仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2007年10月29日
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 今日仕事の関係で土木学会のHPを見ていたら、今年の土木学会推奨土木遺産が発表されていた。学会が決める土木遺産は、幕末から終戦くらいまでに完成した近代土木遺産を対象にしたもので、これを登録して検証することで社会や土木技術者へのアピールを行ったり、まちづくりに活用しようとするものらしい。私も松山市の
ボランティア・ガイドをしている関係で、このような遺産には注意深く見ているのだ。


 土木学会によるとこのような土木遺産を検証することで、「社会に対してアピールできる『わかりやすい物差し』は,もはや技術力ではなく,その文化性ではないのか」としいっているが、確かに旧い橋など造られた時代の先端技術を検証できるなど、今の技術者にとっても得るべきものが相当あると私は思っている。そかも建
造されたその時代になぜここに造られたのかと言うことを調べるのは、非常に面白い作業だし、「身近にある土木構造物が文化財として親しまれるようになれば,それを造った土木技術者に対するイメージも徐々に変わっていくのではないか」と期待している。


 さらに土木技術者には,「自らの職務が単に給料を得るための手段なのではなく,本来は『将来,自らの造ったものが重要文化財になるかもしれない』ほど,独創性にあふれた職業であることを認識すべきである」とアピールしているが、それこそ某ゼネコンのCMではないが、「地図に残る仕事」が出来るのは土木の技術者し
かないことを、もっと若い技術者にアピールできたらとも思っているのだ。


 残念ながら愛媛県で認定されているものには、私がボランティアガイドをしている松山市のものが入っていないのだが、3箇所の施設が登録されている。その3箇所は「今治市小島(おじま)の砲台跡」だが、これは海上の防衛のために明治時代に作られた物が、日ロ戦争の時に解体され旅順港攻略に使用されたというものであ
る。この大型砲による射撃によって、二百三高地の攻略がなったというものなのだ。



ていたもので、コミニティを作る効果もあったらしい。


 西条市にある「大宮橋」は回復式の優雅なアーチ橋であるが、コンクリートで造られたリブと柱が絶妙なデザインで、この橋のリズミカルに配置された支柱間を見ると、橋の機能だけでけだなくデザインも大切であることを、今でも教えてくれる橋として若い土木技術者には、一度でいいから見てもらいたい遺産だと思っている
。本当に自分が造った構造物が住民の役に立つばかりでなく、文化財としても愛でられる施設になることを知ってもらいたいのだ。

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最終更新日  2007年10月29日 18時43分44秒
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