「 300 <スリーハンドレッド>(2007) 」
フランク・ミラー のグラフィックノベルを忠実に再現した、民主主義を求める壮絶な戦いが繰り広げたスパルタ王レオニダスとわずか300の精鋭スパルタ騎士達の英雄伝です。
監督は、「ドーン・オブ・ザ・デッド (2004) 」のザック・スナイダー。
主演は、「オペラ座の怪人 (2004) 」で怪人ファントムを演じ一気にファン層を広げたジェラルド・バトラー。スパルタ王としての猛々しさと優しさの両面をみごとに演じきっていました。
共演は、「ブラザーズ・グリム (2005)」では、モニカ・ベルッチのあまりの美しさの影に隠れちゃった感があった、王妃ゴルゴを演じたレナ・へーディー。
そして、王の後釜を虎視眈々と狙い、王妃を陥れようと画策するステリオス を演じるミヒャエル・ファスベンダー 。どこかで観たようなお顔だなと思ったのですが、本作で長編映画デビューとなるようです。だれと勘違いしてるのかな・・・っとただいま考え中です
(笑)
また、ペルシアの王クセルクセスを演じたのは、ブラジルで最も人気のある俳優のひとりであるロドリゴ・サントロ 。「ラブ・アクチュアリー (2003) 」にもカール 役で出演していました。TVドラマ「LOST (シーズン3)(2006~2007)」をご覧になっている方は気づいていましたかね~。映画の中ではえらくでかい印象でしたが、実物は189cm、85kgとそれほどの大男ではないのですね。2004年にはシャネルのコマーシャルに、ニコール・キッドマンの相手役として抜擢され、2004年の「世界で最も美しい50人」(『ピープル』誌より)にも選ばれています。かなり気になる存在です。
Story : 紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとにペルシア帝国からの遣いがやって来た。国を滅ぼされたくなければ、ペルシアの王クセルクセスに服従の証を立てろと使者は言う。「服従か、死か」と問われれば、スパルタの答えはひとつ……。王レオニダスがペルシアの使者を葬り去った瞬間、スパルタは100万の大軍を敵に回した。王のもとに集まったのは300人。しかし、それはただの300人ではない。スパルタ精鋭の300人だ。
[ 2007年6月9日公開 ]
ー 公式HP より ー
アメリカの初登場1位からメガヒットとなった本作は、結構前から楽しみにしていました。
予告映像の、「This is Sparta.!」っとペルシアの使者を突き落とすシーンが凄いインンパクトがあってうわぁ~観たいな~!っと思っていたのです。
英雄伝を語るかのようにナレーションを中心にストーリが展開していく形で進んで行きます。
スパルタに生まれた男の子は、まず生まれてすぐ、奇形がないかや病弱では無いかなどを見極められて、強く生きられないと認められた赤ちゃんはすぐに谷底に遺棄されてしまいます。そして、けしてあきらめずに向かって行く精神力を培われ、剣術をたたき込まれた後、ある歳になると野生の中に放たれて自力で生き残って来れた少年だけがスパルタ人と認められる厳しい掟の元に成長するのです。

英雄伝ではつきものの、敵役が化け物的描写が壮大な誇張と脚色を伴って登場します。ある意味「ロード・オブ・ザ・リング」のクリーチャーの使い回しか、と思わせるような像の化け物とかが出てきたり、スターウォーズのヌート・ガントレイそっくりなクリーチャーも出現。ペルシア軍は人間じゃないのですよ(笑)

元々がグラフィック・ノベルズなので、史実に忠実と言うわけではなくて、あくまでもスパルタの王にインスパイアされたスレオニダスと300の精鋭の戦いを描いたファンタジーと言うところです。
ペルシアの王クセルクセスを演じたロドリゴ・サントロとジェラルド・バトラーとは1cmしか違わない188cmなのに、大男のように見せています。
戦闘シーンは、武器の切れが良くて、もの凄い血しぶきがあがって気持ちよいばかりにまっぷたつになります。手がポロンっと落ちたり、ギャートルズのマンモスの輪切りのお肉みたいに、平気で首がポロンと切れます。ここまで来ればまったく現実味がなくて日本の時代劇でヒーローがばったばったと悪人を切り捨てて行く様が気持ち良いような感覚で、あまりリアルな残酷感を感じません。ただ、血を見るのがお嫌いな方には過酷な映像化もしれません。どば~!!っと血しぶきがあがりまくりますから。
ちょっと嫌だったのは、山積みになった死体の周りに飛び回るハエの羽音が妙にリアルで不愉快でした(笑)
【ポイント2倍●5日am9:59迄】300<スリー・ハンドレッド>/サントラ[CD]
■300<スリーハンドレッド> 特別版(特典ディスク付2枚組)●発売日以降分
~おしまい~
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