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June 26, 2004
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「人を殺すことが何故いけないのか」

これについては、かなり深刻な事態に日本は陥っていると思います。
社会現象的に、人殺しはかなりポピュラーになってきています。
このことは、海外にいるfukoさんにもお分かりと思います。

そしてその背景にあるのが、「殺人はいけない」という感覚の麻痺だと思います。


「殺人はいけない」という感覚は、まず政治にあります。
その証拠に、パレスチナで、イラクで、アフガンで
あまりにも残虐な戦争と言う殺人が行われているのに、
日本政府はこれを「いけない」と言うどころか、積極的に支援しています。


武装集団を逆上させるような言葉を平気で吐き、
さらにブッシュに支援をお願いしたりした。
その言動のすべてが「人質は殺されても仕方ない」と言っているかのようでした。
こうした感覚が「正義」「当然」「仕方ない」となっているのですから、
日本の社会に「人を殺すことが何故いけないのか」が麻痺して当然です。
これは「戦争が何故いけないのか」についても、全く同じです。

だからぼくは、「殺人」「戦争」というものを問う必要があると考えています。

これに関することで、つい先日ある雑誌に書いた原稿がありますので、
参考までに以下にその一部をご紹介します。
(以下は、記事全体の中の、書き出しの一部です)

 *********


【リード文】

いのちが、ひどく、軽くなってはいまいか。
いのちが、あまりにも粗末に、されてはいまいか。
いのちから、喜びが、消えてはいまいか…。

戦争、犯罪、病気、自殺、虐待、自虐…。

いったいどこに、希望の出口があるのだろう…。


大気では、オゾン層が破壊され、Co2が増えだした。
大地でも、農薬汚染と、自然破壊が続いている。
水の浪費と、水循環の、人為的な妨害&破壊…。
恐るべき自然破壊が、人間の狂気を誘っている。

「破壊」は、自然の摂理への人間からの「破戒」でもある。
空、海、水、命に、人間もまた、連なっているのだから…。


●軽くあしらわれるいのち

佐世保で、痛ましい事件が起きた。
それは、奇怪にして、異常な事件には違いなかったが、
しかしそれは、どこででも、いつでも起こりうる不気味さを秘めている。
世の親たちは、それが決して他人事ではなく、
我が身を襲うかもしれない出来事として、身震いしたに違いない。

なぜ、凶悪事件が?
この問いは、これまでにも絶えず反芻され続けてきた。
そのたびに「いのちの尊さを教えなければ」と大人たちは口にした。
が、言葉だけで、いのちの尊さは伝わらない。
その一方で大人たちは、
いのちを踏みにじる数々の愚挙愚行を繰り返し、
その構造的な仕組みを、放置し続けているのだから。

戦争がしかりだ。
そこでは、人間が虫けらのごとく扱われ、
拷問や首切りどころか、結婚式でさえ一瞬のうちに吹き飛ばす。
また、苦しむイラク民に手を差し伸べようと、
勇気を抱いて出かける者を「非国民」のごとくののしり、
他国民の悲劇やいのちは、意にかえさない。
戦争では人のいのちが、あまりにも軽く粗末に扱われている。

●実はみんなが犠牲者?

雑草を嫌い、虫たちを徹底排除する感覚もしかりだ。
近代畜産では、生き物をいのちあるものと考えず、
生産効率と経済効果を求め、過剰の抗生物質や薬物を投与し、
鳥インフルエンザが発生すれば、膨大な数の鶏をいとも簡単に抹殺する。

ん? 人間のため?
実は、この「殺し文句」こそが、要注意なのだ。

また、食料増産のためと言って、大量の化学肥料と農薬を使い、
人間に便利だからと言って、過剰な化学物質を平気で使用する。
その果ての、食の極度の劣化、病的住居、シックスクール…。
その中で、いま子どもたちに、まぎれもなく異変が起きている。

食、住居、学校、風土&環境のあまりにも急激なシック(病的)化が、
いかに人間の精神と健康を蝕み、異常をきたしているか。
その調査研究データも、事例も、実は山ほどにある。
一言で言って、農薬や化学物質の複合的な害毒が、
人を疲れやすく、キレやすく、おかしくしてしまっているのだ。

なのに、その報告を無視し、その環境を放置したままで、
いくらしつけや教育を、偉そうに言葉にしてみても全く意味がない。
その意味で、加害者も、またこの悲劇の深刻な犠牲者なのだ。

こうして「人間のため」という空々しい殺し文句が、
自然をとことん破壊し尽くし、人間を狂わせ、
その結果、皮肉にも、いまや人間を殺し始めた。
自然を破壊した人間たちに、いま自然からの逆襲が始まっている。


●「国益のため」の愚行

いのちを虫けらのごとく扱う戦争が、なぜ起きるのか?
その一因に、「石油」がある。
石油やガスがなければ、経済も暮らしも維持できない。
だからこそ、持続可能な自然エネルギーにシフトしていこうと
この6月に世界が注目する「ボン会議」が開催されたのだった。
が、結局は、日本とアメリカでは完璧に無視された。

いったい、なぜ? 
この問いの奥にあるものこそ、しっかり見つめなければならない。
そしていま、
「日本のため・国益のため」と、日本の自衛隊が多国籍軍に加わり、
イラクに残留することが宣言されるに至っている。
さらに「有事法案」があっさり国会で決議され、
60年前のあの「国民総動員体制」がいつでも再現できることになる。

そしてそれは、中東での石油問題で、敷かれる可能性が高い。
石油確保に危機が訪れたら、それこそ日本の「有事」だからだ。
実際、昨今のイラク、サウジの動きを見るに、
それは十分に起こりうる(いな、起こしうる)ことなのだ。


●悲劇の風景の背後を見る

空にも、海にも、そして水にも、いのちがある。
なのに「人間のため」と称して、
文明人たちは、そのいのちをあくことなく破壊し続けてきた。
最大の破壊行為は、いうまでもなく戦争だ。
戦争は「正義」や「国益」の名のもとに、
自然や人間のいのちを、無惨にも破壊し尽くす。

この現実をそのままにして、どうして「命の尊さ」が伝わるのか。
一方で、石油経済のための戦争に加担し、
さらに子どもたちの未来を、破壊し続けていく。
このやりきれない矛盾に、純な子どもたちは、
あるいはどこかで、なんとなく気づいているのかもしれない。

そう考えると、佐世保事件からも、
悲痛なメッセージが伝わってくるような気がする。
「命の尊さ」は、白々しい言葉からは伝わらない。
いま見つめるべきは、戦争やあの悲惨な事件の、
その背後に潜むものであろう。





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Last updated  June 26, 2004 12:53:23 PM
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