【内容情報】(「BOOK」データベースより)
あの旅から、すべてが変わってしまった。一組の男女が迎えた最期の夜明らかにされなければならない、ある男の死の秘密。運命と記憶、愛と葛藤が絡みあう恩田陸の新たな世界。
【木洩れ日に泳ぐ魚】恩田陸
久々の恩田作品です~
恩田ファンなので、既刊本は9割方読んでいると思うのですが、、、
この作品だけはどうも地味ぃ~~な感じがして、まだ手を出していませんでした(笑)
でも、これがまたすごく面白かった!!
語り手が交互に入れ替わり、徐々に隠された過去に迫るのは恩田さんお得意の手法。
心理描写が巧いのか、はたまたストーリーの運びが絶妙なのか?
表紙の柔らかい印象とは正反対で、手に汗握る展開続きで緊張しっぱなしでした
≪オススメPoint≫ ミステリ 男の死に隠された謎 この男女の関係は?
一言で言い表すと、そんな感じかもしれません。
一つの部屋で最後の夜を過ごすある一組の男女。この二人の関係性は全く分からない状態。
猜疑心。緊張。恐れ。あらゆる感情が渦巻く夜。
この夜、二人の心を占めているのはある一人の男の不審死。
緩やかに明かされていく過去と二人の関係。まぁある意味恩田さんらしい展開かなぁ(笑)
こういう心理戦を読むと、「あぁやっぱり恩田さんだなぁ」と感じます。
淡々とした物語ではありますが、最後まで飽きさせず一気に読ませてくれました
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