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日本人の死因ワースト3といわれ、3大疾病といわれる、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中。
このうち後遺症が残り、継続的に患者に精神的身体的負担を与え続けるのが脳卒中後の後遺症である。
後遺症対策としてはリハビリがあるが、これが一朝一夕にはいかない。
患者にかなりの負担を与える大変な作業であり、社会復帰するまでには相当の苦難が待っている。
そういった中、まず患者がすべき重要なことは、よい病院の選択である。
充分な調査の上、自分に合ったよい病院を選択していただきたい。

毎日の習慣の朝風呂から上がり、床に落とした眼鏡を拾おうとしゃがむと、左足がぐにゃっと曲がり、そのまま転倒した。
昨年10月12日早朝、東京都大田区の税務会計事務所職員、大林晃さん(51)は、近くの救急病院に運ばれた。脳出血だった。翌日、病院のベッドで目覚めて、左半身が動かないことに気づいた。棒のようにびくともしない。
「仕事には戻れるのだろうか」
ショックと不安に襲われた。数日後、腹筋や腕の上げ下げからリハビリは始まったが、3週間を経ても、着替えや入浴すべてに介助が必要だった。
「職場復帰どころか、介護なしでは生活もできない」と、先の見通しは暗くなるばかりだった。
脳卒中で失った機能は薬や手術で取り戻すことはできない。可能な限り早く、リハビリを始めるのが重要だ。体の機能は、使わないとどんどん低下していく。
運ばれた救急病院には十分なリハビリの体制がなく、紹介されて初台リハビリテーション病院(東京・渋谷区)に転院することになった。
リハビリによる機能回復の効果が高いのは、発症から半年ぐらいまでとされる。発病やけがから、原則的には2か月以内に入院し、2~5か月程度、集中的なリハビリを受けることができる病棟を「回復期リハビリ病棟」と言う。同病院はすべてがこの病棟だ。
11月3日、妻弘子さん(31)に車いすを押されて転院した。祝日にもかかわらず、院内のロビーや廊下などいたるところでリハビリが行われていることに驚いた。リハビリは1日休めば、取り戻すのに数日必要と言われる。休日がない方が望ましい。
もう一つの驚きは、白衣の職員が1人もいず、ベストに、黄色やブルーのシャツ、ズボン姿が制服だったことだ。「病院からトレーニングの合宿所に来たような感じでした」
4人部屋に入ると、その日から、復帰に向けたリハビリはスタートした。ここではし瓶は使わず、入り口にあるトイレに行く。
ベッドに付いたバーを右手で持ち、右足を軸にして立ち、車いすに乗る。乗り移る時にふらつくので、職員が見守り、転倒の恐れがあれば手を添える。し瓶なら人手は不要だが、自分で行くには介助者がいる。
リハビリには、多くの人手が必要だ。手をかけたきめ細かな援助が生活への復帰を促してくれる。
「まずは歩けるように、そして職場復帰できるように頑張るぞ」。大林さんの気持ちは奮い立った。
回復期リハビリ病棟 全国の580病院にある(3月末現在)。病棟の質の向上を目指す「全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会」のホームページ (http://www.rehabili.jp/)
背の高い女性はガンになりやすい!? 2011年08月08日 コメント(1)
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