でじまみ

でじまみ

2013.01.05
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カテゴリ: 周辺機器
crib35nas.jpg




NAS自体は認識するのですが、共有フォルダに全くアクセスできなくなってしまったのです。

載せていたHDDは WESTERN DIGITALの「WD20EARS-00MVWB0」2TB×2台をリニアモードにて使用していました。

中身は写真や動画データなどで、DLNAにてHDDレコーダーやPS3などで再生していましたが、もちろん中のデータにアクセスできませんし取り出すこともできない状態に。

もちろんデータの完全バックアップはとってありましたから、最悪な事態は避けることができたのでその辺は安心して復旧作業にかかれました。


さっそく管理ツールで覗いてみると、片方のHDDが認識してはいるものの、フォーマットされていない状態で表示されており、


RAIDも失われている状態でした。


そして共有フォルダのリストには「?」マークがついており、明らかに何かおかしい状態でした。


まずはNASを再起動させ再び見てみると、ちゃんとHDDが復活している…





そこで再度RAIDを登録し(この時点ですべてデータは損失)、共有を作成、試しにデータをコピーしてみましたが途中でエラーが発生し、その後は最初と同じ状態になってしまいました。


そこで次にHDDを入れ替えて、それぞれ別のスロットに差し替え同じことを2~3度試しましたが、同一のHDDにて発生することから、HDDケースの故障ではなく完全に1台のHDDの故障が疑われました。

そのHDDを別のPCにSATA接続し、起動してみるがこれがなかなか立ち上がらない。

やっと起動し、「CrystalDiskInfo」にて調べてみると

案の定、不良セクタが発生しておりました。



こうなるともうHDDの交換しか手がないので、新たにHDDを購入しなければなりません。新年早々出費ですわ…。

その間バックアップデータが単独でしか存在せず、こいつまで逝ってしまったら取り返しがつかないので、総容量約3TBのデータを空いてるところに分散コピーで丸1日を費やしました。明日にでもアキバに行って買ってこようと思います。


NASについてはどうしてもHDDの故障という事態は避けられないので、その冗長性と復帰をいかに効率よくやるかなんですが、一般家庭でNASを扱うとなると予算的な方の都合がまず一番ですからねえ。
今回の私の場合も割と古いHDDを、冗長性のないリニアモードで使用してましたからそれなりの対策はしてましたけど。

そこで改めてこのリニアモードについて、メリット・デメリットなどをまとめておきます。

■リニアモードRAIDについて

複数のHDDを連結することで1つのHDDに見せかける。1つのディスクがいっぱいになったら次のディスクへ書き込まれる。

メリット
  • 異なる容量のHDDで構成でき、容量が無駄にならない
  • 異なる型番のHDDでも問題ない

デメリット
  • 冗長性が全くないので別途バックアップが必要
  • 1台のHDDが故障するとすべてのデータを失う可能性がある(運よく部分的に回復できる可能性もある)
  • 読み書き速度は向上しない




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故障したNASのHDDを交換 - 裸族のインテリジェントビルNAS(CRIB35NAS)

裸族のインテリジェントビルNAS(CRIB35NAS)の共有フォルダ作成方法

裸族の集合住宅 CRSJ35EU3 購入 - 録画データの保管用に

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参考リンク

裸族のインテリジェントビルNAS(CRIB35NAS)









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Last updated  2013.01.08 20:38:17
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