October 8, 2006
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監督 : ケヴィン・レイノルズ
出演 : ジェームズ・フランコ /ソフィア・マイルズ  /ルーファス・シーウェル  
製作総指揮 : リドリー・スコット 「 グラディエーター 」

「 トリスタンとイゾルデ 」

生は死よりも尊く、愛は生よりも尊い

(これを数式にすると、愛>生>死)ヾ(--;)イランテ・・o(・_・θキック

 1500年前にに誕生したケルトの伝説は、宮廷詩やアーサー王伝説として語り継がれ、この伝説を元にしてシェークスピアの恋愛悲劇の最高傑作「シェークスピア」が執筆された。

 監督は「 モンテ・クリスト伯(2002) 」などの古典を得意とするケヴィン・レイノルズを巨匠リドリー・スコットが指名。

 主演は、「 スパイダーマン 」シリーズのハリー・オズボーン役で一応お顔は知られているジェームズ・フランコ。

 敵国のイングランド人と知りながらトリスタンを瀕死の状態から父国王から匿い介抱するイゾルデ役にソフィア・マイルズ。「 アンダーワールド:エボリューション 」ではエリカ役で出ていました。

  トリスタンの幼少の頃を演じているのは、「 ラヴ・アクチュアリー 」のトーマス・サングスター。あのクレバーそうな目力のある瞳は絵になります。


 Story : 主人公のトリスタンは、コーンウォールの領主マークを育ての父に持つ勇敢な騎士。戦闘で重傷を負い、敵国アイルランドの海岸に流れ着いた彼は、アイルランド王の娘イゾルデにかくまわれ、献身的な介護を受ける。粗末な海辺の小屋で過ごす濃密な時間のなかで、ごく自然に結ばれるふたり。だが、運命の女神は、別れよりも残酷な試練を彼らに用意していた。イゾルデとマークの政略結婚。それは、すぐそばにいながらみつめあうことすら許されない苦しみを、トリスタンとイゾルデにもたらすものとなる。そしてついに、彼らの愛は、国を滅ぼしかねない危険なものへと変貌を遂げていく…。





■トリスタンとイゾルデ DVD



 いやぁ~~映画ってほんとに良いものですね☆+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

 この作品は、ビッグスターを使わずに作っているのが功を奏していると感じました。主演のスターの演技がうまいのへたので美しくも哀しいストーリーが霞むことなくストレートに伝わって来ました。ストーリーに無駄がなく、台詞も簡潔で的を得ていて、すんなりと物語の中に浸れる感性と賢さが伺われる脚本だと思います。

 シェークスピアの「 ロミオとジュリエット 」の元となる伝説のわりには、現代人にも共感しやすい現代的考え方を主人公に持たせつつも、時代背景や古典の運命的考え方をすんなりと説明出来てるところが凄いです。

 音楽もとっても素敵なので思わず最後まで聴き入ってしまいました。

「 トリスタンとイゾルデ 」オリジナル・サウンドトラック


 素敵な作品なのに単館系ですぐ終わっちゃうのが残念ですね。

 ちなみに同じくケルトの伝説から生まれたワーグナーのオペラ版は楽劇となっています。



ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)


『トリスタンとイゾルデ』 (Tristan und Isolde) は、リヒャルト・ワーグナー(ヴァーグナー)の三幕の舞台音楽であり、1857年から1859年にかけて作曲された。一般に楽劇とされているが、本来はワーグナー唯一の無銘の作品である。ワーグナーは、この作品の主要な部分について ゴットフリート・フォン・シュトラスブルク(Gottfried von Strassburg) の騎士道本から引いており、また、音楽的な部分ではあらゆる音楽の頂点に達したといえる。なかでも前奏曲の冒頭に現れる調性の曖昧な和音はトリスタン和音と呼ばれ、従来の機能和声の枠を超えた大胆なものである。前奏曲と最後のイゾルデのアリア「愛の死」は演奏会でもよく演奏される。

ー from wikipedia  ー 

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トリスタンとイゾルデ


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~おしまい~


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Last updated  July 27, 2008 08:59:27 AM
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Re:「 トリスタンとイゾルデ 」(10/08)  
kintyre  さん
こんばんは、私もこの映画を観ました。
ロミオとジュリエットの原型と言われているそうですが決してそうとは思えませんでしたが、エッセンスは感じますね。
戦闘シーンやラヴシーンなど娯楽性も感じますが、俳優に今ひとつ馴染みが無かったのが残念ですがイゾルデ役のソフィア・マイルズは美人だなと思います。
ラストシーンはチョッと悲しい終わり方ですが、マーク王の愛も彼なりに深かったのだなと感じました。
(November 19, 2006 10:43:25 PM)

kintyreさん  
rikocchin  さん
ヽ(´▽`)/コメントありがとうございます。

>こんばんは、私もこの映画を観ました。
>ロミオとジュリエットの原型と言われているそうですが決してそうとは思えませんでしたが、エッセンスは感じますね。
>戦闘シーンやラヴシーンなど娯楽性も感じますが、俳優に今ひとつ馴染みが無かったのが残念ですがイゾルデ役のソフィア・マイルズは美人だなと思います。
>ラストシーンはチョッと悲しい終わり方ですが、マーク王の愛も彼なりに深かったのだなと感じました。
-----

語り継がれてきたケルトの伝説が宮廷詩として発展しこのお話が作られていますね。敵対する民族の悲恋としてはやはり「シェークスピア」のアイデアの元になっているようですよ。
主役二人があまり日本ではなじみのない俳優さんあったので、取っつきにくい感じがなきにしもあらずでしたね。でも、私はそれがかえって古典の良さみたいなものがじっくり味わえた気がして良かったです☆
トリスタンを父親代わりに王子と分け隔て無く育て来たマーク王は、トリスタンへの愛もイゾルデへの愛も深かったのだと私も感じました~ (November 21, 2006 09:03:56 PM)

TB致しました。  
オカピー さん
欧州に流布したこのロマンスは題名だけ何十年も前から知っておりましたが、中味については殆ど無知でした。世間的にも随分勉強された方も多そうですから、古典の映画化は大事と思いますねえ。
温故知新・・・良いことですよ。

ただ、イゾルデが後を追わない幕切れを見ると、やはりリアリズムがもてはやされる時代の作品だなと思わされます。キャスティングもリアル志向が伺われますね。
古典的なロマンスは「嘘っぽくて良い」と思うので、その辺りがロマンティストである僕としては不満なのでした。^^;

仰るように良い作品なんですけどね、僕はそれだけでは満足せんのです。^^ (April 9, 2008 07:43:20 PM)

オカピーさんへ  
rikocchin  さん
コメントありがとうございまぁ~っす。

>欧州に流布したこのロマンスは題名だけ何十年も前から知っておりましたが、中味については殆ど無知でした。世間的にも随分勉強された方も多そうですから、古典の映画化は大事と思いますねえ。
>温故知新・・・良いことですよ。

>ただ、イゾルデが後を追わない幕切れを見ると、やはりリアリズムがもてはやされる時代の作品だなと思わされます。キャスティングもリアル志向が伺われますね。
>古典的なロマンスは「嘘っぽくて良い」と思うので、その辺りがロマンティストである僕としては不満なのでした。^^;

>仰るように良い作品なんですけどね、僕はそれだけでは満足せんのです。^^
-----

(^O^)ふふ、ロマンチスト・・そうでしたか~
私も古典は、古典だからこそ許されるストーリー展開みたいなものも好きですが、本作での現代的要素を取り入れた作風も、理解しやすくて良いと思いますよ~
たまぁ~に古典にどっぷり浸りたい・・そんな時もありますけどね♪ (April 10, 2008 10:14:10 PM)

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