仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

PR

プロフィール

HbA1c 6

HbA1c 6

フリーページ

2009年01月07日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 今日は五節句のうちの「人日の節句」なのだが、五節句の1番目の節句のことを「人日の節句」と言って、陰暦1月7日を「七日正月」としてや、その前日を「六日年越し」として祝う地方が、昔は全国的に多かったそうだ。

 昔は七日を重要な折り目と考えていたそうで、その前日の六日の夜を「六日年越し」とか「六日年取り」といってお祝いをして、お正月最後の日なるその翌日には、七草粥を食べて1年の豊作と無病息災を願っていたそうだ。

 古来中国では、「一日鶏、二日狗、三日羊、四日猪、五日牛、六日馬、七日人の日」とするならわしがあり、このことから年の初めである1月7日を、人を尊重する日と定められており、それが「人日の節句」となっていったみたいだ。

 この「人日の日」に中国では「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」といって、7種類の野菜が入ったあつものを食べて、無病息災を祈る風習があったそうで、日本にはもともとあった「若菜摘み」という風習と一緒になっていったそうなのだ。

 その「若菜摘み」で摘んだ7種類の若菜を使い、塩味のきいた「七草粥」を食すようになったそうだ。この風習は初めは平安貴族たちだけの楽しみだったが、その後、江戸時代の初期に幕府の公式行事として定着したそうなのだ。

 他の五節句と同じように「人日の節句」を祝日にしたことで、将軍や殿様が七草粥を食する儀礼が武家社会で始まり、「人日の節句」は大変に重視された祝日となり、それが七草粥を食べる風習として、一般の人々にも定着していったようだ。

 七草粥の調理は前日の6日夜に、「七草なずな 唐土の鳥が 日本の土地に 渡らぬ先に まだ見ぬうちに 手につみ入れて セリこらたたきの タラたたき」などと、「七草はやし」を歌いながら調理するのが正統なのだ。

 この「七草はやし」は「鳥追い歌」とも呼ばれており、唐土の鳥は「鬼車鳥」とか「隠飛鳥」などと呼ばれる凶鳥で、凶鳥は穀物をついばむ農作物の敵として、まな板を叩く音で害鳥を追い払って、豊作を願うという意味もあるそうだ。

 農耕に悪さをする鳥が海を越えて日本へ渡ってくる前に、まな板になずなを載せて、それを包丁・すりこ木・菜箸などの台所用品で叩いて追い払い、五穀豊穣を祈る「鳥追い」の儀式で唱えるのが問題のはやし歌の由来なのだ。




wrote:
<楽天ブログの日記更新メールです>











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年01月07日 21時14分25秒
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

砥部焼祭り@ Re:減税派の方が少数だといわれているが・・・(04/17) 砥部焼祭りについては、 0896240183 をど…
スマホ@ Re:ディールの好きな大統領といっても・・・(03/31) スマホの知りたいことは、0896244450 か…
aki@ この様な書き込み大変失礼致します 日本も当事国となる台湾有事を前に国民の…
aki@ Re:速歩をはじめよう・・・(03/17) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
aki@ Re:能登半島地震で行われていること・・・(01/16) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: