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虎今年は鬼門ちゃうで!虎・西岡、猛打賞で竜倒や!

 (セ・リーグ、中日0-3阪神、5回戦、中日3勝2敗、24日、ナゴヤドーム)竜倒はいつやるの? いまでしょ!! 阪神・西岡剛内野手(28)が猛打賞と大暴れ。安打と二盗でチャンスメークした一回に先制のホームを踏むと六回にはダメ押しタイムリーで中日を沈めた。新戦力が躍動して貯金は再び「3」。ナゴヤが鬼門なんて過去の話ですわ!!

 勇気づけ、仲間を鼓舞するライナーが左前で弾む。一回先頭。西岡は粘って7球目にバットを合わせた。続く大和の打席では2ボールからスタートを切って、鋭くスライディング。セーフ。カリブの長身右腕カブレラの大きなモーションを盗み、攻めた。鬼門で勝利に導いた。

 「きのう(23日)嫌な負け方したんで、きょうは何としても勢いをつけたいと思って、1番として打席に入った。いい方向に進んでいるので、よかった」

 名古屋に乗り込んだ23日は15失点で連勝が「4」で止まった。自身も5タコで嫌なムードが漂ったが、プレーボール直後に流れを変えた。3試合ぶりの安打と今季3個目の盗塁でチャンスメークし、二死三塁。マートンの三塁適時内野安打で生還し、先制のホームを踏んだ。本来のスピードが戻りつつある。体の変化を感じている。

 2月の沖縄キャンプ。大阪桐蔭高の先輩、岩田を誘い食事に出かけた。しかし「減量中」といい、腹八分目にとどめた。オフからアルコールも控えてきた。「最近、体が軽くなってきたなという感覚が体に芽生えている」。この2年間はメジャーのパワーに対抗するため体を大きくしていた。阪神入団を決め、日本仕様に戻すため、スリム化を目指していた。2005年から2年連続で盗塁王を獲得した俊足が甦りつつある。

 先発は試合前時点で3戦3勝、防御率0・45のカブレラ。4日の前回対戦(京セラD)では7回ゼロ封されていた。西岡は「2度目の対戦なので、どういう球がくるかある程度イメージは持っていた」と強気。三回先頭での左翼線二塁打。2点リードの六回無死満塁では、和田監督が「西岡に賭けるという思いで」と打席のスタンリッジがゴロを打って併殺に倒れないように三振指令。西岡は「任されたところ。絶対に点を取らなければいけないと思った」と将の采配に応え、中前適時打でトドメを差した。

 今季4度目の猛打賞で29安打はリーグ3位。鬼門知らずの新戦力が、2戦目で早くも勝利をもたらした。ナゴヤドームでは4年連続で負け越し、昨季は2勝9敗1分け。開幕から敵地で勝つのに10戦を要したが関係ない。西岡に触発され、マートン、鳥谷も二盗を決めた。チーム3盗塁は今季初だ。2メートル3の巨漢右腕カブレラを揺さぶり、攻略した。

 西岡は「内容より結果にこだわっている。勝てば全部大きいです」と溜飲を下げた。ヒットメーカーでスピードスターの背番号「7」が猛虎再生の中心にいる。
(山田結軌)










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Last updated  2013年04月25日 15時40分38秒
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