●○なつ。の本棚○●

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2005年10月24日
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カテゴリ: ★★★な本
41歳の一人の女性が事故死した。そのことが、私立の女子高校で同級生だった3人の胸に愚かしくも残酷な「あの頃」を蘇らせ、それぞれの「嘘」を暴きたてる――。「女であること」を描ききった、傑作小説。



序章は41歳の女性(美波)が海外で事故死したことから始まります。

そのことが同級生だった3人に衝撃を与え、過去を回想する形で物語りは展開します。


まるで メロドラマみたい な展開!!(ドラマの脚本みたい!)
すごくドラマティックな展開に、序章からのめりこんでしまいます。

美しく、活発で、誰しもが彼女の華やかな未来を想像していた 満希子
弟の家庭教師であった男に恋をしていた 美波
淫奔な魅力で、美波から男を奪った 詩文
彼女らとは異なる未来を獲得するため、ひとり医学部受験に邁進していた ネリ

それぞれの道へ進んだ四人だったけれど、根底では思春期だった少女の部分を引きずっています。
長い年月を経ても、変わらず鮮やかに甦る少女時代。
お互いを傷つけあった残酷な少女時代を回想しながら、今の自分たちを変えようとする彼女たち。

あぁ、こういう子いるよね! と誰しもが頷いてしまう四人の少女を通して、自分の少女時代をなつかしく思い出してしまいました。

それにしても、男好きのする「詩文」の 悪女 さ加減にはもう おなか一杯 です。
こんな子、ドラマの中だけで十分・・・・(-"-;)

女性に特にオススメ!
男性が読むと、 女の人こわい・・・。 なんて思ってしまうかも。(それくらい強烈です)
ドラマ化したら面白いだろうな~。


四つの嘘
「四つの嘘」





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最終更新日  2005年10月24日 09時59分47秒
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