仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2009年05月17日
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 厚生労働省は神戸市内の同じ高校に通う高校生9人について、国立感染症研究所の検査で新型インフルエンザ感染が確認されたと発表した。これで日本中に新型インフルエンザが、蔓延することの立証がされたわけだが、今日の朝のTVの中で与党の幹部が「新型インフルエンザの流行は、たいした事態とは思っていない」と発言していた。しかも兵庫県高砂市の高校でも、渡航歴のない3人が新型インフルエンザ感染濃厚であることが判明しており、国立感染症研究所が遺伝子検査で最終確認をしているが、この高校や兵庫高校の感染者のほとんどは、バレーボール部員となっており、感染が確認された神戸高校の3年生もバレーボール部員で、大型連休中に2校と交流試合をしているというのだ。そのうえ感染の疑いのある症状のある高校生は約100人を超えており、その生徒全員に聞き取り調査と簡易検査を進めているのだ。

 この中で私が問題だと思うのは、いくら民主党の新代表が決まった問題で討論していたTVだろうが、自民党の幹部が「新型インフルエンザの流行などあまり大きな問題ではない」と発言したことで、マスコミなどはきっとあまり問題にはしないだろうが、その態度が今回の神戸市の高校の校長の態度にも表れているのだ。その問題校の校長は「驚きという言葉しかない。私どもの足元で起こるとは夢にも想像しなかった」と動揺を隠せない様子だったが、大型連休中は世界中で新型インフルエンザが流行し始めてころで、そのころになぜバレーボールの交流試合をしたのか、私には理解が出来ないのだ。初の国内での新型インフルエンザ感染が確定した神戸市では、学校間のスポーツ交流を通じて感染しており、その注意不測の結果で、市対策本部が特定した地域では、幼稚園・小中学・高校が1週間休校になり波紋が広がったのだ。

 こんな国内感染という重要な事態になっているのに、政府の関係省庁の局長級でつくる「新型インフルエンザ対策本部」では、集会やスポーツ大会に関しては、新型インフルエンザが今は弱毒性と指摘されていることから、当初想定に含めていた主催者への自粛要請はせず、必要性の検討や開催する場合は、感染機会を減らすための工夫を求めることにとどめたそうだ。(なんという馬鹿なことを言っているのだ…)政府は引き続き水際対策も進める方針を確認したが、国内初感染が確認されたのに伴い、重点は感染のまん延防止策に移したそうだが、河村官房長官は会合で「新しい局面を迎えたが、多くの方が順調に回復されている」と呑気なことを言っているのだ。

 新型インフルエンザが猛威を振るった90年前の新聞では、「感冒ははじめはたちがよくて、寝込む人など一人もいなかったが、最近は病質が一変し、危険性が高まっている」と載せられており、今回の新型インフルエンザが安心だとは、何時まででも言えないのが実情なのだ。そのことを政府の役人も与党の幹部も国民には隠し、「大丈夫だ」と嘘の情報を流しているのだ。そのうえ厚生労働省では感染ルートの特定も行っていないらしく、厚労省の幹部は「現在、関係者から聞き取り中」とか「わからない」などと、歯切れの悪い答えを繰り返しているのだ。これは感染ルートをハッキリさすと、経済活動等にも支障が出ると思っているからに違いないのだ。つまり、国民の命よりも企業活動のほうが、大切だと思っている証拠なのだろう。






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最終更新日  2009年05月17日 10時07分24秒
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