PR
Freepage List
Calendar
【2010年収穫情報Les vendanges 2010】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼8月24日:プロヴァンスで収穫始まる
Mardi 24 aout :Premiers coups de secateurs en Provence
プロヴァンス(コート・ド・プロヴァンス、コトー・デックス・アン・プロヴァンス、コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンス)の収穫が8月24日(火)にスタートした。
これは、2009年よりも、また例年よりも遅い。この背景を説明するために、2010年シーズンの天候を解説しておきたい。
まず降雨量については、冬と春に雨が十分に降り、土中に水分を蓄えることができた。一方、春と夏の初めの気温が涼しく、ぶどうの成熟は遅くなった。
雨の後にミストラル(北風)が吹く時期が続き、ぶどう畑の衛生状態は全般的に良好で、収穫量は2009年をわずかに上回ると見られている。
8月24日は、プロヴァンスのぶどう畑がお祭り騒ぎとなる収穫の始まりであった。手摘みでの収穫、機械での収穫、夜間収穫など、それぞれの生産者には、それぞれの方法があり、ささやかな秘密があり、そして何よりも、プロヴァンスの土地を代表する高品質のワインを造るということで一致している。
(プロヴァンスワイン委員会 8/23付けプレスリリース)
▼ボージョレーのぶどう畑の状況
Beujolais:Situation du vignoble
ぶどうの成熟の進み具合から、収穫の開始は、今後数日間の成熟度合いによるが、早熟の区画も含めて9月10日~14日と予測される。
「最初の一歩」がこの時期となり、2010年は2009年や、2007、2003年といったかなり早熟であった年よりは晩熟のようだが、過去50年の平均並みに位置する。
このため2010年は、栽培カレンダー上はクラシカルな年と考えられる。生産者は、予定されている収穫作業人たちの到着を待っている。ボージョレーは、シャンパーニュとともに唯一、手摘みが一般的だからである。
ぶどう一株あたりの果房の数は平均11.3房で、収穫量は少なめと予想されており、これがぶどうの品質を向上させる。さらに、果実の重量は、この数年の平均並みで、収穫時の果汁と果皮の程よい比率が見込まれる。
これは、ヴィンテージ の品質に対して、とても良い要素である。しかし、区画により収穫量に極端な差があることも、今年の特徴として留意しておかなければならない。(ボージョレーワイン委員会8/27付けプレスリリースより抜粋)
★プレスリリースの全文は以下でご覧ください。
http://www.franceshoku.com/pages/2010/bjn10-0827.pdf
▼順調にすすむボルドー2010
Bordeaux 2010 en bonne voie
おおむね乾燥していて涼しかった春は、6月中旬の雨で終わり、夏が暦通りに始まった。6月21日から、気温も上がり、太陽も十分に降り注いだ。
7月もこの状況が続き、日照量は新記録となった(過去30年平均よりも38時間長かった)。8月は特に下旬が好天で暑く、ぶどうの成熟に適していた。
この天気のおかげで、開花の時点で見られていたぶどうの生育の遅れを部分的に取り戻すことができた。
この夏の素晴らしい条件は、このまま続けば、良いヴィンテージとなることを予想させる。
しかしながらいつもよりも早い水分不足が、局地的に成熟の停止を招くおそれもあり、適度の雨が降ることが期待されている。
<白ぶどう>
8月の好天が、白ぶどうの成熟に適していた。また夜間は気温が下がったために、果実味やアロマを維持することができている。ぶどうは見事なアロマの可能性を見せている。
白ぶどうの収穫は、最も早熟な区画のソーヴィニヨン・ブランで、9月6日から始まる見込みである。
<黒ぶどう>
現在の昼夜の気温差が、アントシアンとアロマの合成や質やにとても良い状況となっている。
アントシアンの総量はすでに上昇し、果実の色は落ち着いている。また糖度もかなりがっている。酸もまだ高く、ぶどうは成熟の途中にある。
この天候が晩秋の間も続けば、成熟の早い品種であるメルロの収穫が9月末か10月初めから始まるであろう。(ボルドーワイン委員会9/2付けプレスリリースより抜粋)
★プレスリリースの全文は近日中に以下に掲載します。
引用元:
「フランス食品振興会発行メールマガジン http://www.franceshoku.com/ 」
Keyword Search
New!
ひでわくさんさん
New!
あしかけ.さんComments
Category