●○なつ。の本棚○●

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2005年10月25日
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カテゴリ: ★★☆な本
好景気がいつまでも続くと思われていたあの頃。派手な空騒ぎのすえに、永遠子と文彦は結婚した。順風な人生の始まりのはずだったが……。著者が新境地に挑む「結婚生活」の実相を描いた長編。



この二人の 鼻持ちならなさ といったら、もう・・・・。(-_-メ)

バブル絶頂期、お互いの愛情なんてそっちのけで、形にばかりこだわった式を挙げる二人。
そして結婚式当日、文彦の浮気相手が乗り込んできた・・・・!
そんな時も、永遠子は 招待客や友人にこんなみっともないことを知られたくない と結婚式を続行。
文彦はというと、美しい永遠子をものにするために 今まで相当お金をかけてきたのだから、その投資を無駄になどできない と。
そんな二人の結婚生活を綴った物語です。。。


「永遠の途中」 の主人公にも通じる、 女性の嫌な部分 というのが、よく表現されていると思います。
(唯川さんの本には「嫌な女性」ばかり出てくるような気がするのだけど、気のせい?(; ̄ー ̄A アセアセ・・・)

そんな永遠子と文彦ですが、当然、結婚生活は波乱万丈。
そんなにトラブルばっかり、おきないでしょ! と突っ込みたくなるほど・・・。
でもそんな時に永遠子がつぶやく一言に、激しく同意する私がいました(笑)。

恋愛なら絶対に別れる理由が、夫婦には当てはまらない。
かといって、すべてを許し合うわけでもない。


うんうん、そうなんですよね・・・・。


そして、いろんな試練(修羅場?)をくぐり抜けた二人は、人間的にも成長し・・・・


つばめの巣が壊されていたことで悲しむ娘に、永遠子は語ります。


「壊されたら、また作ればいいの。」
「何度も?」
「そう、何度も。壊されても壊されても、何度も作るのよ。」



思わず、じーんと胸が熱くなる瞬間。

夫婦(家族)もそうなんですよね。

それにしても、 本当に何度も壊れる巣 だったなぁ・・・・。(* ̄m ̄)ノ彡_☆ばんばん!

ベター・ハーフ
「ベター・ハーフ」





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最終更新日  2005年10月25日 09時59分10秒
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