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2025.11.11
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カテゴリ: 坐禅
「禅談」沢木興道述(沢木興道全集第2巻)

坐禅の本領  その10

 熊本の本妙寺に、道元禅師の自画讃の像が一つある。そこにこういう讃がある。
  寒潭万丈浸天色(寒潭万丈天色を浸す)
  夜静金鱗底徹行(夜静かに金鱗底を徹して行く)
  這畔那方無隔礙(這畔那方隔礙無し)
  茫々海面月光明(茫々たる海面月光明かなり)
 これはまさしく道元禅師の自画讃であるが、坐禅ということに見てもよい。

 坐禅はけだしそういうふうなもので、人から何のためになるかと問われたら、何にもならんといわなければならん。ただわたしのいうように正身端座して背骨をのばし、鼻で呼吸して口をふたして眼を開いて、ウンと坐る、それを詩に作ればこういう気持ちである。要するに坐禅は、自己に親しむものであり、自分になる法である。そして一切経は、坐禅を文学にひきのばしたものである。(『禅談』p.223-224)





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最終更新日  2025.11.11 11:00:05
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