、主演、製作にもたずさわった「ナチョ・リブレ 覆面の神様 (2006)」のジャック・ブラック 。 ■共演は、「銀河ヒッチハイク・ガイド (2005)」、ケーキ屋さんになりたかったエディを演じた「16ブロック (2006)」のモス・デフ 。■「ドリームガールズ(2006)」、「ザ・シューター/極大射程 (2007)」、そして伊勢谷友介と木村佳乃がハリウッド進出を果たし、熱愛&破局説でも話題になった「ブラインドネス(2008)」に出演しているダニー・グローヴァー。 Story : いまだにビデオテープしか置いてない街角のレンタルショップ。そこは30年代に活躍した伝説のピアニストの生家だというが、いまや再開発のため取り壊しの運命に。そんな中、店員のマイクは店長から店の留守を預かる。やる気満々のマイクだが、近くのトレーラーハウスに住む友人ジェリーが起こした「事件」のせいで、店の全ビデオの中身が消去されてしまう。困った二人は自分たちで映画をリメイクし、それを客に貸し出すのだが…。「2008年秋公開 」ー 作品情報より ー 相変わらずのジャック・ブラックのコメディですが、今回相棒役となったのは、「16ブロック (2006)」のモス・デフ。コメディの路線の中では、どちらかと言うと、ナンセンスはちゃめちゃ系のコメディ路線で始まるジャック・ブラックの勢いだけの強引なストーリー展開。そのナンセンスお笑い路線にはまれる人はきっと爆笑に次ぐ爆笑の冒頭なのですが、乗れない人にとっては、この先どこに進んでいくのよ!的なしらけムードになりそうな・・・好みが分かれそうな冒頭から、中盤からは、ジャック・ブラック演じるジェリーのあり得ないアクシデントで消えてなくなってしまったビデオの中身をリメイクしちゃおうと企むジェリーとモス・デフ演じるマイクのストーリーと、再開発によって取り壊しの危機に面したレンタルショップ店長フレッチャーが店の存続のために都会にショップの再建のためのヒントを模索するストーリとが同時進行する形で進んでいき、その辺から俄然面白くなっていきます。飛んでもないリメイクなのに口コミであれよあれよと人気が高まり、店長が留守の間に、いつも閑散としていた古いビデオしかおいてなかったお店が空前の大繁盛・・・・これでやっと取り壊しの危機を免れるのか・・・・バックに流れる音楽が心に沁み入る心温まるラストはちょっとほろっとさせられます。 ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
September 16, 2008
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【ウォンテッド】2008年9月20日(土)公開 監督 : アン・フレッチャー 出演 : アンジェリーナ・ジョリー ジェームズ・マカヴォイ/モーガン・フリーマン 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 「 ウォンテッド/ WANTED (2008) 」目的は世界の秩序を守る事・・・1を倒して1000を救う ■監督は、「ステップ・アップ (2006)」のアン・フレッチャー。 ■主演ウエスリー役は、「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 (2005)」でタムナスさん役で好感度を上げ、2007年・第65回ゴールデン・グローブ賞で作品賞に輝いた「つぐない (2007)」では主演男優賞にノミネートされているジェームズ・マカヴォイ 。 ■共演フォックス役は、1999年・第72回アカデミー賞・及びゴールデン・グローブ賞において「17歳のカルテ (1999)」で助演女優賞をダブル受賞しているアンジェリーナ・ジョリー 。 その後「トゥームレイダー (2001)」シリーズで人気だった他は目立った作品はなかったものの、ブランジェリーナ一家を育むきっかけともなった「Mr.&Mrs. スミス (2005)」でシュマッシュヒットを飛ばし、さらに本作でそれを超えるアンジー歴代1位のオープニング成績をマークしました。■その他、私が、助演にこの人の名前がクレジットされていたら必ず観たいと思う俳優のひとりモーガン・フリーマン。 「ミリオンダラー・ベイビー (2004)」、「ダニー・ザ・ドッグ (2005)」、「最高の人生の見つけ方 (2007)」、「ダークナイト (2008)」などここ数年に限って観ても素晴らしい作品ばかりです。2004年・第77回アカデミー賞において「ミリオンダラー・ベイビー (2004)」で助演男優賞を受賞しています。いつもクールで酸いも甘いも咬み分けた感漂うその演技が本作では珍しく悪役で出演しています。 Story : ウェズリーはルーティン・ワークにウンザリしている普通の若者。しかし彼の運命は、セクシーで謎めいた女フォックスとの出会いによって激変する。ギリシャ神話の時代から、神に代わって“運命の意志”を実践してきた秘密の暗殺組織“フラタニティ”。ウェズリーはその王位を継承する選択を迫られるのだが…。「2008年9月20日公開 」ー 作品情報より ー アンジー出演作品の中で「Mr.&Mrs.スミス」を超える5093万ドルで歴代No.1のオープニング記録を樹立しました。全米での大ヒットを受け早くも続編が決定したそうです。ラストは一応完結しているように見えます。・・・さては、なんとかしてあの人を復活させてしまうとか?・・・ 何と言ってもすごいあり得なさ満載だけど、スタイリッシュなアンジーのカーアクション&ガンアクションが圧巻で冒頭から魅了されてしまって、つかみはOK。それに対比するようなへなちょこ君なジェームズ・マカヴォイ演じるウエスリーが、なんの脈絡もなく、その突然降ってわいた運命とやらに翻弄される様が可笑しいです。突然縛られ、殴られる、切られる、で、普通はぁ死ぬでしょ!的なぼこぼこ流血状態の実践訓練で、あっという間に類いまれな本来の潜在能力を覚醒させられていくうちに、存在すら無意味と半ばあきらめかけた毎日を送っていたウエスリーが、顔つきも眼光鋭いスナイパーと化して行くウエスリーが父親を殺した宿敵を追う展開になっていきます。「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 (2005)」の人の良いタムナスさんのイメージとはまったく違うダメ男から一流のアサシンと化していくジェームズ・マカヴォイは一応ストーリーから言って主役なのですが、あまりにもアンジーがかっこよすぎてちょっと影が薄目です。ちょこっと役不足感があるかなぁ~。 この作品、実はR指定・・・・とにかく最初から痛いシーンが目白押しです。こんな事を観て真に受けて真似しちゃう、あるいはやってみたくなる・・そんな、あり得ないだろうと思える事があったりする昨今の社会現象を考えると、あまりローティーンには見せたくない気もしちゃいます。だがしかし、何といってもアンジーかっこよすぎ♪インターネットやTV等で流されている予告でも見せちゃっていますが、逃げるウエスリーを激走したまま真っ赤な車に載せちゃうアクションとか、予告が出る前にこの作品を観ているものですから、思いっきり驚愕!感動!(笑)鳥肌ものでした(笑)あれは、予告で見せないで取っておくほうが良かったのにねぇ~私みたいに本編映画で観て感動する楽しみを奪ってますよね(笑)幸い私は、予告を見ていなかったのでものすごく感動できました☆冒頭のシーンとリレーションしているラストの展開が、見たぞ!っと思える満足感を与えてくれる一番の見せどころですね☆アンジーファン必見の映画ですよ♪壁紙が超クールなので、今まで私のデスクトップを飾っていた「ダークナイト」のジョーカーが「ウォンンテッド」のフォックスに模様替えしています(笑) 余談になりますが、ジョカーと言えば、全米では来年早々「ダークナイト」が復活上映される予定だそうです。オスカー直前にヒース・レジャーのオスカー受賞をアピールする目的があるとかないとか・・・・日本ではまだ上映されていますが、お正月ごろにも劇場でもう一度観たいと思っているファンもいるのじゃないかな~日本でも是非よろしくお願いしまぁ~っす。~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
September 15, 2008
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【アイアンマン】2008年9月27日(土)公開 監督 : ジョン・ファヴロー 出演 : ロバート・ダウニー・Jr /ジェフ・ブリッジス/テレンス・ハワード 他 観たい度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★★ 「 アイアンマン / IRON MAN (2008) 」 ジャパンプレミア ■監督は、「ザスーラ (2005)」のジョン・ファヴロー。 ■主演トニー・スターク役は、「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト (2006)」でニコール・キッドマンと共演し怪しいい多毛症の男ライオネルを演じたロバート・ダウニー・Jr。 日本では今年11月公開のベン・スティラー監督、製作、原案、脚本、主演の「トロピック・サンダー/史上最低の作戦 (2008)」でジャック・ブラックトともにコメディに出演します。 先に公開された「インクレディブル・ハルク(2008)」でもトニー・スターク役で、カメオ出演していましたよね。■ヒロインペッパー・ポッツ役に、1998年・第71回アカデミー賞及び第56回ゴールデン・グローブにおいて「恋におちたシェイクスピア (1998)」で主演女優賞をダブル受賞したグウィネス・パルトロー 。 ■トニー・スタークの親友でもあるローディ役は、「クラッシュ (2004)」、「ハンティング・パーティ (2007)」で印象に残る役どころを演じていたテレンス・ハワード 。 受賞にはなりませんでしたが、「ハッスル&フロウ(2005)」ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。■オバディア・ステイン役には、ジェフ・ブリッジス。■その他、監督もちょこっと出演していますが、キャラクターを担当したスタン・リーが本人役でちょこっと出演しています。みんな出たがりだなぁ~(笑)■また、クレジットされていないのですが、サミュエル・L・ジャクソンが出演していたようですよ~(笑) Story : 頭脳明晰で妥協を許さない億万長者の科学者トニー・スターク。アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニーは、テロ組織に襲われ、拉致されてしまう。犯人たちに最強兵器の開発を強要されるが、敵の目を盗み圧倒的な破壊力とパワーを発揮できるパワードスーツを開発。自ら着用し闘うことで敵地からの脱出に成功する。アメリカに生還したトニーは、助かった命をテロ組織撲滅に捧げることを決断。天才発明家として人工知能コンピューターと最先端の技術を駆使し、新たなパワードスーツの開発に着手する。それは、腕からのミサイル攻撃が可能な戦闘力、戦闘機より優れた飛行性能を持つ、究極のパワードスーツ=アイアンマンだった。「2008年9月27日公開」ー 作品情報より ー いやぁ~~ちょっと鑑賞してからだいぶ日にちが経って書くのが遅くなってしまいました・・・・観た直後より感動が少し薄れてしまってはいますが、がんばって思い出して書いています。 ジャパンプレミアが行われた東京国際フォーラムAでは、司会にはクリス・ペプラー、グィネス・パルトロウや監督は来日せず、主演のロバート・ダウニー・Jrだけがひとり登壇しました。運よく前のほうのしかもど真ん中の席が取れて登壇したロバート・ダウニー・Jrがまん前で真近で見れたので、満足だったのですが、そのあとサプライズゲストの告知がされて、現われたのは最強のヒーローアイアンマンにちなんだ、北京オリンピックの最強のヒーロー達である3色のメダリストたちでした。会場はもう大興奮で、特に最後に現れた北島康介の登場で割れんばかりの大歓声が沸き起こりました。私もかなり興奮しちゃいました!!なんたって100M平では自己記録を破っての世界新、200M平ではオリンピックレコードを更新しての金メダルですからね~~。いまや日本のヒーローは彼で決まりって感じです。さて、肝心な映画はと言うと。ロバート・ダウニー・Jr、アメコミヒーローにしてはちょっと年齢が・・・っと心配しないでもなかったわけですが・・・・今までのヒーローものは、「スパイダーマン」にしろ、「インクレィブル・ハルク」にしろ、何かのきっかけで図らずも驚異のパワーを手にしたとか、突然ヒーローになっちゃうものが多いのですが、本作「アイアンマン」は、パワード・スーツを、一から設計し失敗しながら作って行く過程にリアリティを持たせている点が面白いというか、アイアンマン誕生のきっかけにしろ、アフガンのテロ組織に拉致されて武器製作強要されるあたりにも、妙に今時感があってリアルだし、そろそろ世界のどこかで似たようなロボット実験をしているところがあるのではないかと思われる点でも私的にかなり興味をそそられました。日本でも装着するとパワーが増すパワード・スーツ「HAL」が2009年には実用可能だそうですよ。主演のロバート・ダウニー・Jrも、なかなかちゃめっけたっぷりなキャラが魅力にあふれていて、ウイットに富んだセリフで笑わせてくれる場面も多くて、普通の生身の人間がスーツを着て自在に空を飛ぶ極々近未来とかんじられる、単なるヒーローものではないストーリーと拉致されて目の当たりにした自分の会社の作っている武器で罪のない人々が惨殺される光景をに人生観が変わっていくドラマ性とか、総合的なエンターテイメンツ性があってかなり面白かったです。ただ、当たり前ではありますが、マーベルのアメコミなので、ヒーローに対抗する同じレベルもしくはそれ以上のパワーを手に入れてしまう悪役と戦う終盤はどうしてもマーベルぽさが抜け切れていないのが、この作品に限ってはマイナス要因になってちょっぴり興ざめ(笑)・・っと私は感じました。だって、オバディアは「インクレディブル・ハルク」のブロンスキーとまったくかぶっちゃってるわけですから、公開時期が続いているだけに、続けて観るとまたかい的な印象はどうしても持ってしまいますよね。まぁ、アメコミだから定番な展開と言ってしまえば、そうなんですけどね。・・っと私的なほんのちょっぴりのマイナス要因はあったものの、「ダークナイト」には及ばないものの、概ね合格点★4っつ! あと書いていない感想はまだまだたくさんあるのですが、「ウォンテッド」、「幸せの1ページ」、「アルビン/歌うシマリス3兄弟」など次書く予定です。 アイアンマン/Ramin Djawadi|| || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
September 14, 2008
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【パコと魔法の絵本】2008年9月13日(土)公開 監督・脚本 : 中島哲也 出演 : 役所広司 /アヤカ・ウィルソン/妻夫木聡 他 観たい度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 原作 : 後藤ひろひと(舞台『ミッドサマーキャロル』) 「 パコと魔法の絵本 (2008) 」 伊藤英明・長谷川京子のW主演で話題となった舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」の映画化です ■監督は、「下妻物語 (2004)」、「嫌われ松子の一生 (2006)」の中島哲也。 ■主役大貫(ガマ王子)役は、「Shall We ダンス? (1996)」、「うなぎ (1997)」、「THE 有頂天ホテル (2005)」の役所広司。 ■パコ役、アヤカ・ウィルソン。 ■室町(ザリガニ魔人)役は、「ウォーターボーイズ (2001)」でアカデミー賞新人賞を受賞した妻夫木聡。「春の雪 (2005)」、「涙そうそう (2006)」、 「どろろ (2007)」などで主演するヒット映画に欠かせない存在であります。主演ではないですが、「ザ・マジックアワー (2008)」ほんとに面白かったですよね。■その他、「下妻物語 (2004)」の土屋アンナ、上川隆也 、「舞妓 Haaaan!!! (2007)」で主演の阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、國村隼、と多彩なメンバーがこぞって出演しています。 Story : 一代で会社を作り、我侭放題に生きてきた大貫は、持病で入院していた。病院には、患者も医者も看護婦もクセのある者ばかりが集まっていた。その中で唯一、ピュアな心を持っていたのが、交通事故で入院した少女パコ。我侭な大貫だったが、パコの優しい心に打たれ、毎日、絵本を読み聞かせるように。しかし、事故の後遺症でパコの記憶が一日しか持たないと知った大貫は、パコのために絵本をお芝居にしようと病院の人々に呼びかける。「2008年9月13日公開 」ー 作品情報より ー まるでチャリチョコを思わせるような美しいグリーンを主体とした3原色を使ったおもちゃ箱のような美しくポップな映像でした。「お前が私の名前を知っているだけで腹が立つ・・・・」っと意味不明な怒りで当たり散らす我儘大貫は、オンボロ会社から一代で一流巨大会社へと築き上げた会議の最中に持病で倒れ、入院する事になるのですが、病院の医師は変な空想趣味があったったり、超ヤンキーな看護師や入院患者も一癖も二癖もある変人ばかりなのです。もともと舞台の映画化だけあって、どこか映画全体の雰囲気も舞台風なのですが、はじける阿部サダヲのハイテンションな、はちゃめちゃコメディの雰囲気からパコと大貫が出会う頃からお話が急速にCGまじりのファンタジーの世界へと導かれる感じです。映像はとっても美しいし、ラストはちょっと驚きの展開になって最後の最後でまたびっくりなラストを迎えます。 まるで映画のワンシーンなのかと思えるほど、会場にいらしたお子さんが号泣して泣き崩れている声で思わず私ももらい泣きしてしまいました(笑)(そっちかい!・・)きっとその女の子の心に響く物語だったのですね・・・・とっても素敵な作品でした。私、DVDが出たら買ってしまいます☆もう一回観にいこうかな~~~♪ ■メイキング オブ パコと魔法の絵本 と いつもワガママガマ王子(DVD) ◆20%OFF!■■送料無料■V.A. 邦画サウンドトラック CD【パコと魔法の絵本】08/9/10発売■ガマ王子対ザリガニ魔人 主題歌: 木村カエラ 『memories』 ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
September 1, 2008
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【おくりびと】2008年9月13日公開 監督 : 滝田洋二郎 出演 : 本木雅弘 /山崎努 /広末涼子 他 観たい度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★★ 「 おくりびと (2008) 」 ■監督は、滝田洋二郎。 ■主人公小林大悟役は、本木雅弘。 ■妻小林美香役は、広末涼子。 ■社長佐々木生栄役は、山崎努。 ■事務員上村百合子役は、余貴美子。 ■音楽を手がけたのは、久石譲。 Story : 求人広告を手にNKエージェントを訪れた大悟は、社長の佐々木から思いもよらない業務内容を告げられる。それは“納棺”、遺体を棺に納める仕事だった。戸惑いながらも、妻の美香には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、納棺師の見習いとして働き出す大悟。美人だと思ったらニューハーフだった青年、幼い娘を残して亡くなった母親、たくさんのキスマークで送り出される大往生のおじいちゃん…そこには、さまざまな境遇のお別れが待っていた。「2008年9月13日公開」ー 作品情報より ー 「納棺師」と言う職業がある事をこの映画を観るまで知りませんでした。昔は家族や葬儀社がしていたことを、時代が変わって誰もが嫌がるけれど誰もが迎える人間の最期の時を、その尊厳を大切にし、美しく見送るための大切な作業を代行する、いわば隙間産業として立派に成立している職業。山崎勉と本木雅弘と言うキャスト名を見ただけで、この映画はどこか面白そう・・・・っと感じていました。シリアスだけじゃない、コメディだけじゃない独特の雰囲気をこの二人の名前が既に醸し出していた感じがします。 結論から言えば、自分が予想していた以上に良く出来た作品でした☆脚本が抜群に良いですね☆物語の導入部分では、山崎勉の好演によって、すでにシリアス路線と線路のように張った伏線とで思いもかけずに大笑いさせられ、その職業の生々しさから少し距離を置く感じの笑いを取るあたりの展開が見事。そして、本木雅弘演じる主人公大悟を煙に巻くような話術であれよあれよという間に誰もやりたがらない職業へと巻き込んでいくあたりの佐々木社長を演じる山崎勉の演技がやはりピカイチ巧妙でした。また、一見真面目なだけの演技をしているかのような本木雅弘の演技が笑わせる、俳優として天性のコメディ的素質に見る側も引き込まれていくようでした。 キャラ立てがしっかりしている上に、キャストそれぞれが物凄い良い味を出していました。佐々木社長(山崎努)、事務員の上村百合子(余貴美子)、銭湯をひとりで切り盛りする山下ツヤ子(吉行和子)、昔からずっと通い詰めている常連客の平田(笹野高史)など、脇役が見事な個性と演技で光っていただけに、大悟の妻役の広末涼子が表情が乏しいと言うかちょっと役不足感が逆に目立った感じがしました・・・・周りが巧すぎなため比べるのはちょっとかわいそうかなとも思いますが・・・。 人生の最期の時と言うシリアスな現実を悲喜こもごものエピソードを絡めつつ、人間の最期の尊厳を扱う職業とどこか似ている繊細なクラッシック音楽を職業としていた主人公のチェロの音が効果的にストーリーの中で響き渡るにつれ、身内を見送った事が思い出されるのか、会場内ではすすり泣く声が響いていました。映画の中で使われる小物一つ一つにも意味があって、特に、子供の時に使っていた少し小さめのチェロに楽譜にくるんであった大きな石や河原の石のエピソードが導いて行く主人公大悟のラストシーンは秀逸でした。■送料120円■通常盤■AI CD【So Special-Version AI-/おくりびと(仮)】08/9/10発売おくりびと~ おしまい ~|| || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 30, 2008
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【シャカリキ】2008年9月6日(土)公開 監督 : 大野伸介 出演 : 遠藤雄弥 /中村優一/鈴木裕樹/原田泰造 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 原作 : 曽田正人「シャカリキ!」 「 シャカリキ! (2008) 」 自転車ロードレースをテーマにした曽田正人の同名コミック「シャカリキ!」の映画化 ■監督は、ベネチア国際映画祭でグランプリに輝いた北野武監督のもと「HANA-BI(1997)」で監督助手を経て本作が監督デビューとなる大野伸介。 ■主演野々村輝(テル)役は、人気TVドラマ「のだめカンタービレ (2006)」シリーズで大河内守を演じた、遠藤雄弥。 本作で映画初主演となります。■亀高自転車部エース鳩村(ポッポ)役は、「劇場版 仮面ライダー電王」シリーズで桜井侑斗こと仮面ライダーゼロノスを演じた中村優一。 ■鳳帝高校のエース比呂彦(ユタ)役は、「獣拳戦隊ゲキレンジャー 」シリーズで漢堂ジャンことゲキレッドを演じた鈴木裕樹。 ■マネージャー役は、新人の南沢奈央。 ■亀高自転車部監督由多比呂志役は、原田泰造。 Story : 野々村輝は自転車大好きな高校生。彼の通う亀ヶ岡高校自転車部は部員不足のため廃部寸前で、エースの鳩村ら3人と、マネージャーの永田桜だけだった。ある放課後、ひょんな事から路上で練習する鳩村を通学用の自転車で追う事になる輝。そこへ現れ抜き去ったのは、ライバル高のエース由多比呂彦だった。ムキになって追う輝。その様子を見ていた亀ヶ岡高校自転車部の監督であり比呂彦の父でもある比呂士は、輝の才能を見抜いていた。「2008年9月6日公開 」ー 作品情報より ー 自転車ロードレースと言えば、日本ではあまりなじみのないスポーツですが、ヨーロッパでは名前だけは誰でも知っているツール・ド・フランスなどサッカーに次ぐ人気競技のようです。本作は、ベストセラーとなった曽田正人の人気同名コミック「シャカリキ!」の映画化です。私は、自転車ロードレースというものを、以前、やはり黒田硫黄の人気コミックの映画化「茄子 アンダルシアの夏」の続編「茄子 スーツケースの渡り鳥2007 」のDVD発売記念試写会で見せていただいて、初めて知りました。単に速さを競うだけでなく、個人や、チームでの駆け引きやノウハウで過酷なロードレースを制する奥深い頭脳競技なのです。ロードレースは観たことがないのですが、独特のヘルメットとスパッツをはいてロードバイクで走っている姿は、よく一般道路でもそこら中で見かけます(笑)車に乗っていて、そういう人達を見かけると、「あの人あんな派手な恰好してどこにいくんだろうね~」なんって言ったりしてました(笑)あれって、ロードレース競技のウエアだったんですね~失礼しました~(笑) っと関係ない話になりつつありますので(笑)、話をもどします。主役の遠藤雄弥は、映画のタイトルどおりのシャカリキな全身元気印という感じで、もろはまり役です。まぁ、演技という面では、ちょっといっぱいいっぱいという感もなきにしもあらずですが、がんばっていたと思います。中村優一にしても鈴木裕樹にしても戦隊もの出身だけあって体力には自信あるのだろうな~っと言う感じでした。青春ものとしては王道の路線で目新しさは感じなかったですが、原田泰造の監督として父親としての演技がシリアスになりすぎず、かといってベタでもなく良い味出していました。かつらをかぶった温水には笑っちゃいましたが、校長を演じた柄本明は相変わらずどんな役でも巧いですね。 主題歌 Sonar Pocket 『Promise』 [DVD付初回限定盤]■シャカリキ!(1-18巻 全巻)【エンタメセール0825】 ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 28, 2008
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【イントゥ・ザ・ワイルド】2008年9月6日(土)公開 監督・脚本・製作 : ショーン・ペン 出演 : エミール・ハーシュ /マーシャ・ゲイ・ハーデン/ウィリアム・ハート 他 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 原作 : ジョン・クラカワー『荒野へ』(集英社刊) 「 イントゥ・ザ・ワイルド / INTO THE WILD (2008) 」 冒険家ジョン・クラカワー原作のノンフィクション作品「荒野へ」の映画化「手をのばして人生の夢をつかんで・・・」 ■監督は、ショーン・ペン。 ■主演クリストファー・マッカンドレス役は、「ロード・オブ・ドッグタウン (2005)」で故ヒース・レジャーと共演した、エミール・ハーシュ 。今年「スピード・レーサー (2008)」でも主役のスピード・レーサーを演じています。■母ビリー・マッカンドレス役は、マーシャ・ゲイ・ハーデン。 「ミスト (2007)」では、怪しいカルト狂のおばさん役を好演しています。■父親ウォルト・マッカンドレス役は、ウィリアム・ハート。 1985年・第38回カンヌ国際映画祭において「蜘蛛女のキス (1985)」で主演男優賞を受賞しています。「シリアナ(2005)」、「グッド・シェパード (2006)」、「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 (2007)」など演技力の求められるバイプレーヤーとして好演し、今年日本公開の「インクレディブル・ハルク (2008)」でロス将軍を演じるなどSFアクションなどでもその存在感を見せています。■ロン・フランツ役には、2007年・第80回アカデミー賞において本作で助演男優賞にノミネートされている、82歳のハル・ホルブルック。 Story : 1992年4月、一人の青年がアラスカ山脈の北麓、住む者のない荒野へ徒歩で分け入っていった。4ヶ月後、ヘラジカ狩りのハンターたちが、うち捨てられたバスの車体の中で、寝袋にくるまり餓死しているその青年の死体を発見する。彼の名はクリス・マッカンドレス。ヴァージニアの裕福な家庭に育ち、2年前にアトランタの大学を優秀な成績で卒業した若者だった。知性も分別も備えた、世間から見れば恵まれた境遇の青年が、なぜこのような悲惨な最期を遂げたのか?「2008年9月6日公開」ー 作品情報より ー 登山家でもあるジャーナリストのジョン・クラカワーが謎の解明に挑んだのが原作となった、同名ノンフィクションの「荒野へ」。この作品に出合ったショーン・ペンがすぐに映画化を決定し、10年近い年月を費やして実現したロードムービーです。カリフォルニアの裕福な家庭に育ち、ジョージア州アトランタ大学をすべてAという優秀な成績で卒業し、ハーバードのロースクールへの進学も決定していた主人公クリストファー・マッカンドレスがなぜ・・・・。嘘で固められた幸福な親子、おしつけがましい両親、そんな内に抑圧されたエネルギーを、社会や文明からの逃避という形で爆発しエネルギーを放出して行く・・・ 「君はレザー・トランプ(革靴の放浪者)だね」そう言われた彼が自らを「スーパートランプ」と名乗り、お金も文明を一切捨てひたすら北のアラスカを目指す旅。現実よりも自分を強いと思い込むことで自分を支えて、彼には前に進むしかその旅の途中で出会う人々の中には、不幸にして亡くしたわが子を主人公クリストファーに投影して、わが子を亡くした両親の悲しみを彼に示して、家に帰るように勧めるジャンや、「頭でっかちになるな」と諫めてくれるウェイン、クリストファーに淡い恋心を抱く美しい少女トレイシー、クリストファーを孫として養子にしようと妻と息子を亡くし人里離れた場所で一人暮らししている老人ロン、誰一人として彼の思いを止めることができなかった・・・「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時・・・」分かち合ってほしいと気づいた時には、寝袋にくるまって見上げたサンルーフから、一緒に見てほしかった空の雲が流れていた・・・・主人公を演じたエミール・ハーシュはラストに至るまでには頬はコケ、骨と皮だけに見えるほどに痩せて挑んだ演技は凄いのひとことでした。また、行かないでほしいと懇願した老人ロンを演じたハル・ホルブルックもオスカーにノミネートされていただけある納得の演技でした。輝かしい未来が約束されていた自分の人生を捨ててまで、どうしてそこまで自分自身を追い込む必要があったのか、どうしても理解ができませんでした。なんとも悲しい話です。 2007年・第65回ゴールデン・グローブ賞歌曲賞受賞曲“Guaranteed”収録■《送料無料》エディ・ヴェダー/イントゥ・ザ・ワイルド(CD) ■送料無料「荒野へ 」著者: ジョン・クラカワー /佐宗鈴夫 出版社: 集英社 ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 27, 2008
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【グーグーだって猫である】2008年9月6日(土)公開 監督・脚本 : 犬童一心 出演 : 小泉今日子 /上野樹里/加瀬亮 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 原作 : 大島弓子「グーグーだって猫である」(角川書店刊) 「 グーグーだって猫である (2008) 」 原作者大島弓子の同名自伝的人気エッセイ漫画 ■監督は、「ジョゼと虎と魚たち (2003)」、「メゾン・ド・ヒミコ (2005)」、「眉山 -びざん- (2007)」の犬童一心。 ■主演は、アイドル歌手でありながらドラマに映画に活躍し、「空中庭園 (2005)」では2005年日本映画プロフェッショナル大賞やブルーリボン賞において主演女優賞を受賞するなど女優としてもその独特な癒し系を醸し出しながら演技力も確実に身につけて来た小泉今日子。 ■「スウィングガールズ (2004)」、「サマータイムマシン・ブルース (2005)」、「亀は意外と速く泳ぐ (2005)」など彼女独特のユニークさと演技で定評がある上野樹里。 テレビドラマ「のだめカンタービレ (2006)」や「ラスト・フレンズ (2008)」でも個性的な役を好演し、彼女にしか出せない味でその存在感を確率しています。 ■「硫黄島からの手紙 (2006)」、「オリヲン座からの招待状 (2007)」、「それでもボクはやってない (2007)」加瀬亮。 「アンテナ (2003)」で2004年プロフェッシナル大賞において主演男優賞を受賞し、「それでもボクはやってない (2007)」では2007年ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、同作で2007年日本アカデミー賞においても主演男優賞にノミネートされるなど着実に演技力に磨きをかけて来た事に定評があります。 ■お笑いトリオ森三中。■ポール・ウェインバーグ役にヘヴィメタルバンド・カコフォニー、メガデスの元ギタリスト、マーティ・フリードマン。公式サイト Story : 愛猫サバを亡くした女性漫画家の麻子は、悲しみで漫画を描けなくなってしまう。ナオミらアシスタントも心配で仕方がない。そんなある日、麻子は小さな子猫と出会う。グーグーと名付けたその子猫と暮らしはじめて、麻子の日常は一変、元気な表情が戻ってきた。暫くしてグーグーの避妊手術のために動物病院に向かうが、その途中、グーグーが逃げ出してしまう。必死で探す麻子を助けてくれたのは、近所に住む青年・沢村だった。「2008年9月6日公開 」ー 作品情報より ー 「吾輩は猫である」によく似たタイトルから想像するに、猫の目線から見たゆるゆる~な日常の物語かな・・・・・・・・・と思いきや、ストーリーは、ある意味それぞれの、生まれ変わりの物語といった感じ。もちろん可愛いねこちゃんに、Kyonx2の演技の空気感にかなり癒されます。ゆる~~いねこちゃん中心のストーリーかと思って観ていた前半、いきなり初代飼い猫のサバが去って行ってしまい、喪失の悲しみの底に沈み仕事が手につかなくなったKyonx2演じる主人公の天才漫画家朝子を心配する上野樹里演じるアシスタントのナオミのそれぞれの再出発ストーリーでした。犬童一心の作る世界感というか、「ジョゼと虎と魚たち (2003)」や「メゾン・ド・ヒミコ (2005)」などで見られるちょっぴり不思議で深い人間心理描写という意味では、この作品はとってもシンプル・・・・もちろん原作者の大島弓子の大ファンと自ら公言している監督が脚本を担当していますが、原作に忠実に描かれた結果なのかなと想像しています。いつもながら原作を未読なものでなんとも言い難いのではありますが(笑)この作品のセールスポイントとすれば、「のだめカンタービレ (2006)」や「ラスト・フレンズ (2008)」で若者の間で絶大な人気を誇る上野樹里に加え、「それでもボクはやってない (2007)」の加瀬亮やお笑いタレントの森三中の3人、そしてヘヴィメタルバンドのメガデスの元ギタリストのマーティ・フリードマンなどユニークなキャストを脇に揃えているところです。Kyonx2の癒され系演技の空気感と相変わらずの加瀬亮独特の演技と空気感にキャストそれぞれがいい味出していて普通に楽しめました。ナオミの恋人役を演じたマモルはギターユニット”平川地一丁目”の林直次郎で、劇中で挿入されているバンドのユニット名が「中央特快」(笑)。吉祥寺という場所を舞台に「中央特快」て・・・・吉祥寺には止まんないしぃ~(笑)。中央線沿線をご存じの方にはツボなネーミングですよね(笑)そして、先代のネコちゃんの名前は「サバ」、猫が魚好きだからという安直な名前ではなくて、フランス語で「元気?」の意味。その後にやってきた猫ちゃんの名前「グーグー」の意味を当てた人には1年分・・・っと当てた人のご褒美に朝子が提案したのは、吉祥寺と言えば行列で有名な佐藤のメンチカツ・・・(笑)音楽を担当したのは、坂本龍一などで結成した元”YMO”のメンバーで、代表曲「風をあつめて」が「ロスト・イン・トランスレーション(2003)」で挿入歌として使われた 、大瀧詠一 なども参加しているロックバンド ”はっぴいえんど”の細野晴臣です。 ■グーグーだって猫である オリジナル・サウンドトラック テーマソング: 小泉今日子 『good good』このアルバムの収録曲の一部が視聴できます■【送料無料選択可!】Stand Up! / 中央特快ギターユニット“平川地一丁目”の林直次郎と、「ウォーター・ボーイズ」の伊阪達也が映画のために組んだユニット <収録曲>1.Stand Up! 2.貝殻 3.Stand Up!(less vocal)4.貝殻(less vocal) ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 27, 2008
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【ベガスの恋に勝つルール】2008年8月16日公開 監督 : トム・ヴォーン 出演 : キャメロン・ディアス /アシュトン・カッチャー /ロブ・コードリー 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 ベガスの恋に勝つルール(2008) / WHAT HAPPENS IN VEGAS (2008) 」 ■監督は、トム・ヴォーン。 本作が初監督作品となります。 ■主演は、「メリーに首ったけ (1998)」、「チャーリーズ・エンジェル (2000)」シリーズ、「ギャング・オブ・ニューヨーク (2001)」、「イン・ハー・シューズ (2005)」、「ホリデイ (2006)」のキャメロン・ディアス。 日本ではソフトバンクのCMなどでおなじみで人気抜群な彼女ですが、アカデミー賞など主だった受賞履歴はまだないです。■共演は、「バタフライ・エフェクト (2004)」のアシュトン・カッチャー。 日本では「バタフライ・エフェクト (2004)」がヒットしたことでデミ・ムーアの若き恋人との代名詞を払拭して、これから有望な俳優として注目されたものの、その後の目立った活躍はないように思います。アメリカでは、日本で言うならドッキリカメラとも言うべきMTVの過激ドッキリ番組「パンクト」のホストとして定着していて、アシュトンの顔を見ると、だまされた!(笑)と気が付くほど、ドッキリ番組の顔として活躍してしています。■弁護士で親友ヘーダー役は、「俺たちフィギュアスケーター (2007)」、「俺たちダンクシューター (2008)」のロブ・コードリー。 ■精神科医のトゥイッチェル役は、「シカゴ (2002)」、「TAXI NY (2004)」、「ヘアスプレー (2007)」のクイーン・ラティファ。 Story : フィアンセにフラれたキャリアウーマンのジョイ。父親が経営する工場を解雇されたジャック。ウサ晴らしに親友とラスベガスにやってきた二人は、偶然知り合い意気投合!ゴキゲンでハメを外しまくるが、翌朝目が覚めると、なんとジョイの指には結婚指輪が…!!酔った勢いでの結婚、もちろんすぐ離婚するつもりだったが、今度は何の気ナシに回したスロットマシンが大当たり!転がり込んだ300万ドルのために、離婚するわけには行かなくなった二人は…!?「2008年8月16日公開 」ー 作品情報より ー 原題の「What happens in Vegas」は、「What happens in Vegas, stays in Vegas(旅の恥はかき捨て)」ということわざから名付けられているようです。 人生の挫折を味わう二人がなにかのハプニングで偶然出会って、酔った勢いの果てに意気投合して・・・っというどこにでもあるストーリーなのですが、朝目覚めてみると結婚していたという奇抜なアイデアに、それが間違いだったとお互いにもめた末に、ジョイが遊んでいたスロットマシンで最後に残っていた25セントを使ってジャックが300万ドル(約3億円)を当ててしまった。というプロットはとってもおもしろそうだったのですけどね~なんだか、ストーリー展開も焦点がきぼり切れていなくてばたばただし、コメディセンスもいまいちで荒さが目立つ説得力の弱い脚本には、かなりB級感が否めません。キャメロン・ディアスのファンなら、彼女のセクシーな演技に十分満足できるでしょうけれど、アシュトン・カッチャーは「バタフライ・エフェクト (2004)」で見せた演技とは程遠い素人っぽさが感じられるほど浮きまくり・・・・。 細かいことを気にせずにポップコーンをほおばりながら気楽に観る感じで鑑賞すると案外そこそこ楽しいラヴ・ストーリーというかんじです。 夏休みとあって今だに国内の興行ランクインしている「花より男子F」で撮影のために前代未聞の噴水を止めちゃった事で話題になったラスベガスの噴水もちゃんっと使っているな~っと変な事には感激していた私でした(笑)あ・・・まだ書いてなかった・・・「花男」のレビューr(^^;)・・実は、見たけど書いていないのがまだまだいっぱい・・・・(笑) 主演:キャメロン・ディアス「ベガスの恋に勝つルール」ヒロイン着用モデルリング~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 16, 2008
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【ハンコック】2008年7月26日(土)公開 監督 : ピーター・バーグ 出演 : ウィル・スミス /シャーリーズ・セロン/ジェイソン・ベイトマン 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 「 ハンコック / HANCOCK (2008) 」 ■監督は、ピーター・バーグ。 ■主演は、ハンコック役にウィル・スミス。 ■ヒロインメアリー役に、シャーリーズ・セロン 。 ■ハンコックをなんとか愛されるヒーローにしようとがんばるレイ・エンブリー役に、ジェイソン・ベイトマン 。■レイの連れ子アーロン役に、ジェイ・ヘッド。 Story : ハンコックは悪を退治し、人助けもする。でもToo Much Power(やりすぎパワー)のせいで物は破壊され、街はパニック!市民からは大ブーイング!! ニュースでは“トラブルを生むヒーロー”として非難される始末。でも本人は「そんなの知るか!」と全く反省する気なし。でも本当は孤独で寂しい。なぜ自分だけ違うのか?そんな時、ある人物から提案が…。「皆から愛される、真のヒーローにならないか?」「2008年8月30日公開 」ー 作品情報より ー 前半のハンコックという、ヒーローとも言い難いキャラクターが斬新で、また、ウィル・スミスがはまり役でとってもいい味出していて面白いのです。今まで見たこともないダークでもなくアウトローというわけでもなく、言うなれば自堕落なヒーローですからね(笑)科学的根拠とか一切無視しちゃった嫌われ者のtoo muchな痛快ヒーローがハンコック(笑)超合金というわけでもないのに弾丸は跳ね返しちゃうし、列車はハンコックに衝突するとへこんじうし(笑)始終昼間から酒をあおって酔っ払って寝てるし・・・・「クズ」と言うフレーズに反応して見境なくキレて子供でも空に飛ばしちゃうし・・・ そんな中、偶然助けたPR会社のジェイソン・ベイトマン演じる、生真面目なレイ・エンブリーに命の恩人として自宅に招待されます。そこでレイはハンコックが市民から嫌われているということを憂いて、なんとかしようとハンコックピーアール作戦のアイデアを練るのです(笑)最初は耳もかさなかったハンコックが次第にレイの熱意にほだされてシブシブ彼にしたがいだします。 まさかの、頭をケツの穴に(・・・おっとお下品(笑))・・・・があり得ないって(笑)、オ~マイゴッド! ヾ(≧▽≦)oひゃっはっはっ!!な~んって面白い・・・っと前半は思ったのですが、突然あることが境にストーリーが思わぬ方向に転調していきます。後半は、なんだかユマ・サーマンのGガール的な展開に(・・・感の良い方はちょっとこの辺で展開が読めてくるかな(笑)・・・) レイから無理やり言わされた素っ頓狂な 「グッジョブ!」には抱腹絶倒でした・・・・レイの妻役のシャーリーズ・セロンは相変わらず美しいですし、アーロン役のジェイ・ヘッドも可愛かったです。 ここからちょっとネタバレ↓あんなに周りから嫌われているのに何故人助けしちゃっているのか、ほっとけばいいのに・・・っと、ヒーローでいる理由が曖昧だったし、 後半の無理やり感のある根拠のないスーパーパワーとか、一緒にいるとパワーが薄れたり離れると元に戻る・・・など、前半の面白さに比べて、あまりアイデアとして面白くなさが目立ってきて、なぁんだ・・・みたいなちょっとがっかり感があって、私的にはちょっと残念でした。↑ここまでネタばれ 前半から後半は結構驚きの展開になります。ネタばれサイトを読まずに観たほうが吉です(笑) 後半は好みが分かれると思います。後半が好きかどうかでこの映画自体の評価もわかれるところでしょうね。 ハンコックニュース ヒップホップ・アーティストでもあるウィル・スミスの歌がここで視聴できます。~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 14, 2008
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【アクロス・ザ・ユニバース】2008年8月9日(土)公開 監督 : ジュリー・テイモア 出演 : ジム・スタージェス/エヴァン・レイチェル・ウッド /ジョー・アンダーソン 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 アクロス・ザ・ユニバース / ACROSS THE UNIVERSE (2008) 」 全編ビートルズのヒットナンバーで綴る異色のミュージカル青春ストーリー。 ■監督は、「フリーダ (2002)」のジュリー・テイモア。 ■主演のジュード役には、日本では実質上初お目見えという感じの、実在のマサチューセッツ工科大学の学生がラスベガスで大金を稼いだ伝説を映画にした「ラスベガスをぶっつぶせ (2008)」で鮮烈な印象を残したジム・スタージェス。 日本で「エリザベス・ゴールデンエイジ」が公開されていた頃全米ですでに公開されている「ブーリン家の姉妹 (2008)」にも出演しています。公開日は未定ですが、秋頃に公開される予定となっています。 ■ヒロインルーシー役に、「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと (2003)」のエヴァン・レイチェル・ウッド。 ■マックス役には、「敬愛なるベートーヴェン (2006)」でカール・ヴァン・ベートーヴェン役を演じたジョー・アンダーソン。 Story : 1960年代。リバプールからアメリカへ、ジュードが父親を捜しにやってきた。彼は父親との再会には失望したものの、新しい友人マックスやその妹ルーシーと出会う。やがてジュードはマックスとNYに向かい、歌手のセディが住むアパートの間借り人に。ギタリストのジョジョ、同性愛者のプルーデンスらと出会いい自由な時を満喫していた。兄を訪ねてやってきたルーシーとの恋に落ちるジュード。しかしマックスは徴兵されベトナムへ…。「2008年8月9日公開 」ー 作品情報より ー 本作は、1960年代の世相を反映したベトナム戦争への反戦的思想を、ジュードとマックスの友情と、ルーシーとの恋にからめた青春ラヴストーリーです。単なるラヴストーリーミュージカルというのではなく、幻想的な映像が多く使われており、好みが分かれるところかも知れませんね。 私的には、ビートルズ、反戦、平和というキーワードから一番先に脳裏に浮かぶのは、ジョン・レノンの名前です。「Imagine」という曲を知って初めて、ジョン・レノンが反戦を訴えているアーティストだと言う認識を持ったのです。それまでは、彼らの名前も曲も知っているけれども彼らの曲の詞の持つ意味など考えたこともなかったのですから・・・・ <Imagine> Imagine there's no heavenIt's easy if you tryNo hell below usAbove us only skyImagine all the peopleLiving for today... Imagine there's no countriesIt isn't hard to doNothing to kill or die forAnd no religion tooImagine all the peopleLiving life in peace... You may say I'm a dreamerBut I'm not the only oneI hope someday you'll join usAnd the world will be as one Imagine no possessionsI wonder if you canNo need for greed or hungerA brotherhood of manImagine all the peopleSharing all the world... You may say I'm a dreamerBut I'm not the only oneI hope someday you'll join usAnd the world will live as one ビートルズと言えば平成生まれの若者でさえ、だれでも知っているロックの神様ですが、母国イギリスでは他に伝説のロックバンドをたくさん排出しているためか、日本ほどの思い入れが少ないそうです。私はと言えば、大学の時に付き合っていた彼氏の名前が本作でも主人公の名前に使われているジュードに似ていたため、よく同僚のマンションにみんなで集まって「Hey Jude」を歌っていました。そのマンションには、いつもクラブの連中が集まっていて、それぞれの名前やなにかのゆかりのあるテーマソングをそれぞれ持っていて歌いあっていました(笑)今考えるとそんなことのどこが楽しかったのかなと笑っちゃうのですが・・・・私の青春の1ページを飾ったビートルズの「Hey Jude」を聴くと、今でも懐かしく甘酸っぱいレモンの香りが漂ってくるような気がします。お互いは嫌いじゃなかったのに、ちょっとしたすれ違いと誤解がそのまま解けないまま、意地っ張りな私が彼を振ってしまった形になってしまったのですが、実は、別れた後に一番後悔をしていたのは、私のほうだったのかも。クラブの卒業生が残していく文集の中には私との別れのシーンを物語にした彼のショートストーリーが残されていて、後になってそれを読んだ私は、彼の本当の気持ちを知って号泣した覚えがあります。そんなこともあって、私の中では今でも彼の思い出が色あせることなくこの「ヘイ・ジュード」のメロディの中に生き続けているのです。 このミュージカルの中で、ジュードとルーシーにも、お互いが愛し合っているにも関わらず、別れを迎えてしまいます。どこにでもある未熟な恋の青春の1ページなのかもしれませんね。 ただ、結末が私のケースと違っていた事で、運命の女神がほんの少し私に素直になれる瞬間を与えてくれていたら、私の人生は今とはちがったものだったのかな?っとそんな思いでラストを見つめてしまいました。 ビートルズがリバプール出身なので、主人公がリバプールからアメリカにやってくるという設定やジョン・レノンが母子家庭だった事からジュードが母子家庭という設定になっているようです。 <HEY JUDE> HEY JUDE, DON´T MAKE IT BADTAKE A SAD SONG AND MAKE IT BETTERREMEMBER TO LET HER INTO YOUR HEARTTHEN YOU CAN START TO MAKE IT BETTERHEY JUDE, DON´T BE AFRAIDYOU WERE MADE TO GO OUT AND GET HERTHE MINUTE YOU LET HER UNDER YOUR SKINTHEN YOU BEGIN TO MAKE IT BETTERAND ANY TIME YOU FEEL THE PAINHEY JUDE, REFRAINDON´T CARRY THE WORLD UPON YOUR SHOULDERFOR WELL YOU KNOW THAT IT´S A FOOLWHO PLAYS IT COOLBY MAKING HIS WORLD A LITTLE COLDERDA DA DA DA DA DA DA DAHEY JUDE, DON´T LET ME DOWNYOU HAVE FOUND HER NOW GO AND GET HERREMEMBER TO LET HER INTO YOUR HEART...SO, LET IT OUT AND LET IT INHEY JUDE, BEGINYOU´RE WAITING FOR SOMEONE TO PERFORM WITHAND DON´T YOU KNOW THAT IT´S JUST YOUHEY JUDE, YOU´LL DOTHE MOVEMENT YOU NEEDIS ON YOUR SHOULDERDA DA DA DA DA DAHEY JUDE, DON´T MAKE IT BAD そして、「LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS」からヒロインのルーシーがネーミングされています。 <LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS > PICTURE YOURSELF IN A BOAT ON A RIVERWITH TANGERINE TREES AND MARMALADE SKIESSOMEBODY CALLS YOU, YOU ANSWER QUITE SLOWLYA GIRL WITH KALEIDOSCOPE EYESCELLOPHANE FLOWERS OF YELLOW AND GREENTOWERING OVER YOUR HEADLOOK FOR THE GIRL WITH THE SUN IN HER EYESAND SHE´S GONELUCY IN THE SKY WITH DIAMONDSLUCY IN THE SKY WITH DIAMONDSLUCY IN THE SKY WITH DIAMONDSFOLLOW HER DOWN TO A BRIDGE BY A FOUNTAINWHERE ROCKING HORSE PEOPLE EAT MARSHMALLOW PIESEVERYONE SMILES AS YOU DRIFT PAST THE FLOWERSTHAT GROW SO INCREDIBLY HIGHNEWSPAPERS TAXIS APPEAR ON THE SHOREWAITING TO TAKE YOU AWAYCLIMB IN THE BACK WITH YOUR HEAD IN THE CLOUDSAND YOU´RE GONELUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS...PICTURE YOURSELF ON A TRAIN IN A STATIONWITH PLASTICINE PORTERS WITH LOOKING GLASS TIESSUDDENLY SOMEONE IS THERE AT THE TURNSTILETHE GIRL WITH KALEIDOSCOPE EYESLUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS ラストの屋上でのライヴシーンなど、ビートルズファンなら泣いて喜ぶオマージュ満載で、超豪華なPVという感じですね☆~ おしまい ~|| || || || ベストブログランキング |||| || || ||
August 10, 2008
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【ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝】2008年8月16日(土)公開 監督・製作・脚本 : リチャード・シェパード 出演 : ブレンダン・フレイザー /ジェット・リー/マリア・ベロ 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝/THE MUMMY: TOMB OF THE DRAGON EMPEROR (2008) 」ジャパンプレミア ■監督は、ロブ・コーエン。 ■主演は、「ハムナプトラ/失われた砂漠の都 (1999)」、「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド (2001)」に続いて第3段の本作でもリック・オコーネル役にブレンダン・フレイザー。 「クラッシュ(2004)」などにもリック役で出演していますが、断然、本シリーズのリックというイメージが定着していますね。■ヒロインには、第1作目 「ハムナプトラ/失われた砂漠の都(1999)」、第2作目「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド(2001)」ではレイチェル・ワイズが演じたエヴリンを、マリア・ベロが演じています。ジョニー・デップと共演した「シークレット ウインドウ(2004)」 や「ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005)」に出演していますね。日本では公開日程は未定ですが、山田洋二監督の名作「幸福の黄色いハンカチ(1977)」のリメイク「イエロー・ハンカチーフ(原題)(2008)」がウィリアム・ハートと共演で来年アメリカで公開される予定にもなっていますね~。さしずめアメリカの倍賞千恵子の島光枝というかんじでしょうか。■エヴェリンの兄役には3作を通して続投のジョン・ハナー。■リックとエヴェリンのウィリアム息子役に新人のルーク・フォード。日本語吹き替え版では、今おバカキャラで人気急上昇の 上地雄輔 が吹き替えを担当しました。 Story : 1946年、ロンドン。幸せだがちょっぴり退屈な毎日を送っていたリックとエヴリンのオコンネル夫妻は、外務省に頼まれ、“シャングリラの目”と呼ばれる巨大なブルーダイヤを返還するために上海へやって来る。そこで彼らを待ち受けていたのは、両親に内緒で大学を辞め、現地で遺跡の発掘にいそしんでいた息子アレックスとの思いがけない再会だった。その驚きに追い打ちをかけるように、アレックスの発掘した皇帝のミイラが、2000有余年の時を超えて生き返る事件が勃発。またもやスーパー・パワーを持つミイラと戦うハメに陥ったオコンネル・ファミリーは、皇帝の世界征服の野望を阻止するべく、ヒマラヤから万里の長城へと冒険を重ねて行くことになり…。「2008年8月16日公開 」ー 作品情報より ー 今日は、ジャパンプレミアに行ってきました~このところ、「ダークナイト」「インクレディブル・ハルク」に続いてプレミア試写の日に限って電車が人身事故で遅れたり、落雷騒ぎで山の手線が止まったり、今日も都内のどこかの線が落雷でストップしていたらしかったり、映画が終わって外に出ると決まって大雨だったりすのですが、どういう訳か私の場合映画を観て外に出た時は事が済んでいて、濡れなくて済んだり、難を逃れたりすることが多くて、今日も国際フォーラムなので映画が終わってそのまま地下から地下鉄で家路につくことができて、大雨に濡れたり電車が動かないとかの悲劇から難をのがれている感じです(笑)ラッキーなのかなぁ・・・っと余分なよもやま話は、これぐらいにして、肝心なプレミアのお話をしないといけませんね(笑)チケット交換はランダムで早く並んだから良い席というわけではなかったようなのに、その割に結構時間がかかってちょっとイラッとしましたね~レッド・カーペットイベントは特に大がかりなセットはなかったものの、フォーラム会場内でちょっとミニカーペットが設置されていて、狭いところでやっていたわりには結構丁寧にキャストがインタビューに応えていたらしくて、かなり予定時間を押しはじまりました・・・会場内には通常の舞台挨拶だけでなく、ちょっと趣向を凝らしていて、ツイ・ユアンに呪いをかけられて陶器になってしまった像が飾られていたりして、ちょっとワクワクしました。最近プレミアの司会は襟川クロさんに代わって伊藤さとりさんがよく担当されていますが、伊藤さんに紹介されてリックの息子ウィリアムの日本語吹き替えを担当した上地雄輔が登壇しました。その後、日本のセレブゲストが紹介されて、自民党の現職代議士・後藤田正純の妻でもあり女優の水野真紀、鼠先輩、西武ライオンズの石井一久の妻でフリーアナウンサーの木佐 彩子、高嶋 政伸などが紹介されました。時間もおしていたので、日本のセレブ紹介などはいらない感じがしました。せめて鼠先輩が歌ってくれるとかなら盛り上がって良かったかもしれないけど(笑)ぽ~ぽぉ~ぽぽぽぽぽぽぽ~ぽっぽっぽぽぽぉ~♪その後オリジナル・キャストが紹介されて、ブレンダン・フレイザー 、イザベラ・リョン 、ミシェル・ヨー が登壇し挨拶をしてくれました~全然期待していなかったブレンダン・フレイザーが結構ハイテンションで面白い人だったので、とっても好感度アップ♪、ミシェル・ヨーは日本語でがんばって挨拶してくれて親近感が増しました。なので、映画もあまり期待していなかったのですが、ブレンダン・フレイザーへの親近感も増して、ハラハラ、ドキドキのコメディタッチなハイテンションな展開にとっても楽しめました。またまたマミーも登場するのですが、虫やヘビといった私がトレジャー・ハンティングものを見ない理由の一つが本作ではあまり出てこなかったので、それほど嫌なシーンもなくて取っても楽しかったです。イエティが大活躍で最高♪ジェット・リーの皇帝はほとんどミイラ状態だったので期待したほどアクションシーンがなかったように思います。また、続きは明日かきます~~~。~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 4, 2008
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【俺たちダンクシューター】2008年8月9日(土)公開 監督 : ケント・オルターマン 出演 : ウィル・フェレル /ウディ・ハレルソン/アンドレ・ベンジャミン 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★☆ 脚本 : 「俺たちダンクシューター /SEMI-PRO (2008) 」 ■監督は、ケント・オルターマン。 「ヒストリー・オブ・バイオレンス (2005)」や「リトル・チルドレン (2006)」などのシリアス路線の政策総指揮を務めていたかれですが、それと相対する「マスク2 (2005)」や本作の製作総指揮も努めています。シリアス路線は結構地味ながら良い作品を手がけているのに、コメディ路線はちょっとセンスに欠ける感じですね(笑) ■主演は、 ウィル・フェレル。 「オースティン・パワーズ (1997)」シリーズ、「プロデューサーズ (2005)」、「俺達シリーズ(邦題で勝手にですけど)」など濃ゆいコメディキャラが彼の持ち味ですが、「主人公は僕だった (2006)」など真面目な堅物を演じるのはちょっとNGでした(笑)■ウディ・ハレルソン。 「スタンドアップ (2005)」やハビエル・バルデムの怪演が記憶に新しくアカデミー賞作品賞、助演男優賞他に輝いた「ノーカントリー (2007)」にも出演していましたね。■アンドレ・ベンジャミン。 ジョン・トラボルタの「Be Cool/ビー・クール (2005)」などに出演している他「シャーロットのおくりもの (2006)」でカラスのエルウィンの声を演じています。 Story : 1970年代、アメリカではNBAとABAの2大プロ・バスケットボール・リーグがあった。過去にヒット曲を出したシンガーのジャッキー・ムーンは、ABAのチーム「トロピックス」のオーナーであり、なおかつ監督兼選手だ。試合前に歌を披露してショーアップするも、チームの試合成績と観客動員は悲惨な状況。ある日、ジャッキーはリーグの会合で、NBAに吸収合併される上位4チームを除き、ABAは解散と告げられ…。「2008年8月9日公開 」ー 作品情報より ー 日本で勝手にシリーズ化?(原題はまったくシリーズ的ネーミングされていないからです(笑)・・・)している「俺達~」シリーズの第3段といったところですが。かくいう私は、第一作目の「俺たちニュースキャスター/ANCHORMAN: THE LEGEND OF RON BURGUNDY (2004) 」はおろか、第二作目の「俺達フィギャースケーター」も未見でした(笑)第一作目「俺たちニュースキャスター/ANCHORMAN: THE LEGEND OF RON BURGUNDY(2004) 」は日本では劇場公開されていませんしね。しかし、第2作目「俺たちフィギュアスケーター/BLADES OF GLORY (2007)」がアメリカでシュマッシュヒットを飛ばしたのを受け、日本でも2007年12月に単館系での公開が実現しました。また、単館系にも関わらずこの手の根強いファン層の心をわしづかみ?(笑)ってほどでもないけど、評判は上々でした。二匹目のドジョウを狙った本作は、「ドッジボール(2004) 」を超える面白さ・・・との評判を聞きつけて、見たくてたまらなかった私でしたが・・・・これ・・・面白いかぁ~?(笑)あんまり未成年にも見せたくないし、お笑いのセンス系統は「ドッジボール(2004) 」というよりは、どちらかと言うと「ボラット(2006)」系統でしたね。この手のコメディはちょっとお下品・・・・同じコメディでも、「ボラット(2004)」で笑えた人には面白い作品かも~っと言う感じです。原題の「SEMI-PRO」があらわすように、NBAのプロリーグではない実在のセミプロリーグのABAのパロディだそうです。ABAのチーム「トロピックス」のオーナーで、監督兼選手までこなすジャッキー・ムーンは、肝心なバスケの試合よりもエンターテイメントに命をかけてトロピクスを盛り上げて客寄せに余念がないのですが、その時にウィル・フェレル演じるジャッキー・ムーンが歌う歌がなかなか魅力的なのです(笑)■《送料無料》セオドア・シャピロ(音楽)「俺たちダンクシューター 」オリジナル・サウンドトラック公式HPでも繰り返し流れていますので一度聴いてみてください☆NBAに吸収される4チームの中に入ろうと万年びりっけのチーム「トロピクス」があの手この手で奮闘する様が結構笑えると言えば笑えるかな。 ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 2, 2008
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【ハプニング】2008年7月26日(土)公開 監督・製作・脚本 : リチャード・シェパード 出演 : マーク・ウォールバーグ /ズーイー・デシャネル/アシュリー・サンチェス 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★☆ 「ハプニング / THE HAPPENING (2008) 」 ■監督は、M・ナイト・シャマラン。 ■主演は、「ザ・シューター/極大射程(2007)」のマーク・ウォールバーグ。2006年・第79回アカデミー賞において「ディパーテッド (2006)」で助演男優賞にノミネートされています。■ヒロイン、アロマ役に「あの頃ペニー・レインと (2000)」、「テラビシアにかける橋 (2007)」、「ジェシー・ジェームズの暗殺 (2007)」のズーイー・デシャネル。■ジュリアン役には、1995年・第53回ゴールデン・グローブ賞において「3人のエンジェル (1995)」で助演男優賞にノミネートされたジョン・レグイザモ。レオ様主演の「ロミオ&ジュリエット (1996)」ではティボルトを演じていましたね~ Story : ある日突然、アメリカ全土からミツバチが姿を消したのを皮切りに、街で人が次々と倒れていく異常現象が始まる。連絡も取れなくなり、情報はだんだん少なくなっていく。原因も分からないまま世界はパニック状態に陥り、“何か”に人々は追い詰められていく…。「2008年7月26日公開 」ー 作品情報より ー シャマラン監督作品と言えば、作品のテーマ色にこだわる作風が周知の事実ですが、「サイン (2002)」の赤、「ヴィレッジ (2004)」の黄色、「レディ・イン・ザ・ウォーター (2006)」の青とくれば今度の「ハプニング(2008)」は「緑」・・・しかないでしょう!(笑)そして、マーク・ウォールバーグ演じる主人公エリオットの親友のジュリアンと娘のジェス、そして、避難する時に最後の同行者だった若者ふたりが、ジェイド、ジョシュ(笑)・・・そして、最後の避難場所の廃墟の村で暮らす一人暮らしのジョーンズ婦人っとくれば、シャマラン監督の事ですから?、なんかのこだわりなのでしょうかぁ~?やけに「J」で始まるネーミングばかりでなのに笑えちゃいます。(これはミステリーなので笑いは期待していないと思いますがね(笑)・・)また、必ずと言ってよいほどご本人が何らかの役で出演しちゃうお茶目さは今回も例外ではありませんでした(笑) 肝心な映画の感想はと言えば・・・・実に微妙だった~アイデア倒れとでもいうのでしょうか・・・・、すべてにおいて中途半端で、なんの深みも感じられませんでした。 ミツバチがいなくなると人間は4日以内に滅びる・・・・物凄い面白そうな冒頭の導入から、いつのまにか原因不明なテロとも思える攻撃に感染するように人々が死んでいくのですが、どこでどう数えたのかいつのまにか”15人”以上の団体に限定して被害が及ぶ・・・とか、なんの脈絡も説得力もなくただ単にその人数は一人でも感染する結末まで強引に持っていきます。あの途中で車に乗せてくれた老夫婦の植物オタク的発言はなんだったのか、ちょっとヒント的に使われただけで放置されて、あのラスト?(笑) ミツバチ、植物オタクなおじさん、指輪・・・・この3点をもっとストーリーに活かせて展開すればすごく面白そうなストーリーになったと思うのですが?そんなの全然どうでもよかった?かんじ(笑)自然環境からの警告?っととらえるにはあまりにもメッセージが意味不明ですよ。シャマラン監督の趣味嗜好的映画にとどまっている感じが残念でした。結構笑えたけど(・・笑いは期待して作ってないってば?(笑)・・・)《送料無料》ジェームズ・ニュートン・ハワード(音楽)/オリジナル・サウンドトラック ハプニング(CD)~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 2, 2008
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【インクレディブル・ハルク】2008年7月26日(土)公開 監督 : ルイ・レテリエ 出演 : エドワード・ノートン /リヴ・タイラー /ティム・ロス 他 観たい度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 「インクレディブル・ハルク /THE INCREDIBLE HULK (2008) 」 スペシャル・ジャパンプレミア ■監督は、「トランスポーター (2002)」シリーズ、先日観た「ドラゴン・キングダム(2008)」のジェット・リー主演の「ダニー・ザ・ドッグ (2005)」を担当したルイ・レテリエ。 ■主演は、「真実の行方 (1996)」、「アメリカン・ヒストリーX (1998)」、「ファイト・クラブ (1999)」、「レッド・ドラゴン (2002)」、「幻影師アイゼンハイム (2006)」のエドワード・ノートン。 ■そして、ヒロインに「アルマゲドン (1998)」、「ロード・オブ・ザ・リング (2001)」シリーズのリヴ・タイラー。 ■また、エドワード・ノートン演じるブルースと同じ力を持ってしまったエミル・ブロンスキー役にティム・ロス。 1995年・第68回アカデミー賞において「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男 (1995)」で助演男優賞にノミネートされています。 Story : ブルース・バナー博士は、科学実験の副作用により、怒りや恐怖の感情が高まると緑色の巨人“ハルク”に変身してしまう力を手に入れてしまった。その力をコントロールできずに悩んでいたブルースは、世間から隠れるように過ごしていたが、ある日彼のパワーを知った凶悪なテロリストがニューヨークの街を恐怖に陥れる。宿命と葛藤するブルース。しかし彼は決意する。自分を見失っても、自分を犠牲にしても、ハルクとなり街を救うことを…。「2008年8月1日公開」ー 作品情報より ー 前回のハルクのジャパンプレミアの記事で、「インクレディブル・ハルク」ジャパンプレミアと「ダークナイト」一般試写ですご~~っく迷いに迷って結局ハルクプレミア試写を選んで、エドワード・ノートンに会えなくて後悔したという記事を書いたばかりでしたが・・・・神様はちゃ~んっと見ていてくれたのだなぁ~!!*:.。☆..。.(´∀`人)「ダークナイト」のジャパンプレミアもぎりぎり当選はがきが届きました!そして、ポストを見たら郵便物の束の中に「~ハルク」の試写状が入っていて、「あ、もう観たからいいや・・・」なんって思いながら部屋に戻ってぽんっとテーブルの上にその束を置いたのです。しばらくしてから、ふとその葉書を裏返してみたのですが・・・・な、なんっとエドワード・ノートンとリヴ・タイラー舞台挨拶ありの「インクレディブル・ハルク」ジャパンプレミア!っと書いてありました・・・え、え~~??!!!もしかして・・・会えるの~~~~?゚.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。しかも「ダークナイト」と「~ハルク」プレミア2夜連続です!♪ 嬉しくて天にもも上る気持ちでした~~。 当日は一緒に行った友人が良い席を取って来てくれたので、まさに目の前でエドワード・ノートンとリヴ・タイラーの舞台挨拶を観ることが出ました☆ 18年前にお父様の事業の関係で4ヶ月ほど日本に在住経験があるエドワード・ノートンは、日本語は全部忘れちゃったと言いつつも彼の日本語の発音は全然違和感なくて、前のほうに座っていた女性たちに「私の大阪の友達、おおきに。まいど」っと手を振っていました。サプライズ・ゲストには映画評論家のオスギさんが登壇しメイン司会を務めました。私も疑問に思っていたどうして?をオスギが聞いてくれました。「なんでこの役をやったの? イメージを変えようと思った?」だって、ヒーローものの中でも原形をとどめないハルクというゴリラみたいな怪人に変身してしまう役ですからね~どう考えても彼のイメージじゃbないですからね~そしてオスギがエドワード・ノートンにリヴ・タイラーとのキスシーンについて聞くと「脚本を書いてるときに、リブと雨の中を一緒に走ってキスをしようって構想をしっかり描いてました。せっかく共演できるんだから、この機会を逃してはいけないなと・・」っと語っていました(笑) 2度目の鑑賞では、1回目よりもよりこの映画の中にラヴストーリーを感じました。主演二人を目の前で見た思い入れが映画への思い入れに貢献した感もありますが・・・ブルースを支える愛を演じたリヴ・タイラーがより素敵に見えました。2回観て良かったです(^O^)/☆ほとんど感想は前回書いた内容と同じなので、例のシーン(前回伏せ文字で書いた部分)が来るとやっぱり笑っちゃったのですけどね(笑)~ おしまい ~ \|| || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
August 2, 2008
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【ダークナイト】2008年8月9日(土)公開 監督 : クリストファー・ノーラン 出演 : クリスチャン・ベイル /マギー・ギレンホール /ヒース・レジャー 他 観たい度 : ★★★★★ → 観賞後の評価 ★★★★★ 「ダークナイト / THE DARK KNIGHT (2008) 」 ジャパンプレミア「これまででいちばん楽しい役だった。たぶんこれからの映画人生においてもずっとそうだろう」 byヒース・レジャー2008年1月22日に急死したヒース・レジャーの最後の最高傑作となってしまった超大作です。そして、ヒース・レジャーが渾身の鬼気迫る勢いでジョーカー演じている本作は、シリーズ最高傑作とも評価されていますね。 また、今からオスカーをヒースにとう声がたかまりつつあります。亡くなった俳優がオスカーを受賞するのが実現するとアカデミー賞の歴史の中でも2人目となるということです。■監督は、「メメント (2000)」、「バットマン ビギンズ (2005)」、「プレステージ (2006)」のクリストファー・ノーラン。 2001年・第74回アカデミー賞において監督脚本を手がけた「メメント (2000)」で脚本賞にノミネートされています。■主演は、「リベリオン (2002)」、「マシニスト (2004)」、「バットマン ビギンズ (2005)」のクリスチャン・ベイル。 今年故ヒース・レジャーも出演していることで大変話題になった「アイム・ノット・ゼア (2008)」にも出演し、日本では未公開ですが、アカデミー賞でもノミネートされた「3:10 トゥー・ユマ(原題) (2008)」にも出しています。■そして、ヒロインに華がないと私的に不評だった「主人公は僕だった (2006)」、マギー・ギレンホール。 本作でも、キルスティン・ダンストやケイティ・ホームズに並んでヒロインとしてちょっと不満・・な感があったりするとかしないとか・・・(するんだけど・・) ■アルフレッド役には、マイケル・ケイン。 ■本作を語る上で、彼の話は到底避けて通れないジョーカー役の故ヒース・レジャー。 書くことが多すぎてここが長くなりすぎますので、ヒースに関しては後日特集記事を まとめたいと思っています。■ゴードン警部補役にゲイリー・オールドマン。■デント地方検事役にアーロン・エッカート。■ルーシャス・フォックス役には、モーガン・フリーマン。■スケアクロウ役にキリアン・マーフィー。■役はわからなかったのですが、なぜかエディソン・チャンがクレジットしていますね・・・・。破廉恥写真の流出事件でやめる以前に撮影されたのでしょうか? Story : ジム・ゴードン警部補とハーベイ・デント地方検事に助けられながら、バットマンは街で起こる犯罪撲滅に成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る犯罪者の台頭により、ゴッサム・シティは再び混乱状態に陥る。バットマンにとってジョーカーはもっとも個人的な意味合いをもつ、最強の敵。この新たな脅威を葬り去るため、彼はあらゆるハイテク武器を駆使し、信じるものすべてと衝突しなければならなくなる…。「2008年8月9日公開」ー 作品情報より ー いやぁ~~~~すごかった!今年に入って、★5個をつけたことがなかった私ですが、文句なく満点です!今年のベスト・ムービー決定!今日は念願のジャパンプレミアに行ってきました!・・・観てきたてのほやほやです(笑)プロデューサーをはじめ監督、来日直前に身内のトラブルで逮捕劇があって来れるのかなと心配だったクリスチャン・ベイルも無事来日して、カンPを片手に日本語で舞台挨拶をしてくれました!凄かった!!ヒース・レジャー怖かった!!(笑)・・・でも、ヒースがやっぱり素晴らしかったです!!2時間半ですよ?!、でも、あっ・・・・と言う間に終わってしまいました。最初から最後まで崩れないテンションで一気に駆け抜けて・・・・・・ ラストに来て 「ダークナイト」 の誕生!という感じ。 続編が絶対ありそう~~ ラストのクレジットには「ヒース・レジャーに捧ぐ」の文字が~~!!!。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!涙なしでは見られません・・・ いっぱい!書きたい事があるのですが、明日は「インクレディブル・ハルク」のスペシャルプレミアがあるので、明後日以降に詳しい感想を書きたいと思います。 ----↓ っということでここから続きです。ここからは私個人的な独断と偏見によるある意味ネタばれに相当する可能性がありますので、未見な方は読まないで先入観なしに鑑賞されることをお勧めします。鑑賞後に読んでね*:.。☆..。.(´∀`人) マーベルコミックの映画は数多く作られていますが、中でも「スパイダーマン」シリーズと「バットマン」シリーズは多の作品とは一線を画していると私は感じています。この2シリーズはとりわけ大好きなのです。この脚本を手がけたのはクリストファー・ノーラン監督と実の兄ジョナサン・ノーランです。本作は、単なるヒーローものでもなく、また、単にダークヒーローの暗躍の痛快さというものでもなく、緻密に練り上げられている脚本の中には、現代の闇のひとつと言っていい、幼い心を蝕む悲しいトラウマを背負って生きてきた一人の男ジョカーという最強のサイコキラー(快楽殺人者)を象徴とし、人間の本質を暴こうとして、これでもか、これでもかと人々のモラルに問いかけてくるそんなある意味恐ろしい作品でもあり、2時間半という長尺の中でも長さを感じさせないテンポの良さに加え、豪華な俳優陣の名演技の結集と、特にジョーカーを演じたヒース・レジャーの圧巻の演技は、まさに絶賛に値する作品でした。目の前で母親を殺され、自らも父親の手によって突き立てられたナイフで口を切られた・・・そんな話を繰り返し話して聞かせるジョーカー。父親さえ信じられないのにどうして人が信じられるのか・・・・・、そんな悲痛な叫びと曲がってしまった人生観がこのジョーカーの予測不可能で残虐非道な行動を生み出しているように思えてしょうがなかったのです。 ジョーカーは善人、悪人を問わず常に自分が生き残りたければ、誰かを殺さなければならない、そんな究極の選択をさせようとして楽しんでいるのです。日本でも家庭の環境や事情などで未熟なまま大人になってしまった人間による身勝手な理由での殺人劇が後を絶ちません・・・・そんな世相をよく反映している作品だなと感じずにはいられませんね。 そういう意味でも、バットマンが、ゴッサム・シティという架空の街から今度はリアルな香港まで舞台を移し、単なるアメコミ・ヒーロー劇からディープなクライム・サスペンスとしての地位の確立を果たした作品と言えると思います。 バットモービルがジョーカーによって走行不能になって、バットポッドに乗り換えて道路だけでなくビルの中までも破壊しながら爆走する様は、もはや街の治安ということから離れて怒りと憎しみと狂気満ちているようにも見えました。ハーベイ・デントという「光の騎士」とバットマンという「闇の騎士」によって悪が一掃されつつあったゴッサム・シティに、理解不能な凶悪事件を引き起こすことによって正義感すらも崩壊させられていくその巧妙な計算されたジョーカーの策略に脱帽です。 いやぁ~、見ごたえがあった~物凄いもの見ちゃった!!!!!!文句なしで私の今年(-まだ7月ですが?(笑)-)ベストムービーっです!! もっともっと書きたい事がい~っぱいあるのですが、いっぱいネタばれしそうなので、公開が終わるころに心おきなく書くことにして、また観に行かなくては!(笑) ~ おしまい ~(CD)ダークナイト/(オリジナル・サウンドトラック)
July 28, 2008
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【ラストゲーム 最後の早慶戦】8月23日(土)公開 監督 : 神山征二郎 出演 : 渡辺大 /柄本佑/和田光司/脇崎智史 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「ラストゲーム 最後の早慶戦 (2008) 」 昨年は早稲田大学創立125周年、そして今年は慶應義塾大学が創立150周年を迎えるという記念すべき年。1943年(昭和18年)10月16日に実際に行われた慶應義塾大学対早稲田大学の歴史的ゲーム「出陣学徒壮行早慶戦」をモデルにした作品です。 ■監督は、「白い手 (1990)」の神山征二郎。 同作品で1990年・第14回日本アカデミー賞で監督賞にノミネートされています。 ■主演は、 「ラスト サムライ (2003)」、「バットマン ビギンズ (2005)」、「硫黄島からの手紙 (2006)」など日本が誇るハリウッド俳優渡辺謙を父に持つ、渡辺大。 本作が初主演映画となります。 ■柄本佑。 Story : 昭和18年。戦争が激化する中、練習に励む早稲田大学野球部の若者たち。六大学野球はすでに解散が決定しており、来るべき学徒出陣に備えるように圧力がかけられていた。そんな中、顧問の飛田のもと選手たちは、出陣のその日まで野球を続けると誓っていた。部員の戸田は父親から厳しく詰られながらも、兵隊に志願した兄の言葉を胸に、合宿生活を続けていた。そんなある日、慶応の小泉が飛田のもとに早慶戦を申し込みにやってくる…。「2008年8月23日公開 」ー 作品情報より ー 試写終了後に主演の渡辺大のトークショー付きのレビュアー試写会に行ってきました。ざっと見るところ50名程度の座席でちょっと手狭な感じの試写室でしたが、それだけにトークショーの座席に着いた渡辺大さんがすぐ目の前という感じでものすごく嬉しい試写会でした☆トークもとっても熱くて、話す表情も声も謙さんそっくり!と思いました。トークショーが終わってエレベーターを降りるとまだすぐそこに大さんが立っていましたが、さすがレビュアーのみなさんマナーがよくて携帯のカメラで写真を撮ったりする人もいませんでした。すぐそこにドアが開いたタクシーが止まっていたので、それに乗って帰るのかなと思ったら、そのままスタッフ数名?と私の帰り道と同じ方向に普通に歩いて行かれるので、ついて行くわけではなかったのですが、私も普通に後ろを歩いていきました(笑)途中で違う方向に横断して行ってしまいましたけどね~ この映画は65年前の1943年の太平洋戦争下で、日本軍の退勢色濃い事実も知らされぬまま学徒出陣を余儀なくされたことを受け、生きて帰れないかもしれない不安と闘う渡辺大演じる早稲田の学生戸田など野球部員達に、せめて生きていた証を残してやりたいと、早慶戦の実現に尽力する顧問の飛田と野球部の大学生たちを通して、おしつけでない、戦争の虚しさを、今ではあたり前の権利が禁止される理不尽さから読み取れる作品でした。早稲田大学は軍国主義を批判し軍からいろいろと目をつけられていて大学の教壇に立てない教授もいたので、敵国の国技とされる野球の試合をするなど、これ以上軍からにらまれたくないと大学を保護しようとする早稲田の総長と大学側がこの最後の早慶戦を頑なに認めなかったのです。その不可能とも思える望みを最後まであきらめずに、最後は強行で英断するまでの柄本明演じる野球部顧問飛田の演技は素晴らしかったです。早稲田大学総長に呼び出されて対峙するシーンの熱演ぶりに打たれて思わず涙がこぼれました。また、映像には映っていなかったけれども、主演の渡辺大さんもその撮影現場で号泣していたと語っていた、兄のお葬式の場面では、藤純子さんの迫真の演技で、私の涙腺が一気に決壊してしまいました。早稲田大学や慶応義塾大学の野球部の方々はきっと見られる方が多いかと思いますが、それ以外の若者たちにも、ぜひこの作品を観て、今当たり前にしていることが出来なかった時代があったこと、今ある命が明日をも知れぬ過酷な戦場で骨ひとつ拾われることのない死を迎えるかも知れないそんな恐怖に震えながらも、有無を言わせず若くして戦場に送りこまれていった若者がいたことを思う瞬間を持ってほしいなと思います。老若男女を問わず、私達は、普段の生活では忘れてしまっているけれど、せめて、終戦記念日を迎える夏に、一度は考えなければ、またこの悲劇は繰り返されるかもしれないのだから・・・。 映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』公式ブログ渡辺大さんが出来る限りお返事を書きますとおっしゃっていましたよ~、一度のぞいてみてください) 主題歌: 鬼束ちひろ 『蛍』 ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
July 27, 2008
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【インクレディブル・ハルク】2008年7月26日(土)公開 監督 : ルイ・レテリエ 出演 : エドワード・ノートン /リヴ・タイラー /ティム・ロス 他 観たい度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 主題歌 : 「インクレディブル・ハルク /THE INCREDIBLE HULK (2008) 」 ジャパンプレミア ■監督は、「トランスポーター (2002)」シリーズ、先日観た「ドラゴン・キングダム(2008)」のジェット・リー主演の「ダニー・ザ・ドッグ (2005)」を担当したルイ・レテリエ。 ■主演は、「真実の行方 (1996)」、「アメリカン・ヒストリーX (1998)」、「ファイト・クラブ (1999)」、「レッド・ドラゴン (2002)」、「幻影師アイゼンハイム (2006)」のエドワード・ノートン。 ■そして、ヒロインに「アルマゲドン (1998)」、「ロード・オブ・ザ・リング (2001)」シリーズのリヴ・タイラー。 ■また、エドワード・ノートン演じるブルースと同じ力を持ってしまったエミル・ブロンスキー役にティム・ロス。 1995年・第68回アカデミー賞において「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男 (1995)」で助演男優賞にノミネートされています。 Story : ブルース・バナー博士は、科学実験の副作用により、怒りや恐怖の感情が高まると緑色の巨人“ハルク”に変身してしまう力を手に入れてしまった。その力をコントロールできずに悩んでいたブルースは、世間から隠れるように過ごしていたが、ある日彼のパワーを知った凶悪なテロリストがニューヨークの街を恐怖に陥れる。宿命と葛藤するブルース。しかし彼は決意する。自分を見失っても、自分を犠牲にしても、ハルクとなり街を救うことを…。「2008年8月1日公開」ー 作品情報より ー 国際フォーラムで行われたジャパンプレミアに行ってきました。列に並んでいた時、なんか音響のご招待組?が特別扱いだったのか、音響の招待客にスタッフが名乗り出るように盛んに声をかけていましたし、なんだかいつもよりチケット交換に何倍も時間がかかって、それでなくても暑いところで並んでいて気分が限界って感じなのに、かなりイラツキっと言うかんじだったのは、私だけかしら・・・ オリジナルキャストのメンバーは誰も登壇しませんでしたが、吹き替え版のブルース・バナー博士の吹き替えを担当した水嶋ヒロが登壇し、舞台あいさつしました~さわやかで好青年でした彼は!☆だけど、エドワード・ノートンが来てるのかと思っていたので(笑)、期待して損しちゃった~そして、どういうつながりなのか定かではありませんが(笑)、青森から「ねぶた祭り」のハルクねぶたと青森大学(たぶん・・・)のハネトの皆さんが元気に踊ってくれました。 マーベルコミックの定番ともいえる展開でもある、主人公が持っているパワーを同じように別の誰かが持ってしまって、時には主人公よりも高度なパワーを持ってしまう・・・っという展開もお決まりというかんじもしますけどね~。 ただ、「ハルク」といえば、日本でも日テレで「超人ハルク/THE INCREDIBLE HULK(1978~1982)」として放送されていた人気シリーズであるため、当時からのファンやCS放送などで観ていたファンなどからすれば、懐かしい作品といえるのかもしれませんね。エリック・バナとジェニファー・コネリーが共演した、アン・リー監督の「ハルク/The Hulk (2003)」のときと比べると、VFXの進化が目覚ましく感じられます。ましてやハルクを演じるのが、あのエドワード・ノートンとくれば、観ないわけにはいかないですよね~ぇ。私は観たいと思いつつ試写も外れてしまって見過ごしてしまった「再会の街で (2007)」も観ていないので、ベティ・ロスを演じたリブ・タイラーは「ロード~」以来久々に見ましたが、なかなか良かったです。冒頭から結構ハラハラ、ドキドキスリリングな逃走劇の展開が続き、飽きる暇もありません、小学生のお子さんとかお見かけしましたが、結構怖かったのではないかなっと心配になるほど、戦いのシーンはものすごい爆音で迫力がありまくりでした。<以下はかなりネタバレ↓未見の方は鑑賞後に反転して読んでくださいね>ロス将軍やベティの乗った戦闘機が炎上した際、ハルクがばーんっと手を打って風を起こして消火するシーンとか、いつの間に身につけた技なのか、「ハルク・スマッシュ?」などとネーミングまでされている技を出した瞬間、周りはだれも笑っていないのに超うけてしまって笑いをこらえるのに必死でした(笑)クレジットには登場しないですし、日本公開が9月とちょっと遅い公開になる「アイアンマン(2008)」の主人公で億万長者の科学者トニー・スタークがラストにちらっと登場します(笑)違う作品のキャラクター同士がコラボちゃうなんていうのは、同じマーベルつながりならではという感じでどう展開していくつもりなのか楽しみなカンジです。Mr.blueでもあるスターンズ博士の傷にハルクの血がポタリ・・・でニヤリ・・・のシーンもそのまま次回作を予感させるカットで放置だったし、ばりばり to be continued~~って感じな終わり方でした(笑)<↑ここまでネタばれ> 今日は、「~ハルク」プレミアと「ダークナイト」の一般試写が同じ日にダブって当選していたので(幽体離脱して両方に行きたかった!涙)、どっちに行くか朝からず~~っと優柔不断に迷っていたのですが、エドワード・ノートンとかが来ているのかと思いこんでいたので、一応「ハルク」会場に行って良い席が取れなかったら、やっぱりプレミアを断念してでも「ダークナイト」試写に行こうと思っていたのですが、暑いしめんどくさくなってしまって、結局「ハルク」を観たのですが、オリジナルキャストも監督さえも来ていないし、一般試写でも、一刻も早く観たかった「ダークナイト」に行けばよかったかなぁ~~っとものすごく後悔しています・・・・28日の「ダークナイト」プレミアの招待状が入っていないかと毎日毎日ポストを開ける度に祈っているのですが、今日届いていないということは、外れたかなぁ~~~(´_`。)グスンがんばっていっぱい応募したのに~~~ ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
July 22, 2008
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【ドラゴン・キングダム】2008年7月26日(土)公開 監督 : ロブ・ミンコフ 出演 : ジャッキー・チェン /ジェット・リー/マイケル・アンガラノ 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 主題歌 : 「 ドラゴン・キングダム / THE FORBIDDEN KINGDOM (2008) 」 ■監督は、「ライオン・キング (1994)」、「スチュアート・リトル (1999)」シリーズのロブ・ミンコフ。 ■主演は、公開を待たずして謎の死を遂げたカンフーアクション映画の神的存在のブルース・リーの映画「燃えよドラゴン (1973)」にノンクレジットながら出演し、以降「スネーキーモンキー/蛇拳 (1976)」、「ドランク・モンキー/酔拳 (1978)」などで主演し、ブルース・リーの継承的存在として何十年間もの間カンフーアクション映画を支えて来た、ジャッキー・チェン。 「キャノンボール2 (1983)」の頃から香港を離れてハリウッドに進出し、ハリウッドのアクション映画に多大なる影響を与え、香港とハリウッドの二足のわらじをはく日々を過ごすのち、本格的に香港へ帰り、「ポリス・ストーリー/香港国際警察 (1985)」などで大ヒットを飛ばしました。再びアメリカに戻り撮影された香港映画「レッド・ブロンクス(1995)」では、アジアの映画初のハリウッド・ボックスオフィスで1位に輝く快挙を成し遂げています。私は、近年のジャッキー作品の中では「香港国際警察/NEW POLICE STORY (2004)」」が大好きです。めちゃくちゃ面白かったですよね、あれ~。ジャッキーは日本に来れば日本語を一生懸命勉強し、TVでもコメディなどで活躍するなど、その人柄を表わす真摯な態度と優しいコメントなどで、香港スターの中では日本で最も人気がありますね。カンフー映画を苦手とする私も、ジャッキーが出ているからこの映画を観たようなものですけどね(笑)■そして、ジャキーと同じ香港アクション映画を支えるマーシャル・アーツのジェット・リー。 カンフー映画をあまり観ない私は、あまり彼の作品は知らないのですが、「ダニー・ザ・ドッグ (2005)」は面白かったです。ジェット・リーと言えば私的に印象深いのは、何といっても「HERO」での弓矢の雨に刺さりまくりの人型まち針刺しです(笑) ■また、その運命により古代中国へ飛ばされてしまう現代の少年ジェイソン役にマイケル・アンガラノ。ず~っと、どっかで観たことがあるような気がしていたのですが、「あの頃ペニー・レインと(2000)」のウィリアム・ミラーの少年時代を演じていた、あの少年でしたね~。そして、今は亡きヒース・レジャー出演作の「ロード・オブ・ドッグタウン (2005)」の病弱な少年シド役でもありました。 Story : カンフーオタクの気弱な青年ジェイソンは、チャイナタウンにある質屋でDVDを物色した帰り道、ストリートギャングに絡まれ、その質屋の襲撃を手伝うよう脅される。その夜、襲撃に倒れた店主から、元の持ち主に返して欲しいと金色の棒を托されるジェイソン。強盗の目撃者として自身の身も危うくなりジェイソンは逃げ出すが、追い詰められ、屋上から転落してしまう。目を覚ますと、そこは古代中国。ジェイソンは黒い兵士達に襲われるが、そこに陽気な酔っ払いが現れ、一瞬にして兵士達を倒してしまう。話によると、この世界は、悪の将軍ジェイドに牛耳られ、人々の村は次々と滅ぼされているという。世界を救うためには呪いにより石に閉じ込められた孫悟空を解放するしかないという。彼はジェイソンの持つ金色の棒を見ると、ある予言を伝える。ジェイソンこそが孫悟空を解放し、この世に平和をもたらす“導かれし者”であると。時空を超えてきたこの棒こそ、解放に必要な“如意棒”だったのだ!「2008年7月26日公開」ー 作品情報より ー この映画の最大の魅力は香港のマーシャル・アーツ、ジャッキー・チェンとジェット・リーの2大カンフーアクションスターの競演といったところでしょうか。技の良し悪しとかはまったくわかりませんが、見ていてやっぱり本物のアクションはすげぇ~~~!って感じですね。CGでもワイヤーでもなく、生身!!って感じのアクションシーンは見ものです。肝心なストーリーと言えば、「西遊記」でおなじみの孫悟空の奪われた如意棒を、ひ弱な少年ながら運命に託された使命を果たすために奮起し、その目的を果たすべく頼もしい仲間に助けられながら、次第に成長していくストーリーで、その辺にごろんごろんと転がっていそうな普通な冒険ファンタジーではありますが、何といっても、目を見張る2大カンフー・スターのアクション・シーンがいっぱい楽しめる点では、カンフー映画ファンにとっては見逃せない映画と言えるかも知れませんね。私的には、記憶を消されてしまうとか、夢だった~!とかの落ちではなく、精神的にも成長し、カンフーの技もそのままに、その技を究めていこうとするラストが痛快で好きでした。 ■ドラゴン・キングダム(功夫之王)香港版DVD※広東語吹替※【お取寄せ商品】 ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
July 13, 2008
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【崖の上のポニョ】2008年7月19日(土)公開 監督 ・ 脚本 : 宮崎駿 出演 : 山口智子 /長嶋一茂/奈良柚莉愛 他 観たい度 : ★★★★ → 観賞後の評価 ★★★★ 原作 : 宮崎駿 「崖の上のポニョ (2008) 」 <多少ネタばれあり>♪ぽ~にょぽ~にょぽにょ さかなのこ~♪♪あお~いうみ~からや~ってきた~♪♪ぽ~にょぽ~にょぽにょ ふくらんだ~♪♪まんまるおなかの~おんなのこ~♪ 「人間になりたい」と願った金魚姫のポニョと、5才の男の子宗介の物語今回はCGを使わない手書きの優しさで描かれた作品です。 監督は、 宮崎駿。 声の出演は、ポニョ/ブリュンヒルデ ( 奈良柚莉愛 ) 宗介 ( 土井洋輝 ) リサ ( 山口智子 ) 耕一 ( 長嶋一茂 ) グランマンマーレ ( 天海祐希 ) フジモト ( 所ジョージ ) ポニョの妹達 ( 矢野顕子 ) トキ ( 吉行和子 ) ヨシエ ( 奈良岡朋子 ) 婦人 ( 柊瑠美 ) アナウンサー ( 羽鳥慎一(日本テレビアナウンサー) ) 男性 ( つるの剛士 ) 主題歌は、55歳の藤岡藤巻と8歳の大橋のぞみ 。言葉がおぼつかない娘と、その娘が歌っているそばで、一緒に歌ってあげるお父さんという設定のデュエット曲になっているそうです。 Story : 海辺の小さな町。崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介(土井洋輝)はある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョ(奈良柚莉愛)と出会う。ポニョは、アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたところを、宗介に助けてもらったのだ。そんな2人は大の仲良しに。だが、海の住人であるポニョの父・フジモト(所ジョージ)によって、海へと戻されてしまう…。そしてポニョは、“人間になりたい!”という思いから、妹たちの力を借り、父の魔法を盗み出し、再び宗介のいる人間の世界を目指す! 「人間になりたい」と願うさかなの子・ポニョと5才の男の子・宗介の物語。「少年と少女、愛と責任、海と生命、これ等初源に属するものをためらわずに描いて、神経症と不安の時代に立ち向かおうというものである。( by宮崎駿 )」「2008年7月19日公開 」ー 作品情報より ー 「ハウルの動く城(2004)」に続く4年ぶりの本作は、ジョン・エヴァレット・ミレーの絵画、「オフィーリア」に感銘を受けた宮崎監督が、CGなしの手作業にこだわって描きたいと思い立ち、特に波を描くことに命をかけていた作品です。実質宮崎駿監督が長編映画を手掛けるのは、本作で最後になるだろうといわれています。それだけに見逃せない作品でもありますね。監督が、原作、脚本、監督の三役を手掛けるのが7年ぶりとなる本作は、さかなの子ポニョが、人間の宗介と一緒に生きたいとわがままを貫き通す物語で、日本版のアンデルセン童話「人魚姫」といった感じですね。ポニョの名前の由来は監督が作画中にぱっと見が「ポニョっとしている」と思ったからだそうで、宗介の名前の由来は、夏目漱石の小説『 門 』の”崖の下の家にひっそりと暮らす野中宗助”から命名されているそうです。 まず一番の印象と言えば、ジブリらしさというか、原点に帰った感じです。宮崎駿と久石譲の名コンビが作り出す凝縮された世界観が素晴らしかったです。そして、初期のジブリの特有の繊細な手作りな映像に久石の壮大なシフォニックな曲が醸し出す前半はとても心地よかったです。 宗介の母リサが働く「ひまわりの家」の老人達の夢、「この足で立って歩きたい・・・」日本だけでなく、世界全体が抱えて考えていかなければいけない高齢化社会の問題へも夢を与えるような駿氏の優しい気持ちがいっぱい詰まっている感じがしました。老人施設と隣り合わせの保育所の融合は、働く者と介護されるもの双方に利点のある理想形とでもいえるです。そんな風景から生まれる老人をいたわる優しい心の子供を育て、孫のような幼児と接して心なごむ老人たちの姿、働く母親が何かがあるとすぐ子供に声をかけられる安心なシチュエーションとか双方に良い利点をもたらすのです。そして、守ってあげるよと約束をした宗介とポニョの信頼関係から生まれる幼い愛と責任ということや、海という生命の根源から生まれる世界観を魔法というオブラートにつつみつつ、ゴミを捨てて海を汚している人間に皮肉も込めつつ、自分のわがままで生命の均衡を破ったがために街が水没してしまうという苦い展開をポニョというあどけない魚に託して表現したものと感じました。 「少年と少女、愛と責任、海と生命」 これが宮崎駿監督が描きたかった本作の世界観なのでしょうね~ ただ、上のような世界観を理解してもらうには、これらのことすべてが若干説明不足感があります。101分の展開の中で飽きさせる瞬間はなかったものの、もう少し時間をかけてポニョの父フジモトと母グランマンマーレのエピソードを描いたり、ポニョと宗介の冒険に奥行を持たせたり、宗介の母リサと老人施設のお年寄りのエピソードにももう少し展開があっても良かったのではないかな~っと。 母リサは今までジブリ作品で描かれる快活で強い女像の中でも、より現代的な責任感の強さと慈愛に満ちた、母の理想像のような気がしました。私がすごく好きだったのは、「ものすごく不思議でも、ものすごくうれしくても、今はとにかく家に入ろうね・・・」的なニュアンスのセリフ(正確には覚えていないのですが・・・)を言う瞬間です。私的には、この映画のストーリーを自然に受け入れて楽しむ秘訣みたいなものをこの台詞がすべて物語っている気がしました。どちらかと言うと子供向けですが、とにかく難しい事は一切考えなくても、ポニョはかわいいし、宋介はかしこくて良い子だし、飽きずにあっと言う間に終わってしまいました。ポニョの可愛さと嫌でも(嫌じゃないけど・・)いつの間にか口ずさんでしまう主題歌 「ぽ~にょ、ぽにょさかなのこ~♪・・・」とか、とにかく私は大好きでした♪ ■崖の上のポニョ 税込 999 円■崖の上のポニョ イメージアルバム/久石譲[CD]送料無料■【送料無料】崖の上のポニョ サウンドトラック / 久石譲 ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || ||
July 10, 2008
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【ホートン ふしぎな世界のダレダーレ】2008年7月12日(土)公開 監督 : ジミー・ヘイワード 出演 : ジム・キャリー /スティーヴ・カレル/キャロル・バーネット 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 音楽 : ジョン・パウエル 「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ / Dr. Seuss' Horton Hears a Who (2008) 」 絵本作家Dr.スースが1954年に出版した世界的ベストセラーの映画化監督は、 「トイストーリー」シリーズや 「バグズライフ」、「モンスターズ・インク」、「ファインディング・ニモ」などおなじみのディズニー・ランンドのキャラクター達を手掛けてきたアニメーターを経て本作が初監督作品になります。 主役ほートンの声は、ジム・キャリー。 ダレダーレの国(Who-ville)の市長の声は、スティーヴ・カレル。 Story : ジャングルヌールに住むゾウのホートン。ある日、昼寝から覚めると、耳元に小さな声がする。耳をすますと、声は風に乗ってクローバーの上に舞い降りた埃の中からだった。「埃の中にも世界があるんだ」。ホートンは、埃の中の国、ダレダーレの人々の声を聞こうとした。しかし、独裁者のカンガルーがやってきて、クローバーを取り上げてしまう。「目に見えなくたって人は人だ」。ホートンは、ダレダーレ国を助けるために立ち上がる。「2008年7月12日公開 」ー 作品情報より ー 小さなお子様からローティーン向きなとってもかわいい映画です。遊んでいる時にふと耳にしただれにも聞こえない小さな声の存在を信じたゾウのホートンと埃の中のミクロの世界の国ダレダーレの市長との友情物語です。お約束のように主人公ホートンの行く手を阻むのは、目に見えないものを信じようとせずホートンを快く思わないカンガルーやカンガルーに雇われたブラッド。 今にも壊れそうな吊り橋やブラッドの妨害にも命の危険をも物ともせずにダレダーレの国を守ろうとする心優しいゾウのホートンの姿は、きっとお子様に友達を守ろうとする優しさと勇気を持つことへの大切さを教えてくれることでしょうね。時間も短いので夏休みに小さなお子様とファミリーや、お孫さんとおじいちゃま、おばあちゃまが連れだってお出かけになるのに向いている正統派な映画ですね。DVDを買ったら小さいお子様が繰り返しみたくなるような良質な内容と言えると思います。そして、音楽を手掛けたのは、アニメでは「シュレック (2001) 」や「ハッピー フィート (2006)」、そして今年公開の「カンフー・パンダ (2007)」や「「ボーン・アイデンティティー (2002)」シリーズ、「「X-MEN:ファイナル ディシジョン (2006)」などを手がけたジョン・パウエル。 バックで流れる曲も大変良いです☆ホートン ふしぎな世界のダレダーレ/John Powell ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
June 29, 2008
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【庭から昇ったロケット雲】2008年7月5日(土)公開 監督 ・製作 ・ 脚本 : マイケル・ポーリッシュ 出演 : ビリー・ボブ・ソーントン /ヴァージニア・マドセン /ブルース・ダーン 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 原作 : 「 庭から昇ったロケット雲 / ASTRONAUT FARMER(2008) 」 監督は、 マイケル・ポーリッシュ。私は未見なのですが 双子の兄弟マーク・ポーリッシュとともに監督、脚本、出演で制作した「ツイン・フォールズ・アイダホ(1999)」では、シャム双生児と若き娼婦の物語で映画通の間でなかなか好評のようでした。まったく余談ですけど(笑)、シャム双生児の映画と言えば、私的には、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド (2006)」を観たときの衝撃がいまだに大きいです。 主役は、「バッドサンタ (2003)」でとんでもない酒臭~い偽サンタを好演し、「ラブ・アクチュアリー (2003)」では、ヒュー・グラント演じる英国首相デヴィッドにいじめっこな友達はいらない(笑)っとスケベなアメリカ大統領を好演した、癖のある役を味わい深く演じることで人気のビリー・ボブ・ソーントン。1996年・第69回アカデミー賞では、「スリング・ブレイド (1996)」で主演男優賞にノミネートされ脚色賞を受賞、1998年・第71回アカデミー賞では「シンプル・プラン (1998)」で助演男優賞にノミネートされています。 Story : かつて宇宙飛行士だったチャーリー・ファーマーは実家の農場を継ぐことになり、彼の宇宙へ行く夢は挫折したかに見えた。しかし彼はずっと諦めていなかった。自分が作ったロケットで、自分の農場から宇宙へ行くことを誓った。彼を支えるのは、妻のオーディと3人の子供たち。家族と共に全てを投げ打って着々と宇宙飛行の準備をしていたが、FBIやCIAに危険人物として目を付けられてマスコミが殺到し、<スペース・カウボーイ>は世間の注目を集めることとなってしまう。「2008年7月5日公開」ー 作品情報より ー 宇宙への個人飛行と言えば、膨大な資金をつぎ込めば可能となってきた昨今とはいえ、夢をあきらめないと言う意味では究極的な夢・・・・しかも自作のロケットで自宅の庭で!っとくれば、壮大中の壮大の夢ですね。日本ではきっと島とかに行かないとね~「インディ・ジョーンズ /クリスタル・スカルの王国(2008)」で主演のハリソン・フォードは、ジェット機5~6機を集めている事でクイズ番組などで話題になっていますよね~そんな話だけでも驚愕な印象をうけますので、一介の農場夫が自分で組み立てちゃうということ自体荒唐無稽な印象を受けます。日本だって何百憶の資金を投じて種子島から打ち上げたロケットが、あえなく悲しい弧を描いて地面に落ちるニュースのシーンが目に焼き付いているので、有人ロケットで地球何十周~~なんってねぇぇ~~(笑)とはいえ、昨年8月16日にJAXA(宇宙航空研究開発機構)によって打ち上げが成功した月探査機の月周回衛星「かぐや」 ニュースには心躍るものがありましたけどね☆「かぐや」の打ち上げのちょっと前に開かれた、「MOONLIGHT MILE ムーンライトマイル」の原作者の太田垣康男さんとジャーナリストの鳥越俊太郎さんのトークショー付きの試写会で聞いたわくわくするお話が今でも耳に残っています。今年「かぐや」が配信して来た、まるで宇宙船にでも乗って窓から眺めているかのような地球の映像は夢のようですよぉ☆ご興味がある方は一見の価値があります~~感動的ですよ! ↓↓ かぐやによる「満地球の出」ハイビジョンカメラ映像今年のお正月は月から「日の出」ならぬ「地球の出」をみようね*:.。☆..。.(´∀`人)なぁ~~んてな時代が来ることでしょう☆ 2025年には月面基地建設への20年計画も発表されているとのことですから、その頃には、きっと本作に描かれているストーリーも現実的な夢として受け入れられることもあるとは思いますが・・・・ っと、横道にどんどん思考が飛んで行ってしまった私のレビューもやっと軌道修正して本作のお話に戻ってくることができましたが、とにかく、ちょっと入り込めなかった感がありました・・・・ 【送料無料】【ポイント3倍 6/30 am9:59迄】オリジナル・サウンドトラック「庭から昇ったロケット雲」 / サントラ ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
June 29, 2008
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【ネコナデ】2008年6月28日(土)公開 監督 : 大森美香 出演 : 大杉漣 /青山倫子 /黒川芽以 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 原作 : 「 ネコナデ(2008) 」 プレミア試写会ネコ鍋の次はネコナデ?猫好き必見の癒し系映画 監督は、 人気TVドラマ「カバチタレ! (2001)」、「ランチの女王 (2002)」、「きみはペット (2003)」、「不機嫌なジーン (2005)」など私も大好きで欠かさず見ていた作品の脚本を手がけていた、大森美香。これまで脚本家の傍ら監督として2~3作の映画を撮ってはいるものの、いまいちな感がありましたね・・でも、彼女が脚本を書いた「きみはペット (2003)」では、花男で今人気絶頂の嵐の松本潤がペット役で出ていて、すごく面白かったので大好きでした。 主演は、今年2008年だけでもTV、映画を含めて14本もの作品に出演する超売れっ子の大杉漣。去年にいたっては20本も出演していました・・・・1998年・第41回ブルーリボン賞では、まだビートたけしだった北野監督の監督賞、作品賞、主演男優賞など主要4部門を独占した「HANA-BI(1997)」で助演男優賞を受賞しています。ちなみに「HANA-BI(1997) 」は1997年・第54回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したことで大いに盛りあがりましたよね~ そして、もう一人(一匹?)の主役生後2ヶ月、鬼塚トラを演じるのは、なんと大杉トラ(笑)・・・・ ドラマ撮影中にトラのかわいさの虜になった大杉さんが、なんと大杉家の養女にしてしまったというエピソードもあります。 Story : 一流企業の人事部長・鬼塚太郎。職場にあっても家庭にあっても自分自身を厳しく律し、社員はおろか家族にさえ甘えを許さない。人生に安らぎなどないと考えていた。ある晩、鬼塚は、立ち寄った公園で、捨てられた子ねこをみつける。ウルウルとしたその瞳。見つめ合う2人。クラっとくる鬼塚。気がつくと、鬼塚は子ねこを抱いて、自宅前に立ちつくしていた…。「2008年6月28日公開 」ー 作品情報より ー しばらくしつこい風邪に悩まされていて、今だに咳が止まらない管理人のため、鑑賞後まだまだ書いていない作品が山ほどあるのですが、まずはこの作品から書き始めたいと思います(笑) 汐留ホールでしたから、入場できる人数も限られている上に、マスコミが撮影のために最前列を陣取っていたので、遅く来た人たちは招待状を持っていても入場制限の「ため入れないで並んだまま舞台あいさつが終わるまで待機させられていました。ものすごい人気でした~☆大森美香監督、主役の大杉漣、主題歌”頼りない天使”を担当したつじあやのが登壇し舞台あいさつをしてくれました。大杉さんは、撮影後養女?にした大杉トラをだっこしたまま、会場中を回って真近でトラちゃんを披露してくれました。まさに可愛くて可愛くて目に入れても痛くないかんじでメロメロでした~☆IT企業・デジタルドラゴンの人事部長・鬼塚太郎(大杉漣)は、冷淡な社長・辰美孝四郎(鶴見辰吾)の元、会社に必要のない社員を容赦なく切りつづけ、全社員から恐れられている。職場にあっても家庭にあっても自分自身を厳しく律し、笑うことも冗談をかわすこともなく、社員はおろか家族にさえ甘えを許さない。そんな鬼塚が出会ってしまった捨て猫によって、人生の価値観も変わり、毎日悩まされていた胃痛からも解放されてしまうという、演じている大杉さんも大のネコ好きにも見て癒される映画という感じです。ただ、猫好きでない方には、可もなく不可もなくといった感じの映画ではありますね(笑) サントラを手掛けたのは癒し系のつじあやの【頼りない天使】 ネコナデ癒やし占い「ネコナデ」フォトブック~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
June 28, 2008
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【告発のとき】2008年6月28日(土)公開 監督・原案・脚本・制作 :ポール・ハギス 出演 : トミー・リー・ジョーンズ/ シャーリーズ・セロン/スーザン・サランドン 他 観たい度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★★ 「 告発のとき / IN THE VALLEY OF ELAH (2008) 」 アメリカプレイボーイ誌の記事”Death and Dishonor”に書かれた、実際に起こった事件の映画化。イラク戦争から帰還した一人の兵士を巡る衝撃の実話を映画化したミステリー・ドラマです。 監督は、 ポール・ハギス。彼の書く脚本は、派手さはないけれど、繊細かつ鋭い洞察力と心理描写の深い脚本ばかりです。 主演は、 1993年・第66回アカデミー賞において「ハリソン・フォード 逃亡者 (1993)」で助演男優賞を受賞した他、2005年・第58回カンヌ国際映画祭において「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 (2005)」で主演男優賞を受賞しているトミー・リー・ジョーンズ。 2007年・第80回アカデミー賞主要4部門を制覇した「ノーカントリー (2007)」では、ハビエル・バルデムの怪演と助演男優賞受賞で話題が盛り上がった影にかくれちゃった感がありながらも主役のエド・トム・ベル保安官を渋く演じていたのが印象的でした。同時に、本作において2007年・第80回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされています。 共演は、その美しい容姿を醜くするために13キロもの体重増加をし挑んだ「モンスター (2003)」で2003年・第76回アカデミー賞及び2003年・第61回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞など、各映画賞を総なめにしたシャーリーズ・セロン。「スタンドアップ (2005)」でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。 また、ポール・ハギス監督が出演を熱望したスーザン・サランドン。ショーン・ペンとの演技派同士の共演が見事だと評判だった、「デッドマン・ウォーキング (1995)」では、1995年・第68回アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。その他にも「テルマ&ルイーズ (1991)」、「グッドナイト・ムーン (1998)」など数知れない秀作に出演しています。 Story : 2004年、ハンクの元に息子のマイクが軍から姿を消したと連絡が入る。イラクから戻ったマイクが基地へ戻らないというのだ。ハンクも引退した元軍人だった。息子の行動に疑問を持ったハンクは基地のある町へと向かう。帰国している同じ隊の仲間たちに聞いても、皆マイクの行方を知らなかった。やがてマイクの焼死体が発見されたという連絡が入る。ハンクは地元警察の女刑事エミリーの協力を得て、事件の真相を探ろうとするが…。「2008年6月28日公開」ー 作品情報より ー イラク戦争からの帰還兵たちに急増しているPTSD(心的外傷後ストレス障害)が題材となっている本作です。相変わらずポール・ハギスらしい作品と言えるでしょう。 この映画は一見ミステリー風なのですが、重要なテーマは事件の謎解きや華麗な事件解決を目的とした内容ではなく、あくまでも描くのはイラク戦争から帰還した兵士を息子個人とその家族として、その背景にあるであろう帰還兵のPTSD問題というアメリカの闇を、厳選された台詞の中から想像させる形をとることによって伝えようとする、なかなか深い内容になっています。ドキドキのサスペンスというわけではないので、一般受けしない内容かもしれませんが、深くて考えさせられる見ごたえのある作品です。 息子マイクと同じ隊にいた、ペニング、ロング、オルティエス、ボナーは息子の行方を知らないと言う。誰かが嘘をついているのか・・・作品情報を一切読まずに観にいったので、「告発のとき」と言う邦題にせよ、共演のシャーリーズ・セロンの「スタンドアップ (2005)」のイメージがどうしても頭にあったことも手伝ってか、軍隊の内部告発を描いたサスペンス的な作品かなと単純に予想してしまっていたため、中盤からストーリーが予想に反して進んでいくことに驚きとともにぐいぐいと興味惹かれ、後半からの衝撃的で過酷な真実を目の前に突きつけれて複雑な思いがど~んっと押し寄せてきます。キャスティングには、よりリアリティを求めて、特技兵のゴードン・ボナー役には実際に兵士として軍に務めた経験のある若者ジェイク・マクローリン、そして伍長のスティーブ・ペニングもウエス・チャップマンが務めているとのことです。 ほとんどがトミー・リー・ジョーンズが演じる、愚直な元軍警察ハンク・ディアフィールドがでずっぱりで、息子が父宛に送ってきたメールを頼りに真相を突き止めていく静かなストーリー展開となっています。地味ではありますが、その流れの中で、人が人を殺しその人間性へも影響を及ぼしてしまう戦争というものがもたらす後遺症、家族の思いなどいろいろのものがそこから見えて来る素晴らしい作品でした。 ~ おしまい ~ 【送料無料選択可!】オリジナル・サウンドトラック「告発のとき」 / サントラ告発のとき|| || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
June 22, 2008
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【カンフー・パンダ】2008年6月26日(土)公開 監督 : マーク・オズボーン 出演 : ジャック・ブラック /ダスティン・ホフマン / アンジェリーナ・ジョリー 他 : 山口達也/笹野高史 /中尾彬/MEGUMI 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「カンフー・パンダ / KUNG FU PANDA (2008) 」 Story : 中国の桃源郷“平和の谷”が、極悪非道なカンフー使いタイ・ランに襲われた。彼に対抗できる勇者を選ぶために、選抜大会でマスター・モンキー、マスター・カマキリ、マスター・タイガレスら、カンフーの達人たちが技を競い合う。だが、彼らを差し置いて選ばれたのは、体だけは大きいものの、小心者でぐうたらなパンダのポーだった。ポーは弟子入りし、最強のカンフーマスターを目指すことになるが、そこに待ち受けていたのは過酷な訓練だった…。「2008年7月26日公開 」 ー 作品情報より ー マスターファイブの声を担当するのは、左からアンジェリーナ・ジョリー(マスター・タイガー)、ルーシー・リュウ(マスター・ヘビ)、ジャック・ブラック(ポー)、ジャッキー・チェン(マスター・モンキー)他です。日本語版では、 木村佳乃(マスター・タイガー)、MEGUM(マスター・ヘビ)、I山口達也(ポー)。そしてシー・フー老師には字幕版にダスティン・ホフマン、吹き替え版に笹野高史、それから吹き替え版タイ・ランに中尾彬などベテラン俳優陣が担当しています。 今日の試写会は、映画鑑賞後にカンフーパンダ公式ファンクラブのご招待で、字幕版ではルーシー・リューが担当しているヘビを日本語吹き替え版で担当している、MEGUMIとパンダのポーが舞台挨拶に登壇しました。クイズに正解するとMEGUMIのサインの入ったプレスシートがプレゼントされました。一問目のクイズの時、「答えがわかる人~!」との司会の方の呼びかけに思わず手をあげてしまった私ですが(笑)、誰が見ても一番早かった男の子が選ばれた瞬間、周りを見渡すと手を挙げているのはお子様がほとんどでした(笑)、それに気がついた私は、そうとう恥ずかしかったです(笑)二問目からは答えがわかってしましたが、手を挙げるのは御遠慮申し上げました(笑)吹き替え版だったせいか、お子様もたくさん観に来ていて、かわいい笑い声がずっと響いているかんじでした。大人も結構楽しめますが、どちらかと言うと子供向けという感じです。 ジャッキーは声優だけでなく武術面のアドバイザーも務めていますね。 映画の感想はまた次回書きたいと思います。ゲーム版「カンフーパンダ」はドリームワークスが協力したクオリティは映画版にも匹敵するほどの完成度です。予約で売り切れ状態必至です、急がないとね☆■【GAME】カンフー・パンダ (PS3)2008/7/24発売予定(予約)■【GAME】カンフー・パンダ (DS)2008/7/24発売予定(予約) ■GAME】カンフー・パンダ (Wii)2008/7/24発売予定(予約)~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
June 21, 2008
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【ジュノ】2008年6月14日(土)公開 監督 : ジェイソン・ライトマン 出演 : エレン・ペイジ /マイケル・セラ/ジェニファー・ガーナー 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 脚本 : ディアブロ・コディ<2007年・第80回アカデミー賞脚本賞受賞> 「 ジュノ / JUNO (2008) 」 監督は、2006年・第79回のゴールデン・グローブ賞作品賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされた「サンキュー・スモーキング (2006)」のジェイソン・ライトマン。 主演は、「ハード キャンディ (2005)」、「X-MEN:ファイナル ディシジョン (2006)」ではキティ・プライドを演じたエレン・ペイジ。 そして、エレン・ペイジよりひとつ年下のマイケル・セラ。また、「デアデビル (2003)」でエレクトラを演じ、その人気からスピンオフした作品「エレクトラ (2005)」で主演、「デアデビル (2003)」での共演がきっかけでベン・アフレックと交際し、2005年カリブ海に浮かぶ島でできちゃった結婚をたジェニファー・ガーナー。今年日本に賛否両論の大旋風を巻き起こした「クローバーフィールド/HAKAISHA(2008)」のJ・J・エイブラムスプロデュースの大人気TVシリーズ「エイリアス/2重スパイの女(2001~2002)」で主演を務め、ゴールデン・グローブ賞TVシリーズ部門で主演女優賞を受賞しています。 Story : 16歳のジュノは、バンド仲間のポーリーと興味本位でしたたった一回のセックスで妊娠してしまう。高校生が子供を育てられるわけがなく、ジュノは親友リアに「中絶するつもり」と報告するが、中絶反対運動中の同級生に「赤ちゃんにはもう爪も生えているわよ」と言われ、産む決心をする。フリーペーパーで子供を欲しがっている理想的な若夫婦を見つけ、里子に出す契約を交わしたジュノは、大きなお腹を抱えて通学する生活を始める。「2008年6月14日公開 」ー 作品情報より ー アメリカではわずか7館での公開から、口コミにより2448館に拡大し、ついに興収全米第2位にまでなった本作の脚本を手掛けたのは、元ストリッパーという異例の経歴を持つディアブロ・コディで、2007年・第80回アカデミー賞において作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞と主要4部門のノミネートを果たす快挙をとげ、脚本賞受賞を受賞しました。 日本でも中高生で妊娠してしまうストーリーはいくつかありますが、社会そものから批判の目にさらされる事が多く、概して暗くて辛いストーリーが多いのですが、アメリカと日本の社会風潮や環境の違いか、興味本位でしてしまったセックスで妊娠してしまっても、これがコメディになってしまうところって凄いですよね(笑)良い悪いは別として・・・家族だって明るくて、いったんは渋い顔をするものの、出来てしまったものは仕方がないと全面協力(笑)ドラッグストアでその場でトイレを借りてオープンに妊娠検査役を試してみちゃうなんって・・・日本ではちょっとあり得ないし、インターネットで里子探しをしている子供の出来ない夫婦に、まるでペットを譲り分けるみたいな感覚で里子契約をしてしまいます。おろしてしまったり捨ててしまうよりはずっと生まれてくる赤ちゃんは幸せかもしれませんが、あまりにも合理主義ですよね、だけど、そんな事をあまり四の五の気にせず見るとめちゃくちゃ楽しい作品です。この映画の深刻さを払拭していくのは、JUNOのあっけらかんとした性格でありながら、言っていることは極めて正論で、観ている側がいつのまにか彼女のペースに引き込まれていくからなのでしょう。赤ちゃんと言う存在を囲んで、いろいろな家族の在り方とか温かさとかを浮き彫りにしていく作品です。 ■《送料無料》オリジナル・サウンドトラック JUNO ジュノ(CD) ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
June 15, 2008
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【歩いても 歩いても】2008年6月28日(土)公開 監督・脚本・編集 : 是枝裕和 出演 : 阿部寛 /夏川結衣 /YOU 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆ 原作 : 是枝裕和 「 歩いても 歩いても (2008) 」 監督は、2004年・第57回のパルムドールに名を連ね、無名の子役柳楽優弥を主演男優賞男優賞という一躍スポットライトのもとに押しやった「誰も知らない (2004)」の是枝裕和。 2004年・第47回ブルーリボン賞では、作品賞及び監督賞を受賞しています。また、映画通をうならせた、オダギリ・ジョー主演の「ゆれる (2006)」でも企画を担当をし、「花よりもなほ(2006)」は本作同様監督、原案、脚本、編集も手掛けています。 主演は、TV&「トリック 劇場版シリーズ (2002・2006)」、TV&劇場版「HERO (2007)」、「自虐の詩 (2007)」の阿部寛。 ちょっと考えただけでもドラマと映画とアニメ吹き替えを合わせるとものすごい量の作品へ出演しています。今までは、どうしてその長身と整った顔立ちの割に脇に甘んじていたのだろうかといつも疑問に思っていましたが、このところ主役に脇役に大活躍ですね。共演は、「誰も知らない (2004)」以来またまた是枝作品へ出演のYOU。 「THE 有頂天ホテル (2005)」では、桜チェリー役で歌も披露してフェア・チャイルドの元ボーカルとしての実力も魅せて感動させてくれました。そして、「花よりもなほ (2006)」以来再び是枝作品に起用されている夏川結衣。 是枝監督はスタッフ、出演者ともに信頼が置けるメンバーをまた起用することが多いようですね、今後も「山田組」や「橋田組」ばりに Story : ある夏の終わり。横山良多は妻・ゆかりと息子・あつしを連れて実家を訪れた。開業医だった父と昔からそりの合わない良多は現在失業中ということもあり、気の重い帰郷だ。姉・ちなみの一家も来て、楽しく語らいながら、母は料理の準備に余念がない。その一方で、相変わらず家長としての威厳にこだわる父。今日は、15年前に不慮の事故で亡くなった長男の命日なのだ…。「2008年6月28日公開 」ー 作品情報より ー タイトルの「歩いても 歩いても」は、その時代の人達にとっては懐かしい青春の歌であり、若い世代でもカラオケ等でだれもが一度は耳にしたことがあるのではないかと思われる、劇中で使われている、いしだあゆみの70年代のヒット歌謡曲「ブルーライト横浜」の歌詞・・・・。 とにかく、横山とし子を演じる樹木希林と、良多の姉のちなみを演じるYOUの絶妙な演技が素晴らしいです。他の出演者も良かったのですが、ダントツこの二人の掛け合いが素晴らしい上に最高に笑えます。そして、セリフのひとつひとつがどこにもある家族の日常をユーモラスに抽出していて、会場中で爆笑がまき起こっていました。試写会場での半数が中年層の夫婦という感じで、特に面白いなと思ったのは、誰にでも思い当たるところがあるのか一斉に会場中で爆笑が起こると思えば、それぞれの家庭のツボ?みたいなものが違うのか、微妙にまばらに笑っているシーンが違っていたりする現象です(笑)。日本のポール・ハギズかと思えるほど是枝監督の脚本は、誰でも感じているけれど言葉には表していない人間の心理に敏感に反応して的を得た言葉に変えている感じが素晴らしいです。15年前に事故で亡くなった長男の命日というたった二日間に、凝縮された家族の数十年間が見えてくる手腕はただものではないなと感じさせられました。 単に笑いを呼ぶだけではなく、三世代の家族間の建て前と本音の部分を鋭くシリアスにそしてユーモラスというオブラートに包みつつ、その世代の家族の共感を呼ぶ素晴らしい作品です。きっとだれもが、自分の家族や親せきの一風景に照らして思い当たる節があることでしょう。 ただ、難を言えば、この映画は、観る世代を選ぶ作品ではあるかなと感じました。★4っつでも良いと思うのですが、あえて3っつ半にしたのは、上の理由の他に、ラストを迎えてエンドロールが始まっても、なんだか終わった気がしない、忘れ物をしたような、そんな個人的な物足りなさみたいなもの?・・・からです。あくまでも、個人的な(笑)・・・・・ 映画「歩いても 歩いても」サウンドトラック/ゴンチチ[CD] ~ おしまい ~ || || || || ベストブログランキング |||| || || || || MoonDreamWorks Movie riport Index
June 12, 2008
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