●○なつ。の本棚○●

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2005年03月14日
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カテゴリ: ★☆☆な本
芥川賞受賞作です。と書かなくてもいいほど有名な本ですね(^_^;)
話題の本はとりあえず読んでみよう!と、図書館で予約していてようやく借りることができました。
どうしてこの本が話題なのかということはなんとなく知っていましたが、読んでさらに納得。
最近よく起きている事件を髣髴とさせる内容でした。


それどころか、娘に会うことすらも禁じられています。
愛する娘ちはる(ち~ちゃん)の誕生日、一目だけでも娘の姿を目にすることが出来れば・・・。
土砂降りの雨の中酒屋の店先でただひたすら、娘が外に出てくる機会を待つ沢見。
一体どうしてそれほどまでに愛する娘から遠ざけられてしまったのか?
その原因となった沢見の性癖とは・・・


まだ読んでいない人のためにネタばらしはしないつもりで書くと、この程度の説明文になってしまいます。
どうして話題作なのか、というのはこれだけでは全くわからないと思いますが(^_^;)

私の感想を正直に書くと・・・
沢見の友人のIという女性(本書でもIと書かれています)が沢見に対して言ったこと。
それがそのまま私の意見でもあります。

加害者が思っている以上に、被害者は心に傷を負っているのです。
子供を持つ親としての視点がどうしても入ってしまうので、読んでいて胸がムカムカする思いでした。
沢見はその罪を償おうと更生しようとしていくのですが、あくまでも小説の中の話なので、実際はそんなにうまくいかないだろうな~と暗澹たる気持ちになりました。
終わり方も、なんだか尻切れトンボのような印象を受けました。

同時に収録されている短編が、これまたなんとも言えない内容でした。(^_^;)
う~む。。。。





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最終更新日  2005年03月14日 11時07分40秒
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