セラピールーム 菜の花
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先日、催眠療法のセミナーに参加してきました。テーマの一つは「才能を呼び戻す」でした。「こんな事ができたらいいのに、できないにきまってる」とか「あんな事をしたいけど、どうせ失敗するだろう」などと思うことはありませんか?そんな時、実はあなたにはそれをやれる才能があって、あなたの感情が、それにブレーキをかけているだけなんだそうです。大抵の事は、その気になれば(人の目を気にしないとか、リスクを無視すれば)実現する事ができます。でも、小さい時に「それをしてはいけない」といわれた経験があると、その言いつけに従おうとして、「私にはできない」という思い込みで、自分の中にブレーキを作ります。すると、やろうとすると自然にブレーキが利いて、やれなくなるのです。それが強くなると、自分は何をしたいか分からなくなったりします。心理療法と催眠療法は、自分の好きな事、やりたい事を思い出し、かかっているブレーキをはずすのに、とても役立ちます。でも今回は、それに加えて「キネシオロジー」を使って本当の自分の気持ちを聞くワークをやりました。これがなかなか面白かったです。やり方は、2人一組になって、一人が片腕を肩の高さに上げておきます。もう一人は、その腕を上から押します。最初に、腕をあげた人が「私は○○です(本当の名前)」と言ってから、腕が動かない程度に押してもらいます。次に「私は××です(違う名前)」と言って同じ力で押してもらうと、腕に力が入りにくくなり、下に動いてしまうのです。このようにして、腕が動かなければ、その言葉に対しては「はい」。腕が動けば「いいえ」と、区別する事ができるのです。これは腕の筋肉の反射を応用したもので、使ってみると、とっても面白いのです。例えば「自分は何をしたら楽しいのか、さっぱり分からない」とおっしゃっていた方に、この方法で試してみました。「私は歌うのが好きです」「私はスポーツ観戦が好きです」「私は食べ歩きが好きです」・・・・こうやって色々質問するたびに腕を押していると、はっきり「はい」と「いいえ」に分かれます。その方は2つも好きな事が見つかりました♪これはキネシオロジーの簡略版なので、すべてが正しく出るわけではありませんが、うまく使えば、とても強力な方法の一つだと思いました。コツは、必ず「はい」「いいえ」で答えられる質問にする事。ご興味のある方は、どうぞ試してみてくださいね。
2008年05月22日
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