虹色のパレット

虹色のパレット

2022.05.18
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カテゴリ: 文化
レストランから15分くらいのドライブ。


お目当てのミドルタウン貯水池トレールに着いた。






湖は2つに分かれている様だが、
この地図で右側のレッド・トレール2.5マイルを歩むことにした。
右から1/3くらいの所に有る青い矢印が駐車場。
そこから赤い点線を辿って湖まで行き、
鋭角で後戻りするような道に出る。
この部分は道が酷く糠っていて歩きにくいことと言ったら!!
次は、直角に左に折れると上り坂で、もう泥濘は無かった。
上まで行ってまあ左に直角に曲がって、なだらかな道を終点の違うパーキング迄。
赤いトレールとしては、そこが終点のようだが、
我らが止めたパーキングに戻るのに、同じ道をもろるか、
オレンジ色の道なき道を突っ切って近道をするか。
勿論我らは近道を突っ切った。







さあ、レッドトレールの入り口。
車が乗り入れないように確り柵が有った。

なだらかな道が続いている様だ・・・。





ほんの少し歩くと、沢山の野茨の門。
何だかメルヘンチックな佇まいにすっかり興奮。





美味しいブランチも食べたし、楽しいお喋りもしたし・・・。
今日の主役の一人、元気な足取りで林に向かう。


処所一寸よければいいくらいの泥濘もあったが、
問題ない。



色々なの野の花も愛らしく彼方此方に沢山咲いて和ませてくれた。

車から降りた時はちょっと寒いと感じたが、
少し歩き出すと、暑くもなく寒くもなくお誂え向きの気温になった。






小さな泥濘をよけたり、
野の花を写真に撮ったりしているうちに湖が見えてきた。





湖の向こう岸にある家、こんな所に住むの良いな~。






貯水池を入れて、恒例、お馬さん鹿さんツーショット。






獲物を狙う、野生動物ならぬ、老馬さん。
カメラを構える時は背中も伸びて、
足はしっかり大地を踏みしめ微動だにしない。




鹿さんは、こんな小川は一跨ぎ。

この少し上から、鋭角に曲がっる道が有る。
この道は、あちこちに泥濘がって、とても歩きにくかった。

カズ姫は、雨が沢山降った後近所にある原生林に行って、一寸迷子になったのか・・・。
自然の地形は常に形を変えているので、知っている所でも分からなくなる。
両足首まで泥に嵌まって怖い思いをしたことが有るので、
今では、泥道恐怖症だ。



此処は道全体が酷く糠っていて、
鹿さんは、倒木の手前から、倒木をよけて上の方に上って、
あっという間に下りてきた。
お馬さんは、あんな所まで登るの嫌だ、よし、この倒木の林を突っ切れ!
と楽をしゆようとしたが、どうしてづして、急がば回れの諺通りだった。
短い足で何本もの倒木を跨ぐのに一苦労。
伸び放題の木々の枝を避けながら歩くのも一苦労。

遠回りをした鹿さんに倒木の林で難儀している所を撮られてしまった。
どうにか沢山の泥沼をやり過ごして、
直角に左に曲がる道に出た。




上り坂、もう泥濘は全くない。
もうあんな泥沼道は通りたくない。
やったーとお馬さん。
登り終えると、また直角に四角を描くように曲がって、
早春の様な木々の芽吹きのこんな風ななだらかな道を辿る。

しばらく歩くと、終点の別の駐車場に出た。

此処から、湖の所まで行けるようになってるけど・・・。
鹿さんは、GPSを駆使してやっとその道なき道を探し当ててくれた。






カズ姫一人なら、この道は探せなかった。
入るとすぐに太い朽ちかけた倒木に見舞われて、
馬乗りになってやっと超えるお馬さん。




草原の道で、かすかに踏みつけられたような跡はついているが・・・。
この姿勢を見ると、かなりの急坂。

でも、泥濘を思えば、こんな坂なんだ坂・・・
柔らかい早春の草は足にも優しい。

暫く草地の様な所を歩いて、
また林に入って、一気に湖の所まで下った。

すると湖の方から、今通り越してきた駐車場に行く一団と出会った。
行く時は泥濘道で出会った人たちだ。

此処を行けば駐車場に出られるんですか・・・
みたいな話になった様で、鹿さんは、しっかり説明していた。
お馬さんは、林の中の急な坂道をのろのろと下って行った。
枯葉の上に足を置いた積りが、穴になっていて危うく転ぶところだった。
ガックっとなった時、カメラを倒木にガクッとぶつけてしまったが大丈夫だった。

やっと娘たちが話している所まで行くと、
”ほら、彼女だってMade it.
我々だって大丈夫だよ。行こう!!
と自分たちが止めた駐車場に向かって出発した。

こっち側から行く方が難しそうだね、お馬さんは人の事ながら心配になった。

暫くすると、来ながら通った道に出た。
後は、湖に沿って行けばいいだけ。

来ながら鹿さんが一飛びで飛び越えた、沢に出た。
相変わらず、優しい音を立てて流れていた。




ここまでくれば、もうすぐ。

その日は一日中、
地平線だけが晴れていて、天空は曇りの変な天気だった。



あの、野茨がアー千を作っていた御伽の国の入り口に着いた。
もう疲れて、足は震えていたが、母の日の笑顔はキープ。

駐車場を出たのは5時ごろで、帰り着いたのは7時だった。
休憩なしの2時間は老馬にはきつかった。

昔は、6時間休憩なしで歩いたものだったが・・・。
たった2時間で足がガタガタ。

無事に車に乗り、帰路に就く。





町への可愛いウエルカムサイン。
まるででテーマパークの一コマの様な雰囲気。
疲れも吹っ飛んで、きょろきょろしていると・・・。





鹿の家族が横切ろうと道路に出てきたところに出くわした。
初めの鹿は渡ったが、後の鹿は後戻り。
この3匹の他に後2匹いた。
テーマパークあり、サファリパークありか・・・。

鹿さんの質問、
鹿って、一匹二匹?それとも一頭二頭って数えるの?

さて、どちらなのでしょうか。
ご存じの方教えてください。





少し高度が下がると、木の芽が色々な色の煙の様に優しく煙っていた。






遠くの山を見た娘は、
何だかっ紅葉の山の様だね。





西の空の地平線に夕日が・・・。





反対側は、母の日スペシャル、ゴールデンキャ二ヨン??
正に金色に輝いていた。

空が不気味な灰色だったから、
こんな不思議な現象が起こったのだろうか・・・。





山の影もくっきりと映って・・・。






日が沈むにしたがって、黄金の山トーンを下げて行く。

3枚を順にみると日没の様子が分かる。





お馴染み、Rt.17に出る頃には、うっすらと夕焼け。

もう少しで、マンハッタンが見えるる所だ。

カメラを構えて・・・。




2回シャッターを切って、
3回目を切ろうとしたらもうマンハッタンは見えなくなっていた。

ちょっと不気味な夕焼け空の下の母の日スペシャル、ピンクのマンハッタン。

一期一会とはよく言ったものだ。

8時過ぎには家に着いた。

娘ちゃん、運転有難う。
素敵な母の日有難う。


それから、2~3日して!!


発送の都合で、少し遅くなったけど母の日のプレゼントと、

BOSEのCDプレーヤーが届いた。

これは、前から気になっていたものだ。

新しいCDプレーヤーは古いものに比べると、ずっとコンパクトだ。
本体についているボタンは上のタッチパネルだけ。
後の機能は全部リモートコントローラーについている。

だから、デザインもすっきり。
そして、こんなに小型なのに、音はばっちり。
古いものよりいい感じだ。

キーシンのコレクション、グレン・グールドのコレクション、
マーラーのコレクション。
その他にも、沢山の名盤を持っている。

その日から、それらのCDを聴いて、まるで若かりし頃の様に心を躍らせている。

今では、本を読む代わりにCDを聴いている。

娘ちゃん、これから一生楽しめる素敵なプレゼント、本当に有難う!!



鹿さんがまだ10歳ごろの事か・・・。
鹿:お母さん、もすぐお誕生日だね、欲しいものある?
馬:ああ、有るよ。
鹿 : 何?何?
馬:世界の平和。
鹿:え~、もっと身近なものでない?
馬:ああ、有る有る。
鹿:何?何?
馬:家族の健康!
鹿:もー!!私が上げられるもので・・・。
馬:それなら…、キーシンのCDしか無い。
鹿:キーシンのCD で持ってないの有るの?
馬:ああ、全部あるよ。
鹿:じゃあ、だめじゃん。
馬:いや、もしかしたら誕生日の頃、新しいCDがリリースされるかもよ。

そうしたら、誕生日前、新しいCDを発見した。
もちろん自分では買わないで、鹿さんにその情報をあげたら、
嬉々としてお父さんとそのキーシンの新しいCDを買いに行った。

と言う具合で、鹿さん曰く。
お母さんのプレゼントって本当に難しいんだから!!

と何時も心を悩ませている様だった。
だから、お馬さんが欲しいなんて言うもの有ったらもう喜んで買ってくれるのだ。

あ、カメラが壊れちゃったなんて言うと、
貴重な情報とばかりに今度のプレゼントにはカメラになる。

物欲欠如のカズ姫、プレゼントの事で娘を悩ませるとは!!




これは、もう40年も愛用しているBOZEのCDプレーヤーだ。
当時はスリムなカッコいいデザインだと思っていたが・・・。
そして、今でも素敵だが・・・。

最新型のを見ると、
時代を感じる。

BOZEの音を聞くと他のメーカーのは聞けない。

一軒家に住んで一時など、
まるでコンサートホール気分で大音響で聞いものだった。
(今は、アパートなので大音響は出来ないが・・・。)
処が、CDの掛かり方がだんだん悪くなって、ついには、
何回やってもCDが掛からなくなってしまった。

FMは聞けるので、
最近はもっぱらWQXR(クラシック音楽ステーション)を聞いていた。

今では、CDと言うテクノロジーも恐竜になってしまったと聞いて驚いた。
CDプレーヤーなんてあまり売っていないと言うので、
老馬はまたも驚いてしまった。

昔は、良いレコードを持っていてもレコードプレーヤがないと嘆いている人がいたが・・・。

カズ姫も沢山のCDは持っているけど・・・

ま、若かりし頃より感性も劣っているだろうし、ま,いいかと思っていたが。

この母の日プレゼントで、若者感覚で心トキメキかせて聞いている。

日進月歩で進歩している色々なテクノロジー。
老馬には追い付いていけない物ばかり。

このCDプレーヤーが壊れる頃は、もうCDなど骨董品。

精々持っているCDを大いに楽しんでおこう。













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最終更新日  2022.05.31 02:48:10
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