仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2009年03月23日
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 先週の週末は広田弘毅のTVドラマを見たのだが、今週の週末は「くりべの太陽」を土曜日と日曜日に見たのだ。私の職業が土木の技術屋ということで、三船敏郎と石原裕次郎の映画版は大昔に見ているのだが、今回はフジテレビが開局50周年ということで、けっこう巨額の費用を投じてTVドラマ化したそうだが、今回見てもけっこう面白いドラマだった。聞くところによると映画は制作者の意志によりビデオ・DVD化が禁止されているため、今日では映像としてみるのは非常に困難だそうだ。

 この「黒部の太陽」というドラマの原作本の作者が、木本正次となっていたので、TVドラマでユースケサンタマリアが演じていた、熊谷組の土木技術屋であった、木塚一利氏が書いた本だと思っていた。本の内容はもともと毎日新聞に連載されたドキュメントだそうだが、著者は毎日新聞社の記者だったそうだ。今回のTVドラマでは、土木関係の専門用語の解説がプロップで出ていたが、トンネル用語を知らない人には親切な演出でよかっやと思った。この映画やドラマの見せ場の中に、トンネル掘削中に大破砕帯に遭遇し、大出水が起きるシーンがるのだが、これを迫力ある映像で表現できるかが、前の映画でも今度のTVドラマでもの成功を左右すると言っていいだろう。

 前回のの映画では、水槽に水を入れて水圧で壁が破れ、大出水が始まるはずであったそうだが、水圧が上がっても壁が破れず水が来なかった。おかしいと静まりかえったそのとき、突然の「ドカンッ」という大音響とともに水が突出してきたそうで、石原裕次郎も三船敏郎も周りの俳優も、思わず我を忘れて必死の形相で逃げ出したそうだ。幸いにも多少のけががあった程度ですんだのだが、映画が完成して試写会に今の天皇陛下が来られたときに、「あれは、どういうふうに撮影されたんですか」と質問をされたそうだ。すると石原裕次郎が「あれは本物の事故を撮ったんです」と答えたというエピソードが残っているのだ。

 私も実際にダムの現場もトンネルの現場も経験しているのだが、これらの難工事を遂行したゼネコン大手は、鹿島建設・間組・熊谷組・佐藤工業・大成建設の特命5社なのだ。戦争が終わって10年くらいしか経っていないころの技術者の思いの高さと、今の建設業全体の窮乏を考えると、なんともやりきれない思いがする。





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最終更新日  2009年03月23日 00時59分14秒
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