MM2022のブログ

プロフィール

MW2022

フォローする

カレンダー

バックナンバー

2025.11
2025.10
2025.09

2025.08
2025.07

カテゴリ

政治

(9)

日記/記事の投稿

二宮翁夜話巻之１【11】実地正業に移して考える時は、孟子は難しく、中庸はやさしい。
補註　「鈴木藤三郎伝」鈴木五郎著　その１１２　藤三郎は明治22年33歳で森町から東京小名木川に工場を移し、38年には日本第一の精製糖会社に発展した
「+」「050」から始まる電話番号
「禅談」修証一如　その5
「現代語訳　二宮先生語録」は静岡県内で22図書館、神奈川県で21図書館の蔵書となっている。

コメント新着

天国にいるおじいちゃん@ Re:打席に入る前に、バットを天にかざして、天国にいるおじいちゃんに『力を貸してくれ』(08/24) 天国にいるおじいちゃんについては、 089…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

< 新しい記事

新着記事一覧(全7702件)

過去の記事 >

2025.11.14

二宮翁夜話3-41　天つ日の恵み積み置く無尽蔵鍬でほり出せ鎌でかりとれ

カテゴリ：報徳記を読む

194

二宮翁夜話巻の３

【４１】尊徳先生はおっしゃった。
世の中では、とにかく増減の事について、さわがしいことが事多いが、
世上にいう増減というものは、たとえば水を入れた器を向こうへこちらへ傾けるようなものだ。
むこうが増せばこちらは減り、こちらが増せば向こうが減るだけである。
水においては増減はない。
向こうで田地を買って悦ぶものがいれば、こちらで田地を売って歎く者がある。
ただ向こうとこちらとの違いがあるだけである。
本来増減はないのだ。
私の歌に
「増減は器傾く水と見よ」
というとおりである。
私の道の尊ヴ増殖の道はそれと異なる。
直ちに天地の化育を助け育てる大道であって、米５合で、麦一升でも、芋一株でも、天つ神の積置せられた無尽蔵より、鍬や鎌の鍵をもってこの世上に取り出す大道である。
これを真の増殖の道というのだ。

「天つ日の恵み積み置く無尽蔵鍬でほり出せ鎌でかりとれ」

二宮翁夜話

【４１】翁曰く、

譬へば水を入れたる器の、彼方（かなた）此方（こなた）に傾くが如し、
彼方（かなた）増せば此の方へり、此の方増せば彼方減るのみ、
水に於いては増減ある事なし、
彼方にて田地を買つて悦べば、此の方に田地を売つて歎く者あり、
只、彼方此方の違ひあるのみ、本来増減なし、
予が歌に
「増減は器傾く水と見よ」
と云へる通り也、
夫れ我が道の尊む増殖の道は夫と異なり、直（ただ）ちに天地の化育を賛成するの大道にして、米五合にても、麦一升にても、芋一株にても、天つ神の積み置かせらるゝ無尽蔵より、鍬（くは）鎌（かま）の鍵を以て此の世上に取り出す大道なり、
是を真の増殖の道と云ふ、
尊むべし務むべし、
「天つ日の恵み積み置く無尽蔵鍬でほり出せ鎌でかりとれ」

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう