離人症の器

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凪2401

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2013年07月07日
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カテゴリ: 読書メモ。
暑い七夕になりましたね。
私は暑いとすぐにへばりますので、今年は身体的に厳しい夏になりそうです。

そんなこんなで、更に更に刊行ペースに遅れている『芸術新潮』。
ようやく4月号を読了するというていたらく……

色々飛ばしてもうシャガールを読みたい、
という気持ちがないわけでもないですが、まあ、コツコツ読みます。

4月号は画家フランシス・ベーコン。

名前は知っていて、さっと図録を見たこともあるのですが、
完全なる食わず嫌いでした。



しかし、ある程度知ろうとして苦手なのと、食わず嫌いで苦手なのだと、
前者の方がましではあると思いますので、まず、読めてよかったのかなと。

こう、なんといいましょうか、グロテスクな肉の塊のような絵が、
人間の本質をこれでもかというぐらい暴きだしているような気がして、
つまり、その肉塊こそがひとの「たましい」の本質であるような気がして、
平静ではいられないというか、落ち着かないというか、
目を逸らしたくなるというか、ありきたりですけど、そんな気分になります。

それはそれで、絵画として成功しているのだとは思います。
好きなひとは本当に好きでしょうからね(何でもそうでしょうけれど)。

情動として何も喚起しない芸術作品は、やはり魅力的、とは言えないと思いますから。

と、いうわけで、いろいろ「きついな」と思いながらも何とか読了した今特集。









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最終更新日  2013年07月07日 19時02分46秒
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