・市場の変化
FIO Wines 3 月中旬にデュッセルドルフで開催される業界向け試飲会 ProWein に出展しているが、近年は顧客の反応が変わってきたという。
「以前は、昨年収穫されたブドウのワインが無い、と聞くと立ち去る人が多かったが、最近はそうでもなくなった。熟成したヴィンテージのワインが受け入れられている感触がある」とリンダさん。「高品質なワインの醸造には、時間が必要だと理解されてきたからだと思う。最初の頃は耐えねばならなかった。場所代、電気代、水道料金は必要だし、新しい収穫をいれる樽も必要。だから多くの醸造所は何年も樽で寝かせることをしないし、できない。 4 、 5 年やって軌道にのれば良いが、それには品質が伴わなければならない。
昔の世代はいつも同じやり方で醸造していたが、今の若手はより多くの知識や経験を積んで、色々なことを試している。それが多様性をもたらし、リースリングをより興味深くしている」とリンダさん。
とても興味深いワインなのだが、現在日本では、少なくとも個人的な印象では、本腰を入れて紹介されているようには見えない。(参考: テッポ リースリング モーゼル 2020 年 ドイツ - ワインリンク (wine-link.net) )ポルトガルの有名生産者がモーゼルで手掛けるナチュラルワイン、という印象しかのこらず、フィリップ達が何を目指して取り組んでいるのか、見えてこない。いささか残念なことだ。
参考:
29. Livestream "Das Fio Riesling-Paket von Niepoort und Kettern" (youtube.com)
Fio Wines Piesporter Riesling Trocken Fio (Mosel | Germany) (moselfinewines.com)
Dirk van der Niepoort: Portugal's greatest winemaker? (worldoffinewine.com)
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