阪神タイガース  われら猛虎党





虎が竜打線一掃!その名もOLD DUSTERS

 (セ・リーグ、中日0-3阪神、5回戦、中日3勝2敗、24日、ナゴヤドーム)完璧に抑え込むのはヤボってもの。お客さまにちょっぴりスリルとサスペンスを味わっていただき、そして勝利の美酒もプレゼントする。2013年版、猛虎が誇る勝利の方程式は、「おとなの楽しみ方」が詰まっている。

 「3点あったので、2点まではいいと思ってました」

 最後を締めた守護神・久保のコメントからして実に“おとな”だ。死球の走者を1人許したものの、3点差を最大限にプラスに考える、32歳の新守護神のたくましさだ。

 「安藤さんがつないでくれて、いい感じで勝てたと思います」

 と、前を投げた先輩たちを立てたが、その先輩たちは波瀾万丈。

 七回に登場した35歳の安藤は、ヒット3本を浴び、森野の完ぺきに捉えた打球が遊撃・鳥谷の守備範囲でなかったら、いったいどうなっていたか? 遊直併殺で救われたのは紛れもない事実。

 36歳の福原も、八回、2安打でピンチを招きながら、当たってきた井端を二ゴロ併殺打で何とかしのいで久保にバトンタッチ。

 足して103歳、平均年齢34・33歳の老練の投球といえば、それまでだが、あのJFKがいつも、完全無欠で敵を寄せ付けない投球をしていたのとは大違い。

 でも、意外に味わい深いもんです。その昔、おっさん3人が幽霊を退治する「ゴーストバスターズ(GHOST BUSTERS)」って映画が大ヒットした。幽霊を、完璧にやっつけるのではなく、苦労しながらユーモアを交えて、最後は勝利する!

 安藤35歳、福原36歳、久保32歳。合計103歳は相手の好機を吸い取る掃除人(ダスターズ)のようだ。そう、語呂を似せて「OLD DUSTERS」-。頼もしいが、球の力がやや衰え気味の日もあって、いつも完璧ではありません。そこんとこ、よろしく!
(紙面から)










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Last updated  2013年04月25日 15時53分06秒
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