「容疑者 室井慎次」
「交渉人 真下正義」に次いで「踊る」シリーズのスピンオフ第2弾です。
室井はシロか、クロか!? って・・・・・そういうストーリー??!今や、猟奇的恐怖というものが、猟奇的犯人や凶悪な犯人によって引き起こされるものだけではなくなった。という恐怖のほうが強く感じる、いや感じさせる作品です。
八嶋智人 の灰島法律事務所所長の弁護士役はあまりにもぴったりはまりすぎてて、かえって違和感がありまくりですが、「踊る」らしいテイストといえば、らし~なとも思えます。一流大学に入る為に勉強ばかりしてきた、大人としてアンバランスな高学歴な人間達が社会に台頭して来た事への社会的違和感みたいなものを強烈にデフォルメして風刺しているかのようです。
日本社会の膿とも言える権力の私利私欲の為の裏、法の解釈は弱い者の見方ではなく悪に利用されれば最も恐ろしい諸刃の剣だと言えるでしょう。いわば、「へりくつ」が罪のないものまでも陥れてしまうことが容易な道具でもあるのですね。
そんな病んだ権力社会において唯一「正義」だけを、ある一人の友人(・・・って誰でもわかるのにわざと書かないのがミソ(笑)・・)との約束を貫こうとした男、室井。警察官でもモラルが低下すれば下着も盗むし、飲酒運転もし、挙げ句の果てに殺人事件でさえも起こしてしまう、もちろん極々ほんの一部の人達の話であってほしいと思いますが、そんな現実の日本の警察において、不器用なまでに真っ直ぐな正義感と責任感あふれる「室井慎次」のような人物は現代社会の教師の中の「金八先生」のように理想であって必要!!な存在なのです。
筧利夫演じる 警察庁長官官房審議補佐官 新城賢太郎の台詞
「彼は警察に必要!だ」
ドラマとしてだけではなく、現実として、私もこの言葉にうなずいた瞬間でした。
映画冒頭、エキストラなのか、役者さんなのかは知りませんが、犯人を追いかけるシーンは、かなりだれてませんでしたか?カメラワークも雑だったようなきがします。あんなにいっぱいごちゃごちゃといないほうがいいのでは?っと引き気味で、あらまぁ、どうなるんだこの映画・・・っと思いましたが、柳葉さんもがんばっていましたし、田中麗奈 も意外に良かったと思いました。ま、役柄が演じやすい役だったと言えばそれまでですが・・・・
雪乃さんと真下の結婚式の招待状が、拘留中の室井のところにスリーアミーゴスによって持って来られたのですが、やっぱり次もありますよね!?もうそろそろ青島君出てこないとやばいんじゃない?「踊る」青島版、はやく復活してほしいです。
~おしまい~
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