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**桜soda**

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今日くらい連絡くれるんじゃないか
電話してくれるんじゃないか

別れる前に送ったメールにだって
ちゃんと返事くれるんじゃないかって。

その前に送ったメールにだって
ちゃんと応答してくれるんじゃないかって。


別れるときだって

スキだと思った人 なんかじゃなくて


もうちょっと頑張ろうって
俺も頑張るからって
正当化なんかじゃないって

そんな言葉を期待してたんだよ。


この人には期待したってしょうがない
あたしをスキだから傍にいるわけじゃない

解ってても
いつもどこかで期待してたよ。

進藤さんはオトナだからいつかわかってくれる
だからもうちょっと、もうちょっと頑張ろう

そうやって期待してた。








学校に居ると
本当のアタシなんて必要とされてない気になってた。
いつもみんなに見せてるアタシ以外、見せちゃイケナイ気になってた。

どうしよう、サミシイ、辛い、なんて言葉言いたくなかった。
言えなかった。


幸せなのに、解ってるから言えなかった。

今の状況を、あたしがあのテンションで言わなきゃただの勘違いオンナになるぢゃん。

チァキが言った
付き合ってないんやない?

そんな言葉を聴いて、泣き出すような女になりたくはなかった。
やろ!?って返す以外アタシに何ができた?

進藤さん以上に周り以上に、自分に言い聞かせて自分を作らなきゃやってけなかった。


的外れな他人の意見なんてどうすればいいの?
あたしがあぁやって笑って流さずにキレても良かったの?


進藤さんとのコトに段々と慣れてきてて
思い出すことがほとんどなくなったのは本当。
だってアタシそれくらいいっぱいいっぱいだった。

毎日このいすに座っているコトだってキツイことだってあった。
カラダがこわばって焦点が定まらないこともあった。
震えがとまらない夜も、いきなり泣き出す夜も、何かに怯える夜も

そんな時、思い出すのは進藤さんのことだった。

一番頼りたかったよ
一番聞いてほしかった

ウソでもイイから、俺は傍に居るよって一言がほしかった。


こうやって打ってる時点であたしは卑怯で悲劇のヒロインぶってて
進藤さんと別れることで
こんなに大量の涙に抗うことができなくなるなんて思ってなかった。

『ハナシ聞きたい』

遅すぎたよ。

でも、聞いてほしかった。
聞いてくれるだけでよかった。


それなのに余力で突き放した。

聞いてどうするん、遅すぎるやろ、もう意味ナイよ、ただの野次馬やん、進藤さんに何が出来るん?

今考えてもひどい。


あたしは彼を美化しすぎて、理想を押し付けたのだ。
こうしてくれるはず、なんて、バカみたい。




自分から言い出したはずだった。

なのに彼の別れようと言われたとき、呼吸が止まった。



進藤さんも遅い。

あたしも遅かった。


何もかも終わったあとだった。



電話を切るときのおやすみって言葉の後

電話切れなかったんだよ。


進藤さんが電話を切って

ツーツーって音がしてもしばらくそのままだった。


脱力感というか、虚脱感というか。

歯を食いしばることも、音を出すこともなかった。

自分の呼吸音すらよくわからないまま、涙の感覚だけしてた。




もっと話がしたかった。

傍に居ないアタシを不必要だと思われたくなかった。

抱きたい時に抱けない女に縛られてるなんて思われたくなかった。

重いだなんて思われたくなかった。


もっと会話して、もっと知りたかった、知ってほしかった。

学校でも自分じゃないイイコちゃんして、進藤さんにもそうしてた。



別れたことで情けなくなるのも、かっこ悪くなるのも上等だけど

こんな情けなり方、バカだ。

こういうカッコワルイのはイヤだ。

なのに今、こうしかできないなんて。



頭の中ぐちゃぐちゃ。

これで良かった。

あたしにはもうチカラが残っていなかったのだから。

だけど、チカラを分けてほしかった。

他でもない進藤さんに。

気づいてほしかった。

気づいてたならそのときゆってほしかった。



チカラを分け与えられる答えを進藤さんは持ってたのに

どうして今になって、と思った。


そんな自分がめちゃめちゃヤなヤツで

しっぽを振ってついていくような、そんな人になりたかった。


また今回もなれなかった。

期待という名の理想おしつけて。



彼女らしいことは何もできなくてごめん。

幸せになってね、今度は正当化も何もナシで一緒に居たい幸せにしたいと思える相手と、めちゃめちゃ幸せになってください。

アタシも進藤さんよりいい男見つけて幸せになります。

仕事ガンバッテね、カゼもひかんでな。

ダイスキだったよ

ばいばい進藤さん。









進藤さんに最後にメールを送った後、すぐにアドレスを変えた。

教える勇気は、まだアタシにはないみたい。


また逢えたら、笑いあいたいね。

そしたら今よりシャキっとしたあたしでいたいな。

もっと自分を誇れるアタシでいたい。




ほんともう

泣き足りない。


泣きなれてないからか

涙は一度出てもすぐ止まってしまう。


もっと泣きたいとおもっても、とまってしまう。


かと思えばいつのまにか泣いてたり。

声を出して泣いてたかと思うと

2分後には何も考えられなくなって。


なんか損したな。




アド、ちゃんと教えよう。

進藤さんが過去の傷を思い出さないように

あたしで同じ傷を作らないように

最初に誓ったもん。


進藤さんに同じ傷は作らせないって。



頑張ってよアタシ。

まだ、作ってなきゃいけない。

とりつくろわなきゃいけない。



お願い。















あたしが泣いた分、彼が幸せになれますように。








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Last updated  Dec 8, 2005 02:00:32 AM
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