離人症の器

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凪2401

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2012年07月01日
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カテゴリ: 読書メモ。
相対性理論、量子論、宇宙などの難しいに違いない科学分野の最新の知見から、
タイムトラベルは可能か、透明マントは作れるか、
などの誰もが一度は考えたことがありそうな疑問まで、
ふざけたおしながら解説していく、という1冊でした。

いやあ、面白かったですねえ。

帯には序文からの以下の抜粋が載せられています。

「考えてみてください。
 宇宙のこと、時間のこと、生命の進化のこと、
 そういうものには誰もが少しは興味を持っているはずなんです。

 でもそれをちゃんと勉強することに抵抗があるのはなぜかというと、
 それは教科書や専門書がまったくバカバカしくないせいです」

まさにその通りではないでしょうか。
「どうせ理解できないから」との食わず嫌いが多いのが、
理系の一般知識とか雑学なんだと思われます。

たいていの人間は笑うことが好きなわけで、
それならばふざけながら科学を語っていこうというこの試み、とてもいいと思いました。

実際、バカバカしいたとえ話を満載して、
科学のあれやこれやを紐解いていこう、という本書の目的は、
しっかりと果たされていると思われます。

私はこういうふざけかた、大好きでして。


徹子の部屋やら、ゴキへの憎しみやら、くすっとくるような笑いを誘いつつ、
あ、こういうことだったんだ、となんとなーくなんとか論の概要が理解できる。
そういった内容になっておりまして、私が今まで読んだ科学の入門書の中では、
まず間違いなく一番ですね。とにかく、読み進められますから。

著者はインドへの旅行記やら、南米へのオーパーツ探しやら、

文章が面白かったので、ほかの著作も読みたくなってしまいましたから。


久しぶりにすいすいすいーっと読み進めていった一冊でもありました。
こういう入門書、もっと増えると面白いんですけれどね。






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最終更新日  2012年07月01日 19時17分15秒
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