マラソン
どうか私をこの子より一日だけ長生きさせてください
「走れ、ヒョンジュン!」の著者であるパク・ミギョンが4歳で「自閉症」と診断された息子ぺ・ヒョンジュンを、トライアスロン選手に育て上げるまでを克明につづった手記の映画化です。
昨今、 「星になった少年」 など実話に基づいた少年の人生の輝きを、それを見守った当事者である母親による作品を原作とするヒューマン映画が続々と排出されています。やはり、事実に基づいてその当事者が書き下ろされた原作の映画化という事で、よりリアルな感動が観る者の心にしみ入って来るですよね。
チョウォンのモデルとなったペ・ヒョンジンは、2002年、19歳で42.195kmのチュンチョン国際マラソン大会に出場し、自閉症という障害があるにも関わらず健常者でも困難といわれるフルマラソンを2時間57分での完走は、健常者も入れての史上最年少記録という事です。その快挙はテレビや雑誌などで取り上げられ、いつもその隣には、20年の間、惜しみない愛情を注ぎ、彼を見守り続けた母親パク・ミギョンさんの姿が。
「私の夢は、この子がわたしより一日だけはやく死ぬことだけ」
そう語る母パク・ミギョン(キム・ミスク)の姿には、なんとかこの子の人生を輝けるものにしてあげたいと、マラソンにかける信念と執念がかんじられました。
自閉症は病気ではなく障害です。だから薬では治りません。
感情表現と意思疎通がうまくいかず社会生活が困難です。なにより人と交じれないのが最大の問題です。
だからこそ家族は苦労します
チョウォンの胸はドキドキはしる、ママの胸もドキドキはしる
だから、他のみんなと何一つ変わらない
チョウォンの足は百万ドルの足、チョウォンはかっこい。僕はやれる。
その言葉をひたすら彼に教え続けて行きます
翻訳に本書が翻訳家デビュー2作目となる、蓮池薫氏は
っと、語っています。
私は、その「自閉症」とい病名を耳にしたことがあるものの、その実態についての認識はなかったのです。ただ、自分のからに閉じこもって世間との関わりを拒む心の病気なのかなと想像していました。しかし、病気ではなく、障害のひとつなのです。だから薬では治らない。
身体は大きくなっても心は子供のままなのですよね。そして記憶力がとっても良くて、なにかに熱中出来ればそれをとことんやり遂げる力も持っているのです。同じような病気のお子さんをお持ちの家族の方々にも勇気と希望を与えてくれる、愛と感動の物語だと思いました。
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