離人症の器

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凪2401

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2012年07月14日
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カテゴリ: 読書メモ。
6月号で芸術新潮も750号ということで、すごいな、と単純に思いました。

月刊誌ですから、750÷12で、えーと、……62ぐらいですか?

創刊してから62年。還暦越えてますね。
私の年の約2倍、いろんな人やらモノやら特集してきたんですね。

個人的には、昔は「古いものである」とか「長く続いている」とか「長生き」とか、
だからって単純に偉いわけじゃないし、価値があるわけじゃないし、
と思っていましたが、別に偉いとか価値とかそういうのはおいといて、
続いているものは面白いな、と思うようになりました。

変化していくものですね。しみじみ。


古事記、大学生のときに読んでおこうと思って、
はりきって一度に上・中・下、原文付きのものを買ったのですが、
見事に上巻もけっこう初期のあたりで挫折。

たぶん、スサノオがアマテラスとけんかした、ぐらいのあたりまでしか呼んでおりません。

その後も何年かに一回、チャレンジするのですが、全然ダメなのです。
くじけてしまうんですよね、必ず。

神話、好きなはずなんです。

ギリシャ神話とか、星座にまつわるものとか、ほんと、知りたいと思うんですけれど、
思うだけでですね、なんだか全然ページが進みません。

古事記だって、日本に生まれたからには、
その最初の創世記を読んでおきたいのですが、思うだけで、今回も終わる気配です。


まだですね、たぶん、古事記には呼ばれてないんです。
せめてもの慰めに、そういうことにしておきます。

でも、実際、巡り会わせというものはあるような気がしますね。
そのときに、その本に、あるいはそのテーマに引き寄せられてしまうのは、
偶然で終わらせるには惜しく、かといって必然と呼ぶほど大げさなことでもないのだけれど、


本来的にはヒトとヒト、ヒトとモノ、ヒトと場所、
その間には普段は目に見えないほそこーい線がはりめぐらされてつながって、
何かをきっかけに、その線が見えるというか、線同士が引っ張られてしまったりとか、
そんな風なことも、起こりうるよな、と。

話を戻して古事記ですが、思うにですね、日本神話は特にだと思うんですが、
こういう昔の話は、文字じゃなくて「語り」であった方が、
ずっと受け入れやすく、しっくりくるんじゃないでしょうか。

朗読テープでも、子どもの枕元で話される昔語りでも何でもいいんですが、
こういう話は声で「語り継がれる」という形式がしっくり来る気がします。

まあ、口承だと不確かで、
誰かが恣意的に自分に都合よく内容を変えてしまう可能性もあるから、
それまで口承であった古事記が文字に起こされた、という歴史はあるのですが、
その原本とは別にですね、やっぱり「語り」も残して欲しいな、と。

朗読テープなら、私もいける気がするのですよ。
iPodで、寝る前にうとうと聞く。そういうのが、ぴったりな気がしますね。
ま、私、iPodもってないんですけどね……

ウォークマン使ってます。






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最終更新日  2012年07月14日 20時15分48秒
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