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2006.02.11
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カテゴリ: 映画-ら・わ行
-2003年作品-

[原題] THE LORD OF THE RING
     THE RETURN OF THE KING
[監督] ピーター・ジャクソン
[出演]  (フロド) イライジャ・ウッド、 (アラゴルン) ヴィゴ・モーテンセン
(サム) ショーン・アスティン、 (ガンダルフ)


似顔絵:ショーン・アスティン


グーニーズに出演していた男の子(マイキーだったっけ?)がこんなに大きくなるとは。

----------


旅はついに終わりました。

それも実に気持ちの良い終わり方でした。
旅の終わりには大きな達成感もあるが、どこか寂しいトコもあります。
多くの物を得るけれど、失う物もあります。
この旅の終わった後にも寂しさ、失われたものもあったけれど、それでも本当に気持ちの良い終わり方でした。

それにしても、“ロード・オブ・ザ・リング”は、主人公があまりにも目立たない話でした。
それは(評論家の方も書いていたが、)すべてを支配してしまう力を持った小さな指輪を捨てに行く物語であるということ。
しかもその小さな指輪は稲妻を出して、敵をやっつけたりはしない。
ものすごい魔法が使えるようになるわけではない。
持つ人の心を蝕み、支配していくだけ。
そしてそれに絶えていくのが、主人公のフロドなのでした。


今回印象に残ったシーンの中で、セオデン王のものを2ケ所ほど。

まずはローハンの騎馬軍団が突撃しようとするペレンノールの野のシーン。
目の前にはミナス・ティリスを取り囲むサウロンの軍団。
整列した騎馬軍団の前で、大きく声を上げ兵士達を鼓舞するセオデン王。
王は馬を走らせながら剣を引き抜き、その剣を並ぶ騎馬軍団の槍にあてていく。
そして王は叫ぶ、「進め、エオルの子らよ!」と。


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剣を槍にあてていく、ただそれだけなんだけど、ミョーにカッコええんです。
それと兵士達を鼓舞する王の姿。
昔の戦いは本当に、ああいう風に兵士達の気持ちを高めていったんじゃないかなぁ、と感じたし、戦争における王の重要な役割だったんじゃないかと思いました。


傷つき倒れた王の傍にくるエオウィン。
気がついた王は、やさしくエオウィンの頬をなでる。
潤む目のエオウィンはおもわず笑顔になる。
そして最後の言葉を交わし、王は亡くなる。
エオウィンは大粒の涙をこぼし、声を押し殺しながら王の体にすがりつき泣き続ける。

このシーンは本当に涙物でした。

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実は原作で王の最後をみとるのは、エオウィンではなくメリーなのであるが、これはこれでなかなか良いのです。
倒れた王の傍にかけつけたメリーに、王はやさしく声をかける。
おもわず泣き出すメリーはやっという。
「殿へのご奉公になしたことといえば、お別れに際してただ泣くほかない仕儀で。」
そこ言葉を聞いた王は、「嘆くでない。」と微笑みながら言葉を返す・・・。

このシーンに関しては映画も良いが、原作もとても良いのであります。

*****

ピーター・ジャクソン監督は、本当に素晴らしい仕事をしたと感じました。
今回「王の帰還」は多くのアカデミー賞を受賞しましたが、これはもちろん「ロード・オブ・ザ・リング」三部作として獲得したものだろうと思います。
原作のファンの人も、また原作をまったく知らない人も、両方ともこんなに満足させる映画も他にはないのではないでしょうか。


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Last updated  2017.04.27 22:19:25
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