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前回、脳卒中後のリハビリ施設の選択の重要性に触れたが、実際の違いを下記記事を参考にしていただきたい。
たとえば職員数でも 10床あたりのリハビリ専門職が9.5人から0.6人までばらつきがあり、症状改善を大きく左右する。
患者はまずは、リハビリ施設の選択を慎重にしなければならない。

脳出血で倒れ、左半身マヒの後遺症が残った東京都大田区の大林晃さん(51)は、発症から3週間後の昨年11月、初台リハビリテーション病院(東京)に転院した。
左足は力が入らずだらんと伸びきったまま。ベッドの床に右手をついて起き上がったり、車いすから右足を踏み出して立ち上がることはできたが、すぐバランスを崩して倒れてしまう。
「歩くために、左下半身の筋肉を鍛えましょう」と理学療法士(PT)に励まされ、リハビリが始まった。
ひざで歩いたり、太ももやひざを装具でがっちり固定して、左足に体重を乗せたり。立ったり、歩いたりする動作を支えるお尻や太ももなど下半身の筋肉を鍛え、左足に力を入れる感覚を徐々に身につけていった。
12月末、4点で支えるつえと左足の装具をつけて歩けるまでになった。職場復帰への希望が見えて迎えた年末年始も休みはなく、連日訓練が続いた。
当初は、病室から、食堂まで約100メートルの廊下も15分がかりで、テーブルにつくとぐったりしていたが、倒れてから半年、今は5分ほどで行ける。
月末の退院が決まり、今月中旬、一時帰宅した。病院のベッドとは異なり、自宅は畳。そこから立ち上がれるかどうか心配だったが、訓練のかいあって、1人でできた。そして以前は歩いて10分だったすし屋まで、1時間がかりでたどりつき、半年ぶりのビールを飲んだ。「これでうちに帰れる」と自信を深めた。
大林さんは、「訓練室だけではなく、病棟でも生活に即したリハビリをしてきたので、ここまで回復できた」と言う。
朝夕は、トイレ、着替え、食事、歯磨きと日常の動作が重なる。見守られながら、歩いてトイレに行く。着替えは、右手で、マヒした左手の袖を通した後、右側の袖を引き寄せる。コツをつかむまで、看護師に、袖を通してもらうこともあった。
つえなしで立たなければいけない歯磨きは、最初はふらつき、職員がそばで見守ったが、徐々に肩幅に足を開き、左足に力を入れて踏ん張れるようになった。
同病院では、リハビリにとって重要な朝夕には職員を手厚く配置している。人手が少ないと、一人ひとりの患者に時間がかけられないため、見守らずに、手を出し、リハビリのチャンスを奪ってしまう。
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会の調査では、リハビリ専門職、看護・介護職が手厚い施設ほど、退院時の患者の改善度が高かった。スタッフの手厚さが、回復を左右する。
訓練日とスタッフ数 読売新聞が今年2月に回復期リハビリ病棟のある施設を対象に実施したアンケートでは、10床あたりのリハビリ専門職が9.5人から0.6人までばらつきがあり、訓練日も「年中無休」が19%ある一方、「平日のみ」も8%あった。施設ごとのデータは今月2日のくらし健康面「病院の実力」に掲載、ホームページ (http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/) でも閲覧できる。
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