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2015.08.04

「ビッグ・アイズ」をみて

テーマ： DVD映画鑑賞(14652)

カテゴリ：映画鑑賞

監督はティム・バートン。　実話に基づく作品です。

ゴールデン・グローブ賞主演女優賞など2つの賞を受賞しています。

アメリカでPG-13指定、日本ではGです。

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価格：3,888円（税込、送料込）

あらすじ

1958年、まだ男性優位社会だったアメリカ。

専業主婦のマーガレット(エイミー・アダムス)は、ある日横暴な夫の留守中に娘ジェ

ーンを連れて車で逃亡、北カリフォルニアからフランシスコにやってきます。

友人ディーアン(クリステン・リッター)と再会を喜び合い、なんとか家具会社に就職

しますが、マーガレットの美大出身のデッサン力やデザインの才能などまるきり必要と

せめて日曜画家に混じって似顔絵描きを始めたマーガレットは、同じく日曜画家だと

いうウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)と知り合います。

知り合って間もなく、前夫から娘の親権を取り上げられそうだとウォルターに相談した

マーガレットは、じゃあ結婚しようかとウォルターにプロポーズされます。

ウォルターに感謝し、喜ぶマーガレットとジェーン。

不動産業の傍ら、自分とマーガレットの作品の売り込みに真剣なウォルターは、思いが

けずマーガレットが描いた目の大きな女の子の絵だけが意外な形で注目されたため、

作者はマーガレットではなく自分なんだと公言してしまいます。

それを知ったマーガレットに後で非難されたウォルターは、女性の画家は受けが悪い

から男性であるウォルターの作品ということにしておいた方がいいと押し切ります。

納得はいかないがそれでいったん了承してしまったマーガレットは、世間から我が娘から

ターが外でまるで自分の作品であるかのように振舞い、話題づくりに奔走し、新たに金を

儲けて有頂天になるのを見つめる他なく…。

私の感想

私は60年代に流行ったというビッグ・アイズのことも、作者のことも知りませんでした。

ウォルターとマーガレットが知り合って間もないころ、一緒に川べりの公園でスケッチ

しているシーンで、2人の後ろのやたら目立つ位置にベンチに座った老女がしばし映って

自分の思い通りにならないと知ると、一転横暴な夫に変化していくウォルターをクリストフ

・ヴァルツが好演していました。(￣∇￣;)

結局、ウォルターにとって、嘘に嘘を塗り固め続けたハッタリの人生だったから、いったん

手に入れたビッグ・アイズの作者という美味しいステイタスをどうしても手放したくなかった

のでしょうね。

周囲の冷たい視線の中でも、最後の最後まで自分こそが作者であると演じきろうとするところ

が見ていて悲しいなと思いました。

☆☆☆