仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2009年05月25日
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 昨日はプルサーマル計画に反対する集会があったので、どんな話をするのかと行ってみたのだが、当然のことながら「反対、反対」のオンパレードだった。私のように建設業で働いている人間にとって、国から原発のある地域への電源立地地域対策交付金は、生活道路の建設費やいろいろな建設工事費になるので本当にありがたいのだ。愛媛県にはプルサーマル受け入れに同意した都道府県に、国から支給される「核燃料サイクル交付金」が最大で総額60億円も支給され、原発のある地域の振興計画に充てることなどができるのだ。この地域振興計画というのは、生涯学習センター・細かな生活道路の建設費や、公民館・保育所の建設・運営費にも充てられているのだ。(進行計画の中で一番多いのが、たしか道路建設費だったと思っているのだが…)

 ところが、現在行われようとしている四国電力のプルサーマル発電計画というのは、原発で通常利用されているウランと、低濃度のプルトニュウムを混合したMOX燃料を、ウラン用の原子力発電所に使用しようとしているのだ。これは一般的に家庭にある灯油用ストーブに、ガソリンが余ったから入れようというのと同じなのだ。少しくらいはガソリンが混ざってもきっと大丈夫だという論理で、こんな危ないことが実施されようとしているのだ。一般家庭でこんなことをしたら消防署が火を噴いて怒りそうなことを、国や県がが認めているのだから驚きなのだ。それというのも原子力発電では、ウランとプルトニュウムの混合燃料を使用すると、使用したプルトニュウムよりも多くのプルトニュウムを得ることができるそうで、発電のためにMOX燃料を使えば使うほど、新しい燃料が増えて行くのであるからまさに夢のような話なのだ。

 昨日の会合では猛反対の意見しかなったのだが、普通の住民は「プルサーマル発電と聞いても難しいことはよく分からない。今更原発反対と言ってもしょうがないし、安全にやってもらうだけ」と、しらけた意見が大半なのだ。国や県および電力会社は「ウランは限られた資源だからプルサーマルが必要だ」といっているが、プルサーマル発電計画が必要な本当の理由は、電力会社の利益のためなのだろう。電力会社の職員は「もともと原子力発電自体が危険であるため、プルサーマル発電で危険性が増しても、実生活はそれほど変わらない」と言っているが、昨日の集会の話を聞いてみると、従来の原発稼働以上にプルサーマル発電は、危険なことは明らかなのだ。伊方原子力発電所3号機のプルサーマル計画については、原子炉等規制法に基づき安全性などを、最新の知見をもとに約1年半にわたり審査されて安全性は確保されているそうだが、その審査内容はどうやら眉唾物みたいだ。

 ともあれ、あと数日で伊方原子力発電所にもフランスから、MOX燃料が運び込まれるのだが、私が住んでいる愛媛を実績のあまりないプルサーマル発電計画の実験場にすることには、いくら工事の仕事が少なくなろうと私は絶対に反対なのだ。





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最終更新日  2009年05月25日 01時36分21秒
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