仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2009年01月17日
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 米国の大統領就任式がいよいよ今週に行われるのだが、バラク・オバマ次期大統領のホワイトハウスへの道はついに最終章を迎え、同時に、米国大統領としてのプロローグが始まるのだ。オバマ次期大統領とその家族は、今日から米国建国の地であるフィラデルフィアで大統領就任に向けたキックオフ・イベントを開始するというのだ。そしてフィラデルフィアから特別列車に乗り込み、その途上であるデラウェア州ウィルミントンでいったん停車して、そこで同地に住むジョセフ・バイデン次期副大統領とその家族も“オバマ列車”に乗り込むそうだ。その後、エイブラハム・リンカーン第16代大統領の暗殺の噂があったメリーランド州のボルチモアに立ち寄り、これからの住居となるホワイトハウスが建っている、首都ワシントンDCを目指すというのだ。

 普通は大統領専用機である「エアフォース・ワン」を使って首都のワシントンDC入りをするそうなのだが、オバマ次期大統領の列車でのワシントン入りには、あるメッセージが込められているそうで、「黒人の血を引く初の米国大統領として、今後予想される様々な苦労を乗り越え、新しいアメリカをつくっていく」といった決意の表れだそうだ。オバマ次期大統領といえば、節目節目のイベントで必ず意識している人物がいるのだが、その人物と言うのが奴隷解放の父と呼ばれたリンカーン大統領なのだ。今回のワシントンDCへの列車入りも、リンカーン大統領が大統領就任時のやり方を踏襲したものらしいのだが、リンカーン大統領は大統領に就任するときに、イリノイ州スプリングフィールドから2週間の列車の旅で、首都のワシントンDC入りしているのだ。

 このイリノイ州の州都はリンカーン大統領が地盤としたスプリングフィールドなのだが、最大の都市はオバマ次期大統領が地盤としているシカゴなのだ。オバマ次期大統領は、イリノイ州最大の都市、シカゴを拠点にしたのには意味があるそうで、イリノイ州の州都スプリングフィールドはリンカーン大統領の選挙区だったこともあり、シカゴは黒人にとっての“現代の聖地”なのだそうだ。昔からイリノイ州というのはは自由州で、奴隷制を禁じていたというか、黒人移入にあまり関心がなかった州だったようだ。まだリンカーンが生きていた時代のシカゴの黒人人口は1000人ほどで、そのころの人口の1パーセントほどでした。ところが、自動車産業が発展していく産業育成と、第一次、第二次大戦と戦争が起きるたびに、綿花産業から離職した南部からの職を求めた黒人の大移動が起き、急激に黒人人口が増加していくのだ。

 今回の大統領就任式の宣誓でもオバマ次期大統領は、リンカーン大統領が就任式で宣誓した聖書を用いるそうで、米国生誕の地から、リンカーン大統領の功績をたどるようにワシントンDCに入るという姿勢は、まさに、リンカーン大統領を目指しているのだろう。そんな話題もあっていよいよ四年に一度の大統領承認式が始まるのだ。






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最終更新日  2009年01月17日 08時26分17秒
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