でじまみ

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2013.06.21
XML
カテゴリ: アプリケーション
AB000.jpg



「ファイル」-「その他の形式で保存」-「サイズが縮小された PDF」
の操作をすると面倒な設定なしである程度まではファイルサイズを縮小できます。

しかし文書中に大量の画像データがある場合、思ったほど小さくなりません。
そこで、さらに画像データを「ダウンサンプル」および「圧縮」してさらにデータを小さくする方法を紹介します。



PDFの最適化を行う

Acrobatの「ファイル」-「その他の形式で保存」-「最適化されたPDF」を選択すると「PDFの最適化」ダイアログが表示されます。
  • s001.jpg

左側にいくつか項目がありますが一番重要なのが「画像」の設定です。
  • s002.jpg

ここだけ設定を変更して最適化するだけで、驚くほどサイズが縮小されることもあります。



「ダウンサンプル」を設定する

ここを設定することで画像の解像度が変更されます。
項目の中に難しい言葉が混じっていますが、ここで覚えておくのは数値だけにしましょう。

プリセットで「標準」の状態では「150 ppi」になっています。
ごく普通のビジネス用途でのプリンタ出力には150ppiもあれば十分だそうです。
また「モバイル」にすると「96 ppi」になります。
この「150ppi」と「96ppi」を一つの目安と覚えておくとよいと思います。

そしてここが肝心。
次の解像度を超える場合「225ppi」となっていますが、すべての画像を150以下に縮小する場合はここを「151」ppi にします。
そうしないと、150~225までの画像は縮小されずにそのままの状態になってしまいます。

「カラー画像」「グレースケール画像」「白黒画像」について同様に数値を変更しますが、「白黒画像」はほかの2つの2~4倍程度にした方がよいようです。
下の画像は、96ppiで設定した例です。
  • s003.jpg

見本程度に画像が見られればよいのなら、この設定で十分です。
ちなみに私が試したところ、ファイルサイズが約3分の1になった例もありました。



「圧縮」を設定する

ここを設定することで画像の圧縮度合いを変更することができます。
もちろん画質を「低」にすればファイルサイズは小さくなりますが、画像は荒くなります。
「白黒画像」は特に気にせずデフォルトのままでよいと思います。

上記の「ダウンサンプル」と併用することでうまく調整しましょう。
  • s005.jpg



以上はあくまでサイズの都合でメール添付できなかったりとか、USBメモリに入らなかったりなどの場合の救済策ですので、保管する容量が十分足りているなら、必要以上にファイルを小さくする必要はないと思います。
できる限り元の状態で保管しておくのがBESTです。






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Last updated  2013.06.21 19:42:27
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