October 27, 2007
XML
【オリヲン座からの招待状】 11月3日(祝/土)公開
監督 : 三枝健起
出演 : 宮沢りえ/ 加瀬亮/ 宇崎竜童/他
原作 : 浅田次郎 『オリヲン座からの招待状』(集英社刊『鉄道員』所収)
期待度 ★★ → 観賞後の評価 ★★★☆

「 オリヲン座からの招待状 (2007) 」ロイヤルプレミア試写会

浅田次郎の「鉄道員」に所収されている待望の最期の短編『オリヲン座からの招待状』の映画化です。

監督は「源氏物語 あさきゆめみし ~Live in a Dream~ (2000) 」の三枝健起。

主演は、1988年・第12回日本アカデミー賞において、「ぼくらの七日間戦争 (1988) 」で新人俳優賞 を受賞して以来、2002年・第26回日本アカデミー賞では、作品賞他13部門あまりのほぼ総なめ状態だった「たそがれ清兵衛(2002)」で主演女優賞に輝き、アメリカの2003年・第76回アカデミー賞で同「たそがれ清兵衛/THE TWILIGHT SAMURAI(2002)」で外国語映画賞にノミネートまで果たし、2004年・第47回ブルーリボン賞においても「父と暮せば (2004) 」で主演女優賞を受賞するなど華々しい栄冠を持つ宮沢りえ。

「トニー滝谷 (2004) 」も独特の空気感を絶妙に演じて好演していましたね~

共演は、「パッチギ! (2004) 」、「誰も知らない (2004) 」、「硫黄島からの手紙 (2006) 」、「めがね (2007) 」など、なにげに話題作に多く出演し、2004年・第14回日本映画プロフェッショナル大賞では、「アンテナ(2003)」で主演男優賞を受賞した加瀬亮。私はこの作品は未見ですが、なかなかプロの批評家の評価が高いようですね。「それでもボクはやってない (2007) 」でも独特の雰囲気を醸し出して主演を果たいています。

宮沢りえとは、「花よりもなほ (2006) 」でも共演していますね。

その他、宇崎竜童、田口トモロヲ、中原ひとみ、樋口可南子、原田芳雄などの脇役人も充実しています。


 Story :  昭和30年代、小さな映画館“オリヲン座”の館主・豊田松蔵が病に倒れ、その弟子であった留吉が、その志を受け継ぎ館主の妻・トヨと映画館を守ることとなった。古い時代、周囲からの陰口を叩かれたりもした。さらには映画産業が斜陽になり始め、貧乏をしながらも映画を愛し、一緒に“オリヲン座”のを守り続けた二人。そして何よりも純粋にお互いを思いやり、愛し続けたのだった。



[ 2007年11月3日公開 ]

ー 作品情報 より ー

試写会の招待状には告知されていなかったので、まったく知りませんでしたが、数台のカメラやメディアの姿が壇上に待機していたので、舞台挨拶があるのかな~ぐらいにしか思っていなかったのですが、入場の際には簡単な持ち物チェックや金属探知によるボディチェックまでされてプチ厳戒態勢でした。

そして、入場が済んで着席した頃、皇后陛下がお見えになる旨の場内放送がされてびっくりしました。どうりで、カメラが壇上ではなく2階の観客席に向かってスタンバッている分けです(笑)

それから開演時間になって、皇后陛下がお見えになって拍手のもとに着席されると、壇上には白地に黒と銀糸の織込んだ清楚なツィードのスーツに身を包んだ元NHKアナウンサーのクボジュンが現れ司会を務めました。

壇上には三枝健起監督、主演の宮沢りえ、原作者の浅田次郎氏が登壇されそれぞれ挨拶されました。

皇后陛下はお忍びでの観映だったのでしょうか?報道陣の数も制限されていたのかも知れませんね。大変静かなプレミア上映となりました。

私は、ハリウッドではニコール・キッドマン、日本では宮沢りえが主演する映画は、その作品の可否を問わず大好きなのです。映画という作品を観ると言うよりは、彼女達の演技を見るだけで幸せなのです。私の中では、二人は共通した魅力を持っていて、勿論容姿の美しさは言うまでもないですが、その演技のキュートさと天性の才能や魅力を感じる女優さんなのです。

その宮沢りえを間近に見ることが出来た上に、皇后陛下にも遠目ながらお目にかかれて、いままでにない思い出に残る試写会となりました。

作品は、古き良き時代の京都西陣の小さな映画館を舞台に、亡くなった夫松蔵をも含めた、相手を心から思いやるという形の純愛を生涯全うしたふたりの優しい愛が心にしみる、良くも悪くも人々の人情を描いた静かで心温まる良い作品でした。

舞台挨拶の際に宮沢さんが言っていた、「ヲデオン座で育ったと言っても過言でない二人の夫婦のその後は、みなさんの想像にお任せします。」のラストに描かれなかった二人のその後は、私はハッピーエンドなんだろうな~っと感じました。

みなさんはどうだったでしょうか~

~おしまい~


 ∥  ∥  ∥  ベストブログランキング  ∥

∥  ||  pbranking.jpg  ||  DVD

MoonDreamWorks Movie riport Index






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  October 27, 2007 02:38:42 PM
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:■ オリヲン座からの招待状 (2007)ロイヤルプレミア試写会(10/27)  
Blue blood  さん
事前に渋谷東映での試写会を観たので、Bunkamuraのが当選しましたけど、他の人に譲ってしまいました。 舞台挨拶、その試写状がもっと早く来れば、嗚呼…

ブログにも書きましたけど、宮沢りえの病的な激痩せ具合が、物語の不幸度をアップさせている感じで、個人的にはこういう作品的にはうーん、な出来でも、彼女の存在感で、何とか持った映画と言うべきでしょうか?

皇后陛下、一度拝見したかったです… (October 27, 2007 04:05:39 PM)

Blue bloodさんへ  
rikocchin  さん
ヽ(´▽`)/コメントありがとうございます。

>事前に渋谷東映での試写会を観たので、Bunkamuraのが当選しましたけど、他の人に譲ってしまいました。 舞台挨拶、その試写状がもっと早く来れば、嗚呼…

>ブログにも書きましたけど、宮沢りえの病的な激痩せ具合が、物語の不幸度をアップさせている感じで、個人的にはこういう作品的にはうーん、な出来でも、彼女の存在感で、何とか持った映画と言うべきでしょうか?

>皇后陛下、一度拝見したかったです…
-----

Bunkamuraでも舞台挨拶があったのですか?
私は丸の内TOEIで見せていただきました。雨降りだったし、試写状には舞台挨拶の告知はありませんでしたので、行こうかどうしようかと迷ったのですが、結局行ってみたら、監督や作者の浅田さんやなによりも宮沢りえが舞台に立った事や皇后陛下がいらしていたことなど、ほんっとやめにしないで行って良かった!!☆です。
私は宮沢りえのファンなので彼女の演技を観るだけで嬉しかったです。私にとっても彼女の存在感だけで楽しめた作品です。
淡々とした作風でしたので、退屈に感じた方もいたかも知れませんね~ (October 31, 2007 08:41:08 PM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

rikocchin

rikocchin

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

📣楽天ブログトップ… 楽天ブログスタッフさん

薬に想いを馳せ 悠水(ゆうすい)さん
お茶漬けさらさら*晩… お茶丸.さん
健康促進ステーション great55さん
Bali Bali Villas ! banjarさん

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: